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▶ガンガンいこうぜ。仕事を楽しめるエンジニア組織を求めて|楽天、リクルートで学んだ組織づくりをスタートアップで実践【社員紹介.vol5】
石坂達也
大学院を卒業後、楽天に入社し、Webエンジニアとして出前宅配サービスの担当や広告の入稿システムの開発・運用を担当。その後リクルートに転職し、「Airプロダクト」のリードエンジニアとしてサーバーサイドの開発・運用に従事。飲食店向け業務支援プロダクトの新規立ち上げを経て、飲食領域および美容領域のプロダクトの開発統括として開発組織のマネジメントに従事。アスエネでは開発統括/VP of Engineering(VPoE) として、プロダクトの開発・運用と開発組織の運営を行っている。
仕事の価値観の大部分を占める「誰と作るか」
大西)アスエネに入る前はどのようなことをされていましたか?
石坂)新卒で楽天株式会社に入社し、エンジニアとしていくつかのサービスを担当した後の2016年にリクルートに入社しました。リクルートではAirシリーズのプロダクトのリードエンジニアとして設計実装や開発チーム全体の取りまとめをしていました。その後、関係者との調整業務やチーミングやプロセス改善といったマネジメント業務がメインになり、最終的には複数のプロダクトの担当する開発統括をしていました。
大西)アスエネへの入社を決めた理由を教えてください!
石坂)きっかけは、CPOの渡瀬に声を掛けてもらった事です。渡瀬とは、前職のリクルートでAirウェイトというプロダクトでご一緒させてもらっていました。
また誤解を恐れずにいうと、自分の中で仕事って「友達とやる最高の遊び」みたいな位置付けなんですよね。なのでどちらかと言うと「何を作るか」というより「誰と作るか」を重視するタイプなんだと思います。それを踏まえて、一緒に働いていた渡瀬がいるっていう安心感と、代表の西和田も紳士的で、社長なのに距離を感じさせないコミュニケーションを取ってくれる方だったので、こういう人たちと一緒に働きたいな、という気持ちになりました。
勿論、ビジネス的な面白さも大きな決め手の一つです。アスエネが取り組む気候変動問題は解決に近づけば社会的なインパクトが大きいですし。要は「いい人たちと面白いことが出来そう」と思って入社を決めてます。
大西)社会にいいインパクトを与える会社は他にもありますが、その中でもアスエネで働くことの意義ってなんだと思いますか?
石坂)アスエネが取り組む気候変動問題はパリ協定の署名国の多さから分かるように、スケールがとても大きい課題のため貢献できたときの社会的インパクトも大きくなります。また、”今”をより良くするためのプロダクトが多い中で、アスエネは”次世代に”より良い世界をつくることをミッションにしています。未来のために大きな課題と対峙できることがアスエネで働く意義だと思います。
開発組織の統括者としての使命
大西)アスエネではどのような業務を行っていますか?
石坂)自分はVPoEとしてアスエネの開発組織の統括をやっていて、ミッションは大きく2つあります。
1つ目は、エンジニア組織の組織作りと文化作りですね。言い換えると、仲間を増やしてその仲間が楽しく成長して働ける場所を作っていくことに責任を持っています。
2つ目は、プロダクト開発を推進して、プロダクトを成長させ続けることです。成長させ”続ける”部分が特に大事だと思っていまして、アーキテクチャやDB設計を理由に作りたい機能を諦めたり妥協するという判断をしたくないのでシステム改善も推進しています。
他には開発プロセスに関してムダ、ムラ、ムリがないかを確認し、調整して改善したり、優秀なメンバー同士がどうコラボレーションするとチームとしての生産性が最大化するかなどを試行錯誤しています。
大西)組織作りに向き合う中で、現時点で課題はあったりしますか?
石坂)今までチームをまとめる存在がいなかったこともあり、メンバーの個性を活かしきれてないと思っています。メンバー同士で苦手なところや得意なところなどを相互補完できるようになればもっと生産性は向上すると思います。具体的な話をすると、これまでは割り当てられたタスクをもくもくと1人で完成させるメンバーばかりでした。私が参画してからは相談していい・すべきといった空気作りから始めて、最近になってカジュアルに相談することが増えてきました。
こうなればメンバー同士で、「ここはAさんが得意、あれはBさんが得意」といった認知が広まって得意分野での活躍機会が増え、今後は個性が活きてくると思ってます。
他にも課題というほどではないですが、やったほうが良いことはあるので色々と取り組んでチームの最大値を引き上げていきたいです。
大西) 今時点で採用において求める人物像を教えてください!
石坂)まずはチーム開発を楽しめる人であってほしいです。自分はみんなとワイワイしながら開発するのが好きなので、ほとんど会話しない孤高の職人タイプよりはザッソウ(雑談・相談)を楽しめる人がチームに合っていると思います。スタンスの観点でいうと、ガンガン行こうぜみたいな人の方がアスゼロには合っているかなと。色々な機能を追加していかなければならない中で、守りに入りすぎてユーザーに届けるまでの時間が長くなってしまうのは惜しいです。スピード感を持って働くためにも、ガンガン行こうぜ精神は大事だと思います。
1人のエンジニアとして
大西)前職で得たスキルをどのように活かしていますか?
石坂)今は実装することも多いので、プロダクトを作るうえでの設計力や実装力は活きていると思います。特に設計面では歴史の長いプロダクトの担当を通して、特定の設計の影響で改修が困難になっているケースも見てきたので、それらから学んだことは活かすようにしています。
スキルというかノウハウみたいな話になるんですが、リモートチームでのチームビルディングの方法は活用しています。アスエネは海外在住のメンバーもいて、リモートチームなので。出社して全員が同じ空間にいる場合は、困っているとすぐに聞けたり、雑談を通して距離感を縮めるようなことがしやすかったですが、リモートになるとそれらができず結果的に人間関係でモチベーションが低下したり、仕事のスピードに影響が出るケースが少なからずありました。その中で色々な施策をしてきて改善した経験があるので、その経験は活きています。
大西)アスエネでエンジニアの仕事をしている中でどのようなことを学び、得られますか?
石坂)開発組織自体がまだゼロに近い状態なので、そこから仕組みを作っていくっていうところが自分にとってチャレンジであり学びになっています。大企業の場合は、開発組織が既に形づくられていて、文化づくりも制約がある中でつくっていくことが多かったです。しかし、アスエネは制約が少なく何でもできるので、何をどうしていくかを考えて行動していく部分は自分にとって成長につながっていると感じています。
大西)石坂さんは週に一回出勤、週四でリモートという勤務形態を取られていますが、リモートではどのようにお仕事されてますか?
石坂)リモートの時は自分の部屋にこもってずっとPCと向き合っています。自分は出社まで片道1時間かかってしまうので、リモートにすると往復2時間分を作業に充てられて効率が良いんです。体力の観点でも移動するだけで体力は削られるので、家で仕事できることは非常に助かっています。
出社する方が相談や確認をしやすかったりしますが、自分の場合は考えをまとめる前に話し始めちゃって何が言いたいの?って思われることがあるので、文章にして論点を整理して相談するステップがあるチャットツールのほうが向いてる気もします。それでも伝わりにくいことはWeb会議ツールを使って会話して解決したりしています。
大西)石坂さんはプライベートはどのように過ごされているんですか?
石坂)コロナ禍で遊べる場所が限られていますし、休日は家族で一緒に妻の実家で過ごすことが多いです。義父が野菜も育てたりしているので手伝ったりしています。今年も夏にむけてトマトやトウモロコシを植えようとしているところです。ベンチャーに勤めると土日も働くとイメージする人がまだいるようですが、そんなことは全くなくプライベートの時間はかなり充実しております。
今のアスエネメンバーと、未来に向けて
大西)最後に石坂さんから見て、アスエネはどんな雰囲気の組織ですか?
石坂)雰囲気的には部活っぽいなって思います。あ、マイナスな意味は全くないです(笑)自分は好きな雰囲気なんです。部活って練習中とか試合中だと真剣に物事に取り組むけど、休憩になったらふざけ合ったり軽口叩き合ったりするじゃないですか。そんな雰囲気がアスエネにもあると思うんですよね。やる時はやる、ふざける時はふざける。冗談とかよく言い合うし、困ったら支え合うことが自然にできている環境なのでとても居心地が良く、働きやすいです。
社員個々でいうと、みんな自信とプライドを持っているっていう印象です。そしてそれを裏付ける努力をしている人たち。
でも経営層も含めて、過去に多くの成功実績を残している人が多い中、自分の成功体験に固執せず、現状に合わせてチューニングする柔軟性も持っていて尊敬できる人たちばかりです。
あと、なんとなく働いてるっていう人がいないですね!1人残らず成長、チャレンジし続けるために仕事に向き合ってると感じてます。
大西)Wantedly読者の方々に一言お願いします!
石坂)僕はアスエネをクライメートテック業界の中核的な存在にしていきたいと思っています。
クライメートテックというと電池やソーラーパネルに関わる技術や製造過程でCO2を排出にしくい素材などハードウェアが関わるものが多く、ソフトウェアだけで解決できる部分が限られているように感じますが、技術の進歩がすさまじい現代においてはソフトウェアだけでもできることも多くあります。
世界規模の課題をソフトウェアエンジニアリングで一緒に解決してくれる仲間を探しているので、ご興味をもっていただけた方はぜひお声がけください。