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#すごい副業 「家入一真を唸らせる新規事業コンテスト」 参加メンバーインタビュー 前編

7月1日から開始したYOUTRUSTさんが運営する”すごい副業”における新規事業コンテスト。
今回の#CAMPFIREの日々 では、数百件に及ぶエントリーの中から選出された7名に「エントリーのきっかけ」や「新規事業に対する想い」などを率直に伺っていきます。
前編は、社外から業務委託として参加してくださっている3名にお話を伺います。


松本 浩伸(まつもと・ひろのぶ)
東南アジア特化型M&Aマッチングプラットフォームサービス「DoMandA」代表
大阪大学大学院医学系研究科 修了。大学卒業後、GCA株式会社へ入社。約4年半、主にクロスボーダーM&A案件のエグゼキューション業務に従事。その後、シンガポールへ移住し、現地M&Aブティックファームへ入社。戦略立案から買収後のPMIサポートまで一貫して日系企業の東南アジア進出をサポート。国内ではスタートアップの財務顧問やノーコード(主にBubble)によるMVP開発、渋谷区役所スタートアップ支援事業との起業大学の設立プロジェクト等に従事。

好きな言葉:レールから外れる、唯一無二


高橋 桃花(たかはし・ももか)
明治大学 情報コミュニケーション学部3年 / Z世代ESGコミュニティ「Z-SESAI」代表
高校時代から1,000名規模のライブイベント運営を行い、当時からビジネスコンテストに出場。大学入学後は複数のアルバイトとサークルを掛け持ちしながらHR支援・Webマーケティングのインターンを経験。現在はプロトスター株式会社・株式会社経済界にてインターン生として在籍。VCのキャピタリストを目指している。

好きな言葉:人間が想像することは実現できる


井口 剛志(いのくち・つよし)
「水産業界に関わる、全ての人を豊かにする」をミッションに掲げるプラットフォームサービス株式会社ベンナーズ代表
1995年5月26日生まれ。福岡県出身。祖父、父と三代に渡り水産業界に従事している。高校1年時に日本の高校を中退し、単身アメリカへ。John Bapst Memorial High Schoolを卒業後、Boston Universityに入学。アントレプレナーシップ専攻。学卒後すぐに株式会社ベンナーズを創業。

好きな言葉:急がば回れ

ーー今回、”すごい副業_新規事業コンテスト”にエントリーしようと思ったきっかけは何でしょうか?

松本さん:以前から「M&A×クラウドファンディング」というアイデアは面白いのではないかと思っていました。個人が会社を買って起業することが徐々に一般化してきている世の中に対して、それをサポートしていく仕組みはまだないのでいつかやりたいと頭にありました。

勿論、自社でクラウドファンディング事業を行うことも検討しましたが、ゼロから立ち上げるにはハードルが高く、既に集客力のあるプラットフォームと連携してできればと考えていた時に、たまたまこの募集を見かけました。
“CAMPFIRE"というリソースを活用すれば、自分の考えを実現できるかもしれないと思ったことがエントリーのきっかけです。あとは、家入さんが唸る姿を見てみたいという興味もありました。(笑)

高橋さん:私は、以前からシニアを積極的に取りこんだクラウドファンディングの仕組みがあれば面白いのではないかと考えていました。この募集の1ヶ月前に、ちょうどそのアイデアを身内の起業プログラムでプレゼンしていたことがあり、タイミングよく今回の募集をみつけてぜひエントリーしてみようと思いました。

クラウドファンディング業界の中でも有名なCAMPFIREでプレゼンをしたら、何か面白いことができるのではないかという好奇心もありました。

遡ると、高校時代に初めてビジコンに出てからビジコンが大好きになりました。以降、自分でビジコンに出たり運営に回ったりしていましたが、通常のビジコンはただのアイデア出しで終わることが多くて。実際に事業化に向けて本気でやりたいと考え、起業家との繋がりを模索していた時にこの募集を見つけ、自分がやりたかったことに近いと思ってエントリーしました。

井口さん:Facebookで偶然すごい副業の広告を見て、面白そうだと思い、勢いでエントリーしました!”家入さんとだったら”、”CAMPFIREとだったら”何か面白いことが出来るんじゃないかという漠然とした期待もありました。

ーー元々、新規事業をやりたいと考えていたのですか?

松本さん:はい、現在、国内スタートアップの新規事業立案や財務戦略立案、ノーコードによるMVP開発支援等を行っており、新規事業を自ら手掛けることは勿論、新規事業に取り組む起業家の支援にもとても関心があります。実際、渋谷区役所と共に「挑戦する人を応援する起業大学」を作ろうという話をしているところです。


高橋さん:漠然とやってみたいな..という気持ちはありました。アイデアはありましたが、今まできっかけがなかった形です。

今回のアイデアについては、スケールが大きい話になるのですが、止まっている経済を活性化させたいという思いが前からあり、シニアを中心としたお金の活用について企画を始めていました。

井口さん:常にありますね。日々色んなアイデアが湧いてくるので、しっかり取捨選択して取り組まないといけないと感じています。

ーー数ある新規事業コンテストの中でCAMPFIREを選ばれた理由は何でしょうか。

松本さん:家入さんです。尊敬する起業家の一人で、実は家庭環境や原体験で結構重なるところがあり、書籍を読んで勝手に親近感を抱いてました。唯一無二の起業家だと思っています。なので、仮にアイデアが全くない状態だったとしても、絞りだして応募していたと思います。

高橋さん:たくさんの人が興味を持つ企画になると思ったからです。自分の考えるアイデアが可能性のあるものなのか、判断がつかず迷っているところがありました。しかし、仮にこのようなコンテストで企画が選出されたら、自分にとって大きな自信に繋がる気がしてエントリーしました。

井口さん:CAMPFIREのビジョンにも非常に共感できるし、我々も今クラウドファンディングプロジェクトを実際に実行してみてCAMPFIREのインパクトを実感したので、何か一緒にやれば大きなインパクトを生み出せそうだなと思いました。

ーーエントリー後の周囲の反応やご自身の心境の変化はいかがでしたか?

松本さん:今まで色々やってきているので、びっくりはされなかったです。周囲の起業家はかなり応援してくれていますね。起業家コミュニティの中にはエンジニアもいるし、憧れて自ら声をかけて出会った人たちなど大勢います。ユーザーインタビューとしてバラエティーに富んだ10名以上の経営者と話し、アイデアのブラッシュアップに付き合ってもらっています。私の見えている世界は限られていると思っているので、とても参考になります。

高橋さん:私の周りの反応は大きく2つに分かれました。単純に「すごいね」という反応と、事業化に向けて本気で応援してくれる人たちがいました。家入さんに憧れるような若手起業家もコミュニティに多かったので、うらやましがられることも多かったです。

私が今回のようなアイデアを考えていたことを既に知ってくれていた人たちには、本気の応援をもらい、中にはSNSを通じて人を繋いでくれるという嬉しい効果もありました。


井口さん:まさか本当に通ると思っていなかったので、最初は実感が湧かずふわふわとしてましたが、今はどんな面白いことが出来るのかとワクワクしています!

ーーどんな事業案を考えていて、背景にはどんな想いが詰まっていますか?

松本さん:一言でいうと「サーチファンド×クラウドファンディング」です。サーチファンドはまだ日本では聞きなれない言葉だと思いますが、今、日本の根深い事業承継問題を解決する一つのソリューションとして注目されつつあります。

普段はM&Aアドバイザーとして様々な中小企業のオーナーの方とお会いする機会がありますが、皆、事業承継に頭を抱えています。「松本くん、跡継ぎやらない?」といわれたことも一度や二度ではありません。ただ、事業承継問題は不要不急の課題ではないため、先送りにしている、これが日本の現状です。
国もM&Aマッチングプラットフォームの利用を促したり、さまざまな方法で第三者承継を促そうとしてますが、国内M&Aの年間4,000件に対し、後継者不在の企業数は127万社ですからね。現在の延長上に解はないんです。

少しインタビューをすれば分かることなんですが、経営者は我が子のように可愛い自分の会社をすぐに売却するという決断はできない。ただでさえM&Aアレルギーのある経営者が多い日本で、コンタクトの入口がM&A仲介業者の「売りませんかー」ではダメです。粗削りでもいい、熱意を持った若者からの「右腕として一緒に経営させてください」という言葉、アプローチこそが必要なんです。
つまり、このアイデアは能力のある、熱意ある個人を応援することによって、社会課題を解決しようという試みなんです。ただ、この類の個人を応援しよう系の事業は、数々のスタートアップが挑戦しては消えている、屍だらけの領域です。

乗り越えなければいけないハードルはたくさんありますが、CAMPFIREというブランド力やプラットフォームとしての集客力、クラウドファンディングの知見やノウハウを活用し、サーチファンドという新しい仕組みをクラウドファンディングという一般個人を巻き込む形でアレンジすることで、日本の経営者の高齢化や後継者不在問題にメスを入れたいと考えています。

高橋さん:シニア世代を支援者としたクラウドファンディングだったり、資金援助だったりのサービスを考えています。
クラウドファンディングに馴染みのなかった領域の方に対して、プロジェクトに積極的に関われるような仕組みを作ることができれば、新たなチャレンジの加速とそれを支援する輪を広げられるかと思います。そんな素敵な世界を目指したいです。

井口さん:一次生産者に特化したクラウドファンディングページの立ち上げです。マルシェの様な、色んなフィッシャーマンやファーマーとコミュニケーション出来てこだわりの商品を購入出来る様なものをイメージしており、ページ作りから商品開発など一貫して我々がサポートするという座組みです。出来ればプロジェクト終了後も持続的に収益を上げていける様にコンサルティングしていけたらと考えています。

流通構造の複雑化や消費者のライフスタイルの変動などにより、生産者は新たな売り方や商品を作っていく必要があります。特にコロナの影響で市場流通が各地でほぼ機能しなくなったことはこの動きに更に拍車をかけていると思います。
その中でクラウドファンディングという新たなマーケティングが生産者の中でも注目を集め、少しずつ新たなプロジェクトが生まれてはいますが、まだまだ数は少ないし、目標未達成のまま終わっているプロジェクトも少なくありません。

「クラウドファンディング に興味があるけど、どうしたらいいか分からない」「日々の作業に追われて中々踏み込もうにも踏み込めない」「そもそもインターネットが使えない」

などなど、クラウドファンディングに興味はあるけど、実行に移せていないという生産者は全国にごまんといるのではないか。
そして、ページ作りであったり商品開発をサポートしてくれる体制があるだけで、かなりのハードルが下がり、結果クラウドファンディングをやりたい!という生産者は増えるのではないか。そういう仮説を私は持っています。

食品産業は不滅です。人は生きる限り食べ続けないといけません。これからも美味しいご飯を食べ続けるために、豊かな暮らしを育んでいくためにも、一次産業をもっとエンパワーメントしていく必要があると私は思います。クラウドファンディングをきっかけに、多くの生産者がもっと稼いで、未来へと続く仕組みを作っていければなと願ってます!


ーー新規事業案を進める中で面白さや難しさを感じる場面はありますか?

松本さん:仮説が覆された時はショックでしたね。私の場合、応募当初の事業アイデアはユーザーインタビューによって一瞬でボツになり、中間発表プレゼンの直前まで何もアイデアが決まらないという状況でした。違う意味で家入さんを唸らせてしまうかもしれないという不安で泣きそうでしたね。その期間は、悩みに悩んで正直めちゃくちゃ辛かったです...。

中間発表の3日前に”サーチファンド”という仕組みを海外文献で発見し、クラウドファンディングと組み合わせる仕組みを思いつきました。

仮説は覆されるためにあり、覆されることでより良いものになるんですよね。決して振り出しに戻ったというわけではなく、結果的にアイデアも思考も一段階レベルが上がった。そう実感できた瞬間はとても嬉しかったです。ただ、一つ言えることは、中間発表プレゼン3日前に”サーチファンド”という仕組みに出会えてなければ、私はここにはいないと思います。

高橋さん:難しいことの方が多かったです。当初考えていたアイディアに対して、色々な方からアドバイスを頂く中で顔色を伺ってしまい、コロコロ内容が変わってしまっていることに途中から気づきました。また、自分の頭で思いつくことは既に世の中へ出ていることが多いことを痛感しました。深く思考するにあたり、自ら手足を動かして情報収集を行い、思考を深めていく作業の難しさを感じています。

井口さん:ビジネスでやる以上実行者である我々も儲けを出さないといけないし、ある程度大きくしていかないと大きなインパクトも生み出していかないと意味がないので、想いを数字に落とし込んでいく必要があると思います。しかも、実際にやってみると考えてもいなかった問題が浮上してくるのがビジネスだと思っているので、これもまた大変だろうなと思います。

ーースタートから1ヶ月半経ちましたが、CAMPFIREの印象はいかがですか?

松本さん:こんなにも多くの新規事業アイデアが社内メンバーから立案されている点にとても驚きました。新規事業を行うにあたっては、様々な事業アイデアを頭ごなしに否定せず、とにかくやってみよう!とポジティブな言葉で背中を押してくれる経営陣の存在は必要不可欠だと思っています。社員が自然と新しいものを生み出したくなる文化が社内にしっかりと醸成されていると感じました。

高橋さん:交流会での関わりや、slackでのコミュニケーションを通じて全体の雰囲気として自由度が高そうだと感じました。皆、好奇心旺盛で、良い意味で興味の範囲がバラバラでコミュニケーションをとっていて楽しいです。

「CAMPFIREのリソースをふんだんに使っていい」と言われていたものの、自分が受け身だったこともありあまりできずにいたのですが、CAMPFIREのメンバーが声をかけてくださり、親和性の高い部署を紹介してくれました。また、先日渋谷パルコにある「BOOSTER STUDIO by CAMPFIRE」へ行ったのですが、連絡をした後に担当の方がわざわざ店舗に来てくれて店内を案内してくださいました。CAMPFIREの皆さんは、社内外関係なくサポートしてくれる印象を持っています。

井口さん:和やかな雰囲気で皆さんお仕事されてるなと感じました。私の会社でもこんなカルチャー作っていければなとも思います。

ーー先日の中間発表はいかがでしたか?

松本さん:スキームが複雑なので、短い制限時間の中では詳細に伝えきれず、消化不良という感じです。また、今回オンラインでプレゼンを行ったのですが、反応が見えづらく、オンライン独特の雰囲気で少しやりづらさはありました。
一方で、中間発表で細かいフィードバックを頂いたことで最終プレゼンまでに解決すべき課題が明確になった点はとてもよかったです。リーガル面などは、これから部署の方と連携して進めていく予定です。

高橋さん:アイディアの根底になる部分からブレてしまい、前日に提出した資料から直前になって変えたので大変でした。勉強会を開催してもらったのですが、その内容を反映できず、悔しかったです。自分が伝えたいことを、うまく伝えるやり方がイメージできていなかったことも反省点です。あと本番はとても緊張しました(笑)

井口さん:この事業にかける想いは伝えることが出来たかなと思いつつ、ビジネスとしての再現性や今後の展望などはまだ詰め切れていないなと実感しました。

ーー最終発表に向けての意気込みをお願いします!

松本さん:家入さんを唸らせます!

高橋さん:「中間発表からよくなったね!」と思わせられるようにしたいです。

井口さん:頑張ります!!中間発表の時が完成度60%だったとすると、120%を最終発表でお披露目出来ればと思っています。

ーー最後に、これから新規事業立案に挑戦したいと思っている方々へ一言お願いします!

松本さん:今回の”すごい副業_新規事業コンテスト”において、CAMPFIREが本気で向き合って実現させようとしてくれていると感じています。一般的に、このようなプログラムはお金だけ出すというところが多い中で、CAMPFIREはサポート体制などから、”真剣さ”や、”一緒にやりましょう”という姿勢を感じます。
考えているだけでは進まないので、ぜひ次回このような機会があれば積極的にチャレンジしてみてください。

高橋さん:自分だけで考えこまず、人を頼りましょう!

井口さん:迷ったらとりあえずやってみたらいいのではと思います。実際にやってみることが一番の学びになると思います!


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次回、#すごい副業 「家入一真を唸らせる新規事業コンテスト」
参加メンバーインタビュー 後編はこちら

#すごい副業 「家入一真を唸らせる新規事業コンテスト」 参加メンバーインタビュー 後編|CAMPFIRE 公式note
7月1日から開始したYOUTRUSTさんが運営する "すごい副業"における新規事業コンテスト。今回の#CAMPFIREの日々 では、数百件以上に及ぶエントリーから選出された7名に「エントリーのきっかけ」や「新規事業に対する想い」などを伺っていきます。後編は、社内から参加している4名にお話を伺っていきます。 北山 憲太郎(きたやま・けんたろう) CAMPFIRE事業部 Unit1チーム ...
https://note.campfire.co.jp/n/n40d3491a366b
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