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インテグリティがないと、企業の存在意義をも危うくする可能性がある!?

Do the right things (正しいことを行う)

近年、企業の経営やマネジメントにおいて注目が集まっている概念「インテグリティ」。

このインテグリティがないと、企業の存在意義をも危うくする可能性があり、非常に重要な概念です。

インテグリティとは一言で表現すると、Do the right things (正しいことを行う)。日本では古くから「真・善・美」とも言われており、偽りがなく(真)、正しいことを行い(善)、調和している(美)状態を意味します。

日本ではDo the thins right (物事を前例通りに正しくやる)傾向が強くあります。しかし、正解がないVUCA時代において、リーダーは究極の判断と意思決定を求められ、その結果に対する責任を取らなければなりません💦

ステイクホルダーの意見を聴く姿勢は大事だが、意見は多様であるからこそ、最後に頼りになるのは自分の価値観に基づく判断軸、即ちインテグリティなのです。


インテグリティはリーダーシップの基本要素であり、効果的かつ倫理的なマネジメントの領域では譲れないもの。組織において信頼と尊敬を確立するために極めて重要なのです。


マーシャル・ゴールドスミス博士はインテグリティをリーダーとして実践するために以下のことが必要だと説いています。



1. 模範となる倫理的行動

リーダーは、会社およびプロフェッショナルの基準を理解し伝えること


2. 非倫理的な仕組みへの対抗

不誠実な行為を奨励したり、非倫理的な行為に報酬を与えるような制度や手順には、 対抗していくこと


3.透明性の担保

リーダーは機密事項を慎重に扱い、ごまかしではなく事実を提供し、守れる現実的な約束をすること


4. オープンなコミュニケーションの奨励

利害関係者を意思決定に参加させ、報復を恐れずに疑わしい慣行について懸念を表明するよう奨励すること


5. 原則の伝達

原則を書き出し、チームに明確に伝えること


6. フィードバックの受容

リーダーは高い倫理基準へのコミットメントについて、同僚やメンバーからのフィードバックを求め、そのフィードバックに基づいて調整することに前向きであること


7. 間違いの容認

物事が計画通りに進まないときは、率直に間違いを認め、自分の役割に責任を持つこと


8. 政治的で利己的な行動の排除

仕事において有能であることがキャリアを成功させる最も効果的な方法であることを理解し、組織の政治性を排除する環境を醸成すること


9. 倫理への挑戦

不道徳なこと、違法なこと、非倫理的なことを求められたら、その決定に異議を唱え、それが間違っていると考える理由を表明すること


※マーシャル・ゴールドスミス博士についてはこちらをご覧ください

https://www.businesscoach.co.jp/column/technical-person-dr-marshall-goldsmith.html

インテグリティを目指して、「私はどのように生きるべきか」を考え、自分の行動に反映させ続けることで、これからの時代のリーダーに相応しい人財に成長していくことが必要になっていきます。


最後までお読みいただきありがとうございます。

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