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“ユーザー中心”のサービスを育てるスピリットが、ここにはあった。インタビュー エンジニア上杉さん / "There is a spirit of developing user-centered services here" Interview with engineer Osuke Uesugi

*English follows Japanese

ビービットでは、様々な職種で多彩な背景を持った社員が活躍しています。

今回はそんな社員の中から、ECサイト運営会社を経て1年前に入社し、プロダクトオーナー、フロントエンドエンジニアとして活躍している上杉さんを紹介します。


上杉央介(うえすぎ おうすけ) シニア・ソフトウェア・エンジニア
大学卒業後、Web制作会社、ECサイト運営会社でエンジニアとして経験を積み、2020年にビービット入社。プロダクトオーナー、フロントエンドエンジニアを兼任し、「USERGRAM(ユーザグラム)」の開発に邁進している。

他チームと連携し、共にサービスを育てていく

―上杉さんはシニア・ソフトウェア・エンジニアとしてどんな仕事をしていますか?

ビービットが提供する「USERGRAM (ユーザグラム) 」の開発で、プロダクトオーナーとフロントエンドエンジニアを兼任しています。ビービットのエンジニアは5人~6人でひとつのスクラムチームを作っていて、今は7チームが連携して仕事をしています。チームはそれぞれ得意な領域を持っていて、私のいるチームだとマシーンラーニングやフロントエンドの開発に強いエンジニアが多いです。プロダクトオーナーはチームにひとりずついる感じですね。


―ということは、プロダクトオーナーはリーダーのようなもの?

チームによってはリーダーの役割をすることもありますが、基本的にメンバーはフラットな関係です。プロダクトオーナーは別のチームや、社内の他部門との橋渡しやリリース、品質に責任を持ちます。特にビジネス部門からの要望をエンジニアにわかりやすいように変換してチームのメンバーに伝える、といったところが大事な役割だと思っています。


―メンバー同士で作業の割り振りはどうやって決めているのですか?

みんなで話し合って決めています。全体のスケジュールがあって、その中で2週間をスプリントという単位として区切り、そのスプリントのゴールをプロダクトオーナーが決めて、何をやるべきか、誰がその仕事をやるかを話し合うミーティングをスプリント毎にやっています。「この仕事がやりたい」と希望することもできますし、チャレンジングな仕事を担当する時でも周りが助けてくれます。


―フロントエンジニアはどのようなお仕事ですか?

TypeScriptやVueを使ってUSERGRAM のUIの実装をしています。プロダクトオーナーとフロントエンドエンジニアの仕事は半々ぐらいですね。


―普段はどんな感じで仕事をしていますか?

今はコロナ禍の影響で全員がリモートワークをしています。私たちのチームでは10時45分から15分間ビデオ会議でデイリースタンドアップをして仕事の状況を共有しています。チーム内外のミーティングに参加する必要はありますが、それ以外の時間は自分の生活リズムに合わせることができます。私は9時から仕事を始めていますね。打ち合わせの他はメンバーから依頼されたコードレビューをしたり、自分のタスクを消化したりして、大体18時~19時ぐらいまで仕事をしています。

価値あるサービスを育てたいという思いから転職を決意

―学生時代からエンジニアになりたいと思っていましたか?

思っていなかったです。教育学部でしたし。でもその当時アナログレコードを集めるのが趣味で、友人と一緒に販売するサイトを立ち上げたんですね。その時にプログラムを書いたりしてサービスを作り、育てていく魅力を知りました。

―そこからエンジニアの道を歩み始めたんですね。ビービットに入社するきっかけはどういったことだったのでしょうか

前職ではECサイトを提供する会社にいました。大きなサービスだったので、ひとつのサイトのトップページ、詳細ページ、カートとそれぞれ違う組織が作っていたんです。完全に縦割りで、サービス全体を見て育てていく感覚を持てなくなっていました。
もっとスピード感を持ってサービスを自ら育てることができる環境で働きたいという気持ちがあり、転職を考えるようになりました。


―その頃からビービットのことは知っていましたか?

実はビービットの西岡CTOと共通の知人がいるんですよ。知人と西岡CTOとビービットのエンジニアと一緒に飲みに行ったのが最初です。西岡CTOはすごく熱い方で(笑)。ユーザー中心の考え方でサービスを成長させていくんだという強い思いを感じました。
そして翌日エンジニアの方から「USERGRAMのソースコードを見てみませんか?」とメールが来てリポジトリを教えてくれたんです。これはびっくりしました。初めて会った翌日にソースコードを見せてくれるなんて、普通はないですよね。そういう承認プロセスや行動のスピード感が圧倒的でした。


―条件面でも魅力はありましたか?

フルリモートで働けることですね。ビービットには出勤して働く人もいればフルリモートで働く人もいます。今はコロナ禍の影響で、全員がリモートワークになってしまいましたけど。
私も妻も九州出身でいずれは故郷に戻りたいと思っていたので、実際に戻ったときにも働き続けられるのも決め手になりました。

ビジネスにインパクトを与えるという手応えが何よりの魅力

―実際に入社してどうでしたか。

お客様のビジネスに貢献するという手応えがあります。前職ではECサイトを運営していたので、主に個人の方を対象としていましたが、USERGRAMは法人のデジタルマーケティングとデジタルサービスを支援するツールです。法人が運営するサービスにタグを埋め込むだけで、サイトユーザーを理解し、よりよいサービスに変えていくことができます。少ない労力で大きなビジネスインパクトを与えるUSERGRAMに魅力を感じているし、もっと多くの企業に使ってもらいたいと思っています。


―まさに上杉さんがやりたかったことですね。仕事のやりやすさとかはありますか?

大きな会社ではないので、幅広い領域の仕事をできる環境がすごく好きです。いろいろな領域の得意分野を持つエンジニアと一緒に仕事をするので、ある程度技術をわかっていないとコミュニケーションできません。最初のころはキャッチアップが大変でしたね。


―幅広い技術を習得するのは大変そうですよね。どうやってキャッチアップするのですか?

一人でフロントエンドもバックエンドも全部コードを書かなければいけないということではないですが、技術を理解してその領域が得意なエンジニアと話をしていて意思疎通ができる必要があります。具体的にわからないことがあれば周りの人に聞きますけど、基本的なことは自ら勉強します。


―他に苦労したことはありますか?

ビービットは外国人スタッフが多いので開発チーム内のコミュニケーションはすべて英語です。前職でも英語を使う仕事だったのですが、最初は大変でした。私たちのチームにもベトナム人が2人いるので、英語力を磨かないと仕事になりません。

よりポジティブに、より高みを目指す

―仕事をする上で気を付けていることはありますか。

いつもポジティブでいることです。ミスを人のせいにせず、どのようにプロセスを改善すればミスを減らせるかを常に考えています。beBitの開発の中には、高い技術力を持ちかつ非常にポジティブな人たちがいます。このような人たちのお陰で、社内の全体の雰囲気がよくなり、サービス成長に繋がっていると感じます。


―今後チャレンジしてみたいことはありますか。

小さく早くリリースしていきたいです。大規模な単位でリリースしようとすると開発期間もかかりますし、リリース後の改善も遅くなります。小さくリリースし、素早く改善をしてサービスの品質を高めていきたいです。

変化しないことに疑問を持つスピリット

―ビービットにはどんな人が向いていますか。

オープンマインドであること、そして変化しないことに疑問を持つ人が向いていると思います。外国人スタッフが多いので、多様な価値観を持っている人が集まっています。仕事のやり方も文化によって全然違ってきます。そのため、日本では考えられないようなこともあり、それは相手にとっても同じことです。それぞれが持つ価値観を柔軟に受け入れられる人が向いているのではと思います。


―「変化しないことに疑問を持つ」という言葉も印象的です。

チャレンジし続ける人が評価される会社だと思います。チャレンジは失敗するかもしれません。それでもチャレンジした姿勢は評価されます。


―最後に、ビービットに入社を考えている人へメッセージをお願いします。

USERGRAMを育てていくことで、間接的にお客様のビジネスに貢献できるとてもやりがいがある仕事です。挑戦する姿勢は歓迎され、周りがサポートしてくれるので、特に新卒の人にとっては恵まれた環境ではないでしょうか。一緒に成長し、サービスを育てていきましょう。


穏やかで聡明な上杉さん。働く仲間を大事にして、いろいろな部門の架け橋となり、USERGRAMというサービスの成長にかける熱い思いを感じました!

(取材・執筆協力:山際貴子)

【インタビュー 一覧】

ビービットとの出会いは、仲間と一緒にサービスを作る楽しさを教えてくれた/インタビュー #2 エンジニア 安保さん

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"There is a spirit of developing user-centered services here”

Interview with beBit' engineer, Osuke Uesugi

At beBit, we have employees with diverse backgrounds working in various positions. This time, we would like to introduce Mr. Osuke Uesugi, who joined the company a year ago after working for an e-commerce site operating company and is now working as a product owner and front-end engineer.

Osuke Uesugi, Senior Software Engineer
After graduating from university, Osuke Uesugi gained experience as an engineer at a web production company and an e-commerce site operating company before joining beBit in 2020. As a product owner and front-end engineer, he is now dedicated to developing "USERGRAM."

Collaborate with other teams to grow the service together.

So what do you exactly do at work as a senior software engineer?

I am a product owner and front-end engineer for the development of "USERGRAM" provided by beBit. At beBit, we have a scrum team of 5 to 6 engineers, and we currently have 7 teams working together. Each team has its own area of expertise, and in my team, many engineers are strong in machine learning and front-end development. There is one product owner in each team.

So, is the product owner like a leader?

Depending on the team, the product owner plays the leader's role, but basically, the relationship with the members is flat. The product owner is responsible for bridging different teams and other departments within the company, the release, and the quality of the product. Especially, I believe that it is crucial that the product owner take a role in translating the business department's requests into something easy for the engineers to understand and communicate to the team members.

How do you decide how to allocate tasks among the members?

We discuss and decide together. There is an overall schedule divided into two-week segments called sprints, and the goal of each sprint is determined by the product owner. In each sprint, we have a meeting to discuss what needs to be done and who should do the work. You can also volunteer to do specific tasks, and the people around you will help you with challenging tasks.

What kind of work does a front-end engineer do?

I am implementing the USERGRAM's UI using TypeScript and Vue. Half of the time, I work as a product owner, and half of the time, I work as a front-end engineer.

How do you usually work?

We are all working remotely now due to the coronavirus. Our team does online daily stand-up meetings for 15 minutes at 10:45 to share work status. We attend meetings inside and outside the team, but other than that, we can adjust to our routines. I usually start working at 9:00, and other than the meetings, I do code reviews requested by the team members and complete my own tasks, and work until around 6pm~7pm.

Decided to change careers because of the desire to develop valuable services

Have you always wanted to be an engineer since you were in school?

No, I haven't. I mean, I was a student in the department of education. At that time, my hobby was collecting analog records, and my friend and I launched an online site to sell them. That's when I discovered the attractiveness of writing programs, creating services, and growing them.

So, you started your career as an engineer from there. What made you join beBit?

I was at a company that provided e-commerce sites in my previous job. It was a large service, so the top page, detail page, and cart page of one site were all created by different organizations. It was totally a stovepipe organization, and I didn't have the sense of grasping the entire service and developing its product. I wanted to work in an environment where I could develop the service myself with a sense of speed, so I began to think about changing my career.

Did you know about beBit from that time?

Actually, I have a mutual acquaintance with Nishioka, CTO of beBit. We first went out for a drink: the acquaintance, CTO Nishioka, and an engineer at beBit and myself. CTO Nishioka is a very passionate person (laughs). I felt his strong determination to develop the service with a user-centered approach. The next day, the engineer sent me an email asking if I would like to look at the USERGRAM source code and showed me the repository. This surprised me. It's not usual for someone to show the source code the day after you first met. The approval process and speed of action were overwhelming.

Were the conditions of employment attractive to you as well?

Being able to work full remote was appealing. Some of us at beBit work in the office and some of us work full remote. But right now, due to the coronavirus, everyone is working remotely, though. My wife and I are both from Kyushu and we wanted to eventually return to our hometown, so being able to continue working when we actually return was also an advantage for me.

The most rewarding thing is the feeling of making a positive impact on business.

How do you feel after you actually joined the company?

There is a positive response to contributing to the customer's business. In my previous job, we ran an e-commerce site, and our main target was individual consumers, but USERGRAM is a tool to support corporate digital marketing and digital services. By simply embedding tags in corporations' services, they can understand their site users and turn them into a better service. I am fascinated by USERGRAM, which can make a significant business impact with little effort, and I want more companies to use it.

That's exactly what you wanted to do. Is there anything in terms of a good working environment?

We are not a big company, so I really like the environment where I can work in a wide range of areas. I work with engineers who are good at various fields, so I need to understand the technology to some extent to communicate with them. In the beginning, it was hard to catch up.

Learning a wide range of skills seems like a lot of work, doesn't it? How do you catch up?

It doesn't mean that you have to write all the code for both front-end and back-end, but you need to understand the technology and communicate by talking to engineers who are good at that area. If you don't understand something specifically, you may ask people around you, but basically, you learn the basics yourself.

Did you have any other difficulties?

Since there are many non-Japanese engineers at beBit, all communication within the development team is in English. I also used English in my previous work, but it was difficult at first. We also have two Vietnamese engineers on our team, so we need to brush up on our English skills to get the job done.

Be positive, aim higher

Is there anything that you pay attention to when you work?

Being positive no matter what. In the development team at beBit, some people are highly skilled and very positive. Thanks to these people, I feel that the company's overall atmosphere has been improved, and that has led to the development of our services.

Is there anything that you would like to challenge in the future?

I'd like to release small and fast. If we try to release on a large scale, it will take a long time to develop, and improvements after the release will be slow. I'd like to release minor and improve quickly to improve the quality of the service.

The spirit of questioning about things that remain the same

What type of person do you think is best suited for beBit?

I think that someone who is open-minded and questions about things that remain the same is suited for this job. Since we have many non-Japanese engineers, we have diverse people with a different sense of values. How you work is also completely different depending on the culture. There are things that are very different from what you would expect in Japan, and it is the same for them. I think that people who can flexibly accept each other's values are suited for this job.

I'm struck by the phrase "Questioning about things that remain the same."

I think this is a company where people who continue to take on challenges are highly appreciated. You may fail in your challenge. Even so, your attitude to the challenge will be appreciated.

Lastly, do you have a message for people who are interested in joining beBit?

This is a gratifying job where you can indirectly contribute to the customer's business by developing USERGRAM. Challenging attitudes are welcomed, and the people around you will support you, so it is a blessed environment, especially for new graduates. Let's grow together and develop our services!


Mr. Uesugi is calm and intelligent. His passion for developing the USERGRAM service by valuing his colleagues and acting as a bridge between various departments.

【Other Interviews】

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