岩本悠が「地域魅力化フォーラム」に登壇します!
※以下、「地球のしごと大学」より抜粋。
全国の農山漁村で過疎が進行しています。特に地元の高校が生徒不足により廃校になることは地域にとって大きな痛手となります。地域の若者は中学校を卒業すると自動的に地域外へ進学することとなり(その後も多くは出身地に戻ってこない)、人口流出問題に直結するからです。地域の次世代を担う子供たちに対して、生きる力や健全な郷土愛を育む魅力ある教育を取り戻すことこそ、過疎地域の最重要課題です。 本フォーラムでは、島根県立隠岐島前高校のコーディネーターとして活躍され、現在は多くの学校・地域を支援されている岩本悠さんや、島根県立横田高校にて活躍するベテラン魅力化コーディネーターの本宮理恵さんを講師として迎え、学校魅力化のポイントや、全国に拡がる「地域教育コーディネーター」の仕事内容に迫ります。 また、2018年5月から地球のしごと大學にて開講する「地域教育コーディネーター学部」の概要についてもご案内いたします。
こんなかたにおススメです
●地方での地域教育に興味がある。あるいは将来、地域教育の分野で仕事をしたい。
●既に地域教育の分野に携わっており、課題を解決するヒントが欲しい。
●「地域教育コーディネーター学部」の内容に興味がある。
イベント概要
日時:2018年2月25日(日)15:00(受付開始14:30)〜18:30
場所:アーツ千代田3331(http://www.3331.jp/)
費用:無料 定員:80名
プログラム
●15:00~15:05 開会・趣旨説明
●15:05~16:05 岩本悠氏 基調講演 (60分)
「教育による持続可能な地域づくり~学校魅力化と地域教育の未来~」
●16:05~16:10 休憩 (5分)
●16:10~16:40 事例研究 (30分)
①「魅力化コーディネーターの現場を知ろう」 島根県立横田高校/本宮理恵さんの事例発表
②「過疎地教育のニーズを知ろう」徳島県立海部高校の事例発表
●16:40~16:50 参加者感想シェア&質問考え (10分)
●16:50~17:10 質疑応答① (20分)
●17:10~17:20 地球のしごと大學・地域教育コーディネーター学部のご紹介 (10分)
●17:20~17:25 質疑応答②・閉会 (5分)
●17:30~18:30 懇親会(ソフトドリンク・軽食)
基調講演
「教育による持続可能な地域づくり~学校魅力化と地域教育の未来~」
若者の流出と少子化の影響で廃校寸前に陥っていた島根県立隠岐島前高校は、今では全国・海外からも志願者が集まる学校へと生まれ変わりました。高校生がまちづくりに挑戦するプロジェクト学習や全国から意志ある多彩な生徒を募集する地方留学など、地域と学校の協働による新たな地域教育の取り組みが島前高校と島前地域を魅力ある学びの場へと変貌させたのです。こうした「教育による持続可能な地域づくり」は島根県全域に広がりを見せ、2016年には日本財団のソーシャルイノベーター最優秀賞を受賞し、日本全国や海外へと展開していく準備が進んでいます。今回はこの大きな動きの起点となっている岩本悠さんから、学校魅力化の挑戦から学び、地域教育の未来について展望したいと思います。
岩本 悠 いわもと ゆう
一般財団法人地域・教育魅力化プラットフォーム 共同代表
島根県教育魅力化特命官
東京都生まれ。学生時代にアジア・アフリカ20ヶ国の地域開発の現場を巡り、その体験学習記『流学日記(文芸社/幻冬舎)』を出版。印税等でアフガニスタンに学校を建設。幼・小・中・高校の教員免許を取得し卒業後は、ソニーで人材育成・組織開発・社会貢献事業等に従事する傍ら、学校・大学における開発教育・キャリア教育に取り組む。2007年より海士町で隠岐島前高校を中心とする人づくりによるまちづくりを実践。「日本を立て直す100人(朝日新聞出版・AERA)」に選出。プロジェクトは第一回プラチナ大賞(総務大臣賞)等を受賞。2015年から島根県教育庁と島根県地域振興部を兼務し、教育開発による地域創生に従事。2016年、特別ソーシャルイノベーター最優秀賞受賞(日本財団)。<近著>『未来を変えた島の学校 ‐隠岐島前発ふるさと再興への挑戦』(共著、岩波書店、2015)
事例紹介①
「魅力化コーディネーターの現場を知ろう」横田高校の事例
島根県奥出雲町の県立横田高校にて魅力化コーディネーターとして活躍する本宮さんより、横田高校での実践内容や、魅力化コーディネーターの現状と課題についてお話しいただきます。
本宮 理恵 もとみや りえ
NPO法人てごねっと石見 理事/横田高校魅力化コーディネーター/一般財団法人地域・教育魅力化プラットフォーム
1983年島根県生まれ。大学卒業後、株式会社リクルート入社。都会に憧れ、地方には何もない、つまらないと嘆く同世代や、それに同調する地域全体に疑問を持ち、自らの挑戦をもって、これからの生き方を描こうと島根にUターン。江津市に移住し、「若者が挑戦する地域を作りたい。帰って来れる島根を作りたい」と創業支援、人材育成、商店街活性を目指すNPO法人てごねっと石見を設立。地域の様々な関係者を巻き込んだ若者の定住に向けた創業支援の取り組みが評価され、同法人は地域再生大賞を受賞。
2014年より、高校魅力化コーディネーターに着任。島根県奥出雲町にある県立横田高校で、地域、行政、学校をつなぎ、地域学や、仮想会社の運営やしまね留学、地域と連携したキャリア教育などの企画運営に取り組む。
2017年より一般財団法人地域・教育魅力化プラットフォームに参画。子育てしながらマルチワーカーとして活動を展開中。
事例紹介②
「過疎地教育のニーズを知ろう」海部(かいふ)高校の事例
徳島県海陽町の県立海部(かいふ)高校は、2018年夏頃より魅力化コーディネーターを募集する予定です。海部(かいふ)高校の現状と課題、存続の危機を救うために求めている人材と能力についてお話しいただきます。
ぜひ、ご参加ください!申し込みはこちらから