※この記事は、ビットキーの公式note『W&E Product』(外部リンク)に掲載されている記事の転載です。note掲載時点の情報となります。
W&E Product Official Guidebookは、各チームにまつわる情報をまるごとご紹介するコンテンツです。今回は「App Team」を取り上げます。
チーム概要
Appチームは、働く空間におけるあらゆる体験をモバイルアプリで実現させることを目指したチームです。
昨今の働き方は多様になり、「ABW*1」や「ホテリング*2」といった新たなスタイルも登場するようになりました。鍵やロッカーの開け閉めといった従来の体験に加え、「働く場所を予約する」「座席を予約する」などの、これまでになかった体験が生まれています。
Appチームは、workhubの価値を感じていただくために、これらのユーザー体験をアプリケーションを通してサポートしていきます。
*1 ABW...Activity Based Workingの頭文字を取った言葉で、業務内容に合わせて働く場所を自由に選べるワークスタイル*2 ホテリング...固定した自分の席がある従来型のオフィススタイルでなく、出社する場合に自由に自分の席を予約する新たなオフィススタイル
業務内容
iOS/Androidアプリの開発
- 要件策定〜機能設計、実装まで一貫して担当します。
- 実装に際しては、Front/Backendの垣根なく、機能実現に必要な全ての分野を担当します。
- 保守や製品のデリバリー面も同様で、CI/CDに関しては自分たちで組んでいきます。DX(= Developer Experience)改善は開発している自分たちが一番のWillを持っているという考えがベースにあります。
既存技術の置き換え・新規技術の導入
- 現在のiOSアプリはReactNativeで作成されていますが、これをSwiftで書き直すという置き換えを実践しています。SwiftUIを用いるなど新規技術の導入にも挑戦しています。
- 次に挑戦しようしているのは、The Composable Architectureを利用した状態管理の導入です。
UI/UXチームとの協業
- より気持ちの良い・新規的な価値を実現するために、弊社が誇るUI/UXチームと連携してデザイン導入・刷新を常に行っていきます。
これまでの成果
東京オフィスにて「ホテリング / ABW(= Activity Based Working)」の実践
広いオフィス内で「いま誰が、どこにいるのか」を可視化する取り組みです。iBeaconを利用して屋内位置情報検出を行い、オフィス内モニターへのリアルタイム出力を可能にしています。
オフィスの顔認証促進に向けた、iOSアプリからの顔登録の実現
自社開発している顔認証用iPadアプリと連携するため、ユーザー個々人が自分のスマートフォンで顔画像を登録できるようにしています。
NFCタグやQRコードを用いての様々な解錠体験の実現
スマートロックの設置環境に応じて、より最適な解錠体験が提案可能にしています。
スマートロッカーの利用促進
AR体験によってロッカーに入れる物品を計測し、適したサイズのロッカーをサジェストします。また、ロッカーを利用した物品の受け渡しも可能としており、サポート機能として、チャット機能も追加しました。
チーム構成
現在3人のメンバーで構成されています!
「広く深く」を体現するため、WebサービスからPlatform, iOS/Androidと様々な技術要素に触れながら価値実現を目指す、エンジニア兼マネージャー
スマートフォンアプリ領域未経験からworkhub iOSアプリ立ち上げを行なったエンジニア
「ユーザへの快適な体験の提供」と「開発体験の向上」を両取りすることに尽力しているエンジニア
このチームで働く理由
- 部署は違えど同じビジョンに向かって走る優秀な開発者がいること。世の中を変え始めている製品開発を行なっている自負があること。そして、自己の開発者としての表現力を常に広げ続けることができるフィールドがあるから
- 世の中にない新しい価値を創出するためにチーム全体で考え抜き、常にビジネス的、技術的に挑戦できる開発ができて楽しいから
- プロダクトの価値を大事にする文化が浸透しており、価値を高めるために多様なバックボーンを持つ社員との議論を交えた開発が刺激的だから
開発環境
言語:【iOS】ReactNative / Swift / SwiftUI【Android】KotlinCI/CD:bitrise / GithubActionsDB:Firestore / Cloud SQL(Postgres)Backend:TypeScript / Cloud Functions / Cloud Run
このチームが大切にしていること
プロダクト
新規機能開発を行う際には、よりよい機能提供を実現するためにユーザーのユースケースを1から考察し、技術的制約なども加味しながら設計・レビューを重ねた後実装を行っていきます。
新規技術の採用
開発者たるもの、常に新しい技術に触れていたい……!ということで、積極的に新規技術を採用しています(もちろん既存技術との比較は怠ることなく行います)。
開発プロセス
スクラムの手法を用い、スプリント/タスクの可視化・数値化を行うことで「定量的に予測可能な開発」を実現することを重要視しています。
再現性・定着性
「誰でも同じことができ、それを当たり前に各開発者が実践できる」ことを目指し、ドキュメント化・ノウハウの共有を重要視しています。
機能保守・改善
機能開発が非常に多い弊社ではありますが、継続的保守の観点は常に忘れず、リファクタリングやDX改善を着実に行なっていくことを大切にしています。
このチームにフィットする方
- 弊チームではiOS/Androidの垣根を超えて、開発者個々人がどちらのプラットフォームでも開発可能なチームを目指していますので、どちらの実装にも携わってみたい方
- OSに限らず、Front/Backendの垣根もまた一切ないので、機能実現に向けて領域を定めず実装していきたい方
- どんな機能であっても「ユースケース」「現状とのGap」「理想の姿とは何か」といった項目を洗い出すところからスタートします。開発者自身が最良の姿を思い描くことで、ユーザーに価値提供していきたい方
- アプリのUI/UXについては、社内のUI/UXデザイナーと2人3脚で議論を交わしながら構築を進めていきます。世の中にはまだ存在しない体験を1から作り上げていきたい、そんな想いを持つ方
経験できること・得られるもの
自社オフィスで毎日利用される&自分でも利用するアプリケーションを作り上げられる経験
開発して終わりではなく、日々の業務で自分たちが利用することによって、さらなる気付きや改修への意欲へと繋げることが可能です。 toBだけではなくtoC向けとしての顔も持つアプリケーションだからこその開発体験を楽しめます。
iOS/Androidが有する機能群をこれでもかというくらい活用し、プロダクトの価値へと昇華していく経験
BLE / RFID / 顔認証(AR) / 位置情報(iBeacon) etc…多様な機能開発を経験できます。
スマートフォンアプリにまつわる全工程に携わる経験
要件策定・機能設計・デザイン導入・UX改善・実装・デリバリーまで、一貫して経験できます。
いま抱えている課題
まだまだ洗練させたいUI/UX機能がたくさんあるので、それを実現するための仲間に1人でも多く出会いたいです!
- アプリケーションの機能拡大に伴って、データ取得速度は1つの課題になり始めています。機能開発を行いながらもパフォーマンスを落とさない、保守性の高いプロダクトの作成が求められています。
- ReactNative→Swift化を行うにあたっては、まだまだ非効率的な移行に留まっています。ボイラープレートの排除や自動生成スクリプトの作成を通じて、より高速に作業を進めるための手法を洗練させていきたいと考えています。
- ReactNative(CocoaPods)の利用に伴ってBuild時間は大きな課題となっているため、1秒でも早くしたいです。
- Androidについては、iOSに追従できていない機能群もまだまだ存在します。そこで追従に留まらず、iOSの実装から得られた教訓を基により洗練させた形で1つでも多くの機能を提供していきたいと考えています。
最後に
workhubAppは「ホテリング」「ABW」といった新しい働き方の実現に向かって継続的に価値を発信しています。我々と一緒にさらなる価値実現に向き合っていただける方を募集中です!
また、上述したようにworkhubAppは自分たちも利用するアプリケーションです。日々利用する中で「こんなことができたらもっと良くなるな」という思いを、開発者たる自分たちの手で機能へと昇華していきましょう!(斎藤)
ご興味を持ってくださった方はお気軽にご連絡ください!