採用コストの削減は大きく分けて3つ手法があります。
今回は3つの採用コスト削減手法について説明していきます。
①採用プランニングを実施する。
②採用の歩留まりを改善する。
③採用人数を圧縮する(離職数を下げる)
①採用プランニングを実施する。
採用コストを削減するためには、採用プランニグ(採用計画)が欠かせません。
その都度、求人広告を発注する。
手間がかからないから人材紹介を多用する。 など
目標と計画がない状態で採用活動をしていると採用コストの削減は実現できません。
以下、採用プランニングについて説明していきます。
【採用プランニング】
1,採用人数、予算、目標、時期を決める。
➡いくらかけて、いつまでに、何人採用するかを決めます。
2.採用KPIを設定する。(必要応募数、想定応募単価、想定入社率、想定採用単価)
3.採用KPIに沿って求人広告、ダイレクトリクルーティング、求人検索エンジン、合同企業説明会の計画を立てる
4.出稿計画から想定応募単価以下で何件の応募数が獲得できるか検討する。
5.想定の応募数から想定の入社人数と採用単価を算出する。
6.不足分を人材紹介、採用ブランディングなどに割り振る
「2022年 全体の採用コストと平均採用人数と採用単価」の表からもわかる通り、採用単価が安く収まるものから採用計画を立てることで採用コストを削減できます。
また、求人広告等の出稿計画を立てる際は最低でも3か月、理想は1年間で計画を立てて下さい。
これは、求人広告やダイレクトリクルーティング、など長期掲載や回数券を先に組み込むことで採用コストを抑えることができるからです。
購入する際は割引が適用できる3か月以上を目安に購入を進めると採用コストも削減でき、失敗した際の計画変更にも対応が可能になります。
採用コスト削減事例:マイナビ転職を単発で購入した場合と回数券で購入した場合の価格差
マイナビ転職(企画名) 1回掲載単価/6回チケット(1回掲載単価)/12回チケット(1回掲載単価)MT-S(最上位企画) 120万円 540万円(90万円) 900万円(75万円)
MT-B(真ん中の企画) 50万円 210万円(35万円) 360万円(30万円)
1掲載当たり1名採用できた場合、単発掲載の場合、
採用単価:50万円~120万円
年間掲載の場合:採用単価 30万円~75万円
1名粗利削減コスト:20万円~45万円(37.5%~40%採用コスト削減)
採用人数が10名の場合の採用コスト削減額(年間):200万円~450万円
各種求人媒体や求人サイトにおいて、それぞれ割引がありますので、うまく活用して採用コストを削減していきましょう。
また、求人広告から先に採用人数の枠を埋めていくことで採用単価が割安になります。
残りの人数を人材紹介に依頼するや、採用難易度が高く、採用単価が求人広告だと80万円以上かけても採用見込みがない場合など人材紹介に依頼するなど、採用コスト、採用単価を意識して採用プランニグを実施しましょう。
求人媒体の見直しもコスト削減に有効な方法です。
掲載媒体の見直しと聞くと、求人広告の掲載先を有料サービスから無料サービスに変えると想像する人も少なくありませんが、媒体の変更は掲載先の変更だけでなく紙媒体からWeb媒体なども含む方法です。
こうした掲載先の変更や媒体の見直しが有効な理由は、掲載媒体や掲載先ごとに求職者の傾向は異なるからです。
例えば、新聞折込の求人広告では地域の地元で長く働きたいと考える人間に訴求ができる一方、Web広告であれば業種や待遇を求めている人に訴求が可能になります。
媒体によって違いがあるので、媒体の見直しの際はどのような人材がほしいか精査を行うと良いでしょう。
人材紹介の採用単価は割高ですが、メリットとして内部コストが削減できるがあります。
求人広告の採用単価と比較して、内部コストも加味して検討していきましょう。
人材紹介:採用単価 83.1万円
求人広告:採用単価 26.7万円
※内部コストや人事社員を配置できない場合は採用代行の検討をして良いと思います。
採用代行は固定で期間を決めて月々30万円程度で利用できるので、結果として採用単価の削減や採用コストの削減につながる事がわかります。
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