※このストーリーは、noteで発信した記事を転載しています。
2025年3月より、カンリーのプロダクトマーケティング部に入社しました、堀部と申します。入社エントリーを書くのは初めてで少し緊張しますが、「まずやってみろ」というカンリーのバリューに背中を押され、自分の言葉で綴ってみました。
この記事では、これまでのキャリアのこと、カンリーに入社するまでに感じていた想い、そして入社後に感じた魅力についてまとめています。 特に、コミュニティに関心のある方や、転職を考えている方にとって、少しでも参考になれば嬉しいです。
<この記事のポイント>
・飲食からITへのキャリアチェンジと、その原体験
・ユーザーコミュニティの立ち上げ経験から学んだこと
・カンリーに入社を決めた理由と、今後やっていきたいこと
目次
- プロフィール
- これまでのキャリア
- “人との関わり”に目覚めた飲食時代
- “アナログ人間”がITの力に感動した時代
- “誰もやっていない領域”に挑んだコミュニティ立ち上げ時代
- 転職のきっかけ
- 辰巳さん(カンリー)との出会い
- カンリーに入社を決めた理由は“カルチャーと人”
- カンリーでの現在の業務
- 最後に
プロフィール
- 1992年生まれ、滋賀県出身
- 趣味:漫画、料理、K-POP、お酒、(最近は芋焼酎にハマっています)
- 好きなもの:キングダム、蟹(この二つの話で一晩飲めます)
- ストレングスファインダー:共感性/適応性/ポジティブ/社交性/運命思考
これまでのキャリア
私のキャリアは、飲食店の店長からスタートしました。その後、東京に上京してIT業界へ転身しました。 実はその間に少しだけ、横浜のカップヌードルミュージアムでの接客・MCも経験しておりますがここでは割愛します。ざっくり言うと「飲食→IT」という、一見すると不思議なキャリアかもしれません。
“人との関わり”に目覚めた飲食時代
飲食業界に入ったきっかけは、高校時代のアルバイトでした。「お金が稼げて、まかないも出るなんて最高!」というシンプルな動機です。
もともと内向的で人と話すのが苦手だった私ですが、飲食の現場を通じて、少しずつ自分の殻を破ることができ、人との関わりの中に楽しさや充実感を感じるようになりました。
その時に出会った飲食の方々、お客様には本当に感謝しています。
高校卒業後、美容専門学校への進学を考えていた最中、バイト先のオーナーから「1ヶ月後にクレープ屋をオープンするんやけど、店長やらへん?」と誘われました。 19歳で店長なんて中々できない経験...何より面白そうだったので、二つ返事で引き受けました。
この時に、「この経験が将来“語れる自分”をつくれるか」という視点が、自分の中で芽生えた気がします。
もちろん、いきなりクレープ屋の店長なんて簡単ではなく、「クレープってどう作るんだ...?」という状態からスタートしたので、正直結構大変でした。このまま逃げようかと本気で思ったことも何度かありましたが、逃げずに向き合ったこの経験が、自分を大きく成長させてくれました。
このお店は後ほど主軸のハンバーガー屋と統合しカフェ業態のようなお店になります。店づくり、メニュー開発、イベントやフェスの出店、売上管理、スタッフ育成、フランチャイズ立ち上げなど、現場のすべてに携わらせていただきました。
その傍ら、営業終了後はスターバックスでバイトをし、“バリスタトレーナー”として新人育成にも携わりました。 スタバのビジョン・接客スタンス・効率化されたオペレーション、非常に学びの多い時間でした。体力的に大変な時もありましたが、スタバでの経験も、今の自分の糧になっています。
<飲食業界から学んだ3つのこと>
1. 自分の姿勢ひとつで、場の空気や人との関係性が良くも悪くも変わる。
2. 逃げずに行動し続けることでしか得られない自信と信頼がある。
3. 未経験でも、まずは一歩を踏み出すことで道が開ける。
“アナログ人間”がITの力に感動した時代
「大人になったら東京に行きたい」と小さい頃から漠然と考えていた私は、「東京といえばITでしょ!」という謎の勢いで飲食店を退職し上京。飲食店向け予約アプリを提供する『株式会社トレタ』に入社しました。
当時の私は売上管理を全てキャンバスノートとボールペンで管理していたほどのアナログ人間。PCの電源の入れ方すら分からないという致命的な弱点を抱えていましたが、面接官だった上司に恵まれ、無事入社することができました。
そんな私にとって、ITの力は驚きの連続でした。 売上管理、常連様の趣味嗜好を記憶するなど、自分の感覚でこなしていたことが、ITによって効率化され、本質的な仕事に時間を使えるようになる。
この体験から、「ITの持つ力や魅力を、もっと多くの人に伝えたい」と強く思うようになりました。
トレタでは法人向けのカスタマーサクセスチーム(以下CS)を担当し、最終的には100店舗以上を管理する企業の担当チームも経験できました。課題の把握、信頼関係の構築、提案の仕方など試行錯誤の日々でしたが、CSという“お客様の成功を支援する”職種は、非常にやりがいがありました。
また、「飲食業界の一員」ではなく「飲食業界を支援する立場」から関わることで、企業のこだわりや情熱に触れることが出来、より一層この業界へのリスペクトが高まりました。
“誰もやっていない領域”に挑んだコミュニティ立ち上げ時代
充実した日々を過ごしていましたが、「違う業界にもチャレンジしたい」という想いが湧き、『AI inside 株式会社』に転職しました。
AI inside では法人向けCSを経て、テックタッチCSの立ち上げにも関わることができました。その活動の一環として、「ユーザー同士が助け合える場をつくろう」と、オンラインコミュニティの立ち上げに挑戦することに。
上司から「コミュニティやってみない?」と声をかけられたとき、正直「コミュニティって何?」という状態でしたが、飲食時代に芽生えた「語れる経験になるかも」というスタンスで、即答しました。
やってみて初めてわかったのは、コミュニティ運営が想像以上に地道で、でもそれ以上にやりがいのある仕事だったということ。ユーザーとの1on1実施、投稿の提案、イベントの設計・運営、コンテンツ企画・制作、社内への認知づくりなど、やるべきことは盛りだくさん。
その過程で私はCSからマーケティング部に異動し、「コミュニティ担当」として本格的に活動するようになりました。
地道な取り組みを1年以上続けた結果、ユーザー同士が助け合ったり、プロダクトへのフィードバックが自然と生まれたりと、良い循環が生まれ始めました。
最終的には、社内からは「ユーザーと話せて仕事のモチベーションが上がった」「プロダクト改善に繋がった」、社外からは「同じ目線でアドバイスがもらえて助かった」「仲間と話すことで仕事に対する意識が変わった」といった声もいただける場になり、登録者は3,000名を超えるコミュニティへと成長しました。
コミュニティは短期的な成果が見えづらい領域ですが、長期的には顧客との信頼関係の構築やブランド資産となり、企業の強力な成長エンジンになると私は今、確信しています。
<IT/コミュニティなど未知の領域に飛び込んで得た3つのこと>
1. 「わからないから面白い」と思えるスタンスが、次の扉を開く
2. 人との信頼が、変化に立ち向かう原動力になる
3. 実際に手を動かし、声を聞いてこそ見える景色がある
転職のきっかけ
コミュニティ運営を軸に、展示会や自社カンファレンスの企画・運営などマーケティング領域にも携わる中、気づけば30代に突入していました。
これまでは、「目の前のことに真剣に向き合えば、自然と次の道が開ける」というスタンスで走ってきましたが、このタイミングでふと、「自分はこれからどう生きたいか?」を考えるようになりました。
AI inside では恵まれた環境で働いていたものの、湧いてきたのが「整っていない環境で、市場や事業をつくる側に回ってみたい」という思いでした。
上場企業という整った環境を経験したからこそ、次は“つくる側”にチャレンジしたい。そう考えるようになりました。
そんな折、カンリーの代表・辰巳さんからご連絡をいただきました。
辰巳さん(カンリー)との出会い
出会いはトレタ時代。担当していたお客様のレセプションパーティーで、たまたま隣に座っていたのが辰巳さんでした。事業やサービスについて熱く語る姿に圧倒され、当時は少し引いてしまったのですが(笑)、強烈に印象に残っていました。
その後お声がけいただき、代表やメンバーの方とお話しする機会をいただきました。
カンリーは事業の勢いもあり、人も良く、面白そうな会社だという印象はあったのですが、当時はAI inside でコミュニティに全力投球していた時期。結果的に、入社には至りませんでした。
でも今回改めてお話を聞く中で、事業のスピード感や「コミュニティをやりたい」という構想、この先に描いている未来に、面白さを感じました。
組織規模は当時よりもかなり拡大していて、「私が行きたいと思っていた“つくる側の環境”とマッチするだろうか?」という迷いもありましたが、
話を聞くほど、整ってきているからこそ見えてくる “まだ整いきっていない部分” や、 “これから築いていく余白” があると感じました。
その「余白」こそが、これまでの自分の経験を活かせるフィールドだと思えたし、むしろそこに惹かれて、より一層興味を持つようになりました。
今のカンリーなら、自分のやりたいこととマッチしているし、チャレンジのしがいもあるかも。そう思い、気持ちは自然と前向きになっていきました。
実はこのとき、いくつかの企業と並行してお話を伺っており、最終的にカンリーともう一社(20名規模のベンチャー)で悩みました。
それでも、最終的にカンリーを選んだのは、「カルチャー」と「人」に惹かれたからでした。
カンリーに入社を決めた理由は“カルチャーと人”
私がカンリーを選んだ一番の理由は、組織文化と、それを体現している「人たち」の存在です。
個人的な考えですが、多様なバックグラウンドを持つメンバーが集まる組織では、“カルチャー(ミッション/バリュー)”がしっかり浸透していることがとても大切だと思っています。
カンリーでは、共同代表をはじめとした経営陣が、そのバリューを誰よりも体現していて、まさに「歩くバリュー」。
毎月のように新しい仲間が入社している中でも、自然とカルチャーが根付き、組織の軸がブレていない。
それって、実はすごく難しいことだと思うんです。
だからこそ、その組織作りの中に飛び込んで、体感してみたいと思いました。
さらに、経営陣やメンバーの皆さんと話す中で感じたのは、「本質的にポジティブな人」が多いということ。
課題に対して前向きに向き合い、どう乗り越えるかを一緒に考えられる。そんな人たちとなら、熱量高く、前を向いて働ける。そう思えました。
<入社を決めた3つの理由>
1. バリューを体現している経営陣と、カルチャーが浸透している組織
2.「課題を前向きに語れる」本質的にポジティブな人たち
3.コミュニティ構想と、自分の経験が活かせる実感
カンリーでの現在の業務
カンリーでは、共同代表という体制を活かし、「マーケティング事業本部」と「HR事業部」という2つの事業ドメインに分かれています。
私はそのうち「マーケティング事業本部」内の「プロダクトマーケティング部」に所属し、さらに「マーケティングデザインチーム」として活動しています。
このチームでは、「店舗経営の支援といえばカンリー」というブランドポジションの確立を目指し、コミュニティの立ち上げやコンテンツづくりを進めています。
様々な部署の方と連携しながら、「店舗経営を支える、世界的なインフラを創る」というカンリーのミッションの実現に向けて、挑戦を始めているところです。
入社して約3週間。今のところギャップはなく、むしろ「まだまだチャレンジできることがたくさんある」と、すでに大きなやりがいを感じています。
出社スタイルにもすぐ慣れましたし、フルフレックス制度があるので、柔軟に働ける点もとてもありがたいです。
カンリーのお客様は、飲食・小売・塾など、店舗ビジネスに関わる方々。
日本だけでも数百万店舗、世界ではさらに多くの方が店舗ビジネスに携わっています。
そんな皆さまが抱える課題を解決し、本来取り組みたかった創造的な仕事に集中できる環境を提供できるように。
私もこれまでの経験を活かしながら、ときに“アンラーニング”もしつつ、日々チャレンジしていきたいと思います。
最後に
振り返ると私は、「特定の業界や職種にこだわらない」と思っていましたが、根っこにあったのは一貫して、
「生きていけること」そして「その経験が、将来“語れる自分”をつくれるか」という軸でした。
飲食もITも、その視点から選び取った選択肢だったように思います。
これからも、自分の価値観に素直に、面白い大人を目指したいと思います。
「20歳の顔は自然から授かったもの。30歳の顔は自分の生き様。そして、50歳の顔にはその人の価値がにじみ出る」
―― ココ・シャネルの言葉のように、価値ある顔を目指して、カンリーでの挑戦を楽しみ、これからも面白い経験を重ねていきたいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
カンリーでは一緒に働く仲間を全方位で募集中です。 コミュニティやPMMに興味がある方、カンリーのカルチャーが気になった方、あるいは「この人ちょっと気になるな」と思ってくださった方、ぜひカジュアルにお話ししましょう!
▼PMMチームの入社エントリーもぜひ。素敵な方々です!
▼カンリーの文化(バリュー)浸透施策についてはこちらのnoteで詳しく話されています