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【マーケ座談会】10事業を展開するアイザックで、事業成長を加速させていくマーケティング力とは?

設立9年目を迎えたアイザックのさらなる挑戦は、100%自己資本経営で営業利益100億を達成すること。そのために、より優秀な人材の採用を強化し、事業を拡大しています。

事業拡大に欠かせない役割の一つが、マーケティングを担うポジション。広告代理店から事業会社を経て、アイザックに入社した三浦と現在COOとして活躍する細田に、CEOの田中を交えて、マーケティング座談会を開催。今年の1月に入社したばかりの三浦はアイザックに何を期待しているのか、マーケティングで成功するには何が必要かなどについて、それぞれの想いを語っていただきました!

写真:左(細田)・右(三浦)

細田 紘慧:アイザック執行役員COO
1988年生まれ。新卒で楽天株式会社にマーケターとして入社。株式会社mixiを経て、トリコ株式会社の取締役COOに。ポーラ・オルビスホールディングスへのM&Aを経て2022年に退任。2023年1月よりアイザックのCOOとなる

三浦 大輝:マーケティング担当
青山学院大学卒業後、メーカー、広告代理店を経てAppBrewに入社。LIPSのマーケティングに従事し、幅広くBtoCプロダクトのマーケティングに携わる。業務委託で携わっていたが、2024年1月にaisaacにジョイン。趣味は海外旅行、キレイなビーチのある国が好き。

―まずはマーケティングチームの現状ついて伺います。これまでは正社員3人が10事業を回している状況でしたが、三浦さんが入った今、どのように仕事を分担していますか?

(細田)ゴージャス事業のマーケティングを三浦さんに任せ、僕はアイザック全体のマーケティングを見ています。というか、インターン生のマネジメントから上流の戦略まで、三浦さんにほぼ丸投げしちゃっています!

―今までは人がいなかったから、全部細田さんがこなしていましたよね。

(細田)そうですね。僕が指示する側に立つと手はあまり動かせなくなる上、ポジション的にも干渉している感じになるので、事業責任者としてバランスを取るのが難しい状況でした。三浦さんが入ってくれたことで一緒に手を動かせる人が増えて、とても助かっています。

―三浦さんとしては、入社早々に大きな仕事を丸投げされて、率直にどんな思いですか?

(三浦)むしろ望むところですね!コアな事業をマルっと任せていただけて嬉しいです。今まで経験してこなかったことにチャレンジしたくて転職したので。あとは僕の努力次第、という点でもやりがいがあります。

(細田)丸投げしておいて今さらですが、三浦さんは本当にアジャストが上手ですよね。広告代理店出身で、前職もサービス規模が大きめの事業のマーケティング担当ということなので、一定の枠内で結果を出すことに長けているのは分かりますが、そういう環境にいた人の多くは、いきなり事業全体を任されると、何から手をつけたらいいのか迷うものなんですよ。

(三浦)たしかに。アイザックの仕事は手探りで進めている感覚ではあります。ただ、仕事の優先順位には気をつかうようになりましたね。前職の場合は既にベースがある状態での最適化が主な業務でしたが、アーリーフェーズの事業を任された今、目の前にはやるべき施策が溢れています。優先順位を整理して進めないと収集がつかない。こういう状況は今までになかったので、僕にとっては試練だと思っています。

(細田)常に複数の仕事を同時に回しているので、例えば、飲みに行って帰ってきて、眠いしダルいし、それでも管理画面はその日のうちに確認する。それができる人がアイザックには向いている気がします。

―チーム感も大事です。サッカーで言うなら、フォワードよりはディフェンスやミッドフィルダーが向いてそうですね。

(細田)僕はどちらかというと逆ですけどね!トリッキーなことをやりつつホームランを打ちたいです(笑)。広告運用にもオフェンス型とディフェンス型があっていいと思っているので。

(三浦)僕はディフェンスですね。戦況を俯瞰して、ロジカルに弱点を克服したい方です。

―アイザックは「全ての挑戦者が、生涯働きたいと思える場所をつくる」をパーパスとして掲げています。実際に入社してみて、どんな印象ですか?

(三浦)スピード感を重視しつつもドライではなく、信頼関係でチームが結束しているところは前職と全く違いますね。いろんな事業に横断的に携われることもアイザックの特徴だと思います。実際、ゴージャス事業とサークル事業を9:1くらいの割合で担当してみて、とてもモチベーションが上がっています。まだまだ結果が出せず、不甲斐ないですが…。

(細田)これからはもっと多くの事業を任せていくので覚悟してください!事業を子育てにたとえるなら、「7つ子誕生!」とかもアリ。今もまさに、「抱っこ2人が限界じゃん!」という状況の中、何とかブレイクスルーしようと7人同時に抱っこできる道具を探したり、開発したりと試行錯誤しています。そのタイミングで三浦さんが入ってくれたわけですから(笑)。
ベビーシッターみたいなものでしょうね。事業にはtoBもtoCもある。みんな違う子たちだし、大人のフェーズになればなるほど、個性も出てきて扱いも難しくなってきます。同じ対応では収集がつかなくなるので、自分が手を動かしてやることと人に任せることの采配は大事です。

―複数の事業を横断できることのメリットは何だと思いますか?

(細田)将来的に新天地でのキャリアアップを考える上で、優位に立てると思います。例えば履歴書にしても、アイザックの欄に手がけた事業が10個以上並ぶことになります。「こんな短期間でそんなに多くの事業を!?」という点では圧倒的に差をつけられます。
起業する場合でも、誰もが知っているサービスを手がけた実績が3つある会社は人材の採用が楽になると言われています。

(三浦)前職でデータを扱うマーケティングに携わっていたとはいえ、全ジャンルのマーケティングができるわけではありません。なので、1→10フェーズのゴージャスと、0→1フェーズのサークルとを同時に動かす要領はまだ手探りですが、柔軟さや臨機応援な思考力がついてきているのを実感しています。例えば、ゴージャスは1→10フェーズにもかかわらず、今、ブランドコンセプトを再定義しています。前職ではそのフェーズでベースを壊して再構築することはまずないです。複数の事業に対して、フェーズごとに整理しながら施策を立てていくと同時に、いつでも更地に戻す発想があるのが面白いです。

(細田)ベースに基づいて進めていても、うまく伸びなかったら容赦なく壊して再定義する。そういう柔軟な思考回路はアイザックらしいですね。

―ゴージャスのブランドコンセプトをめぐって、どんなことが議論されていますか?

(三浦)今までは学歴や職歴が高い、いわゆるハイスペックな人がターゲットでしたが、そこから少し広げて「本当にハイスペなのは誰か」を再定義しようと議論しています。
例えば、「この人は世間的にはハイスペと思われていないけど、実はこういうところが優秀だよね」とか。独自のwho/whatを新たに定義して世に広めようとしているところです。

(細田)まさにマーケターとしては1番の醍醐味ですね!who/whatから立てていこうとしたら、普通はアーリーステージのスタートアップ企業に転職するしか選択肢はありません。しかも難しいのは、そういう企業は創業者がもう、「これだ!」というものを持っていて離さないので、議論の余地がない。アイザックの場合、そこが柔軟なのでチャレンジャーにとっては絶好の環境です。

―アイザックでは経営陣それぞれがエンジニアリング、マーケティング、デザイン、PMと別々の得意分野を持っていて、お互いを尊重しながら仕事をしています。生まれた事業に対して、ほとんど口出ししません。基本的には丸投げ。伸びてくれればいいと思っています(笑)。

(細田)むしろ僕たち社員の方がサービスに対して愛情深くなっていきますよ!育ての母というか、子ども12人の大家族のお母さんみたいなものでしょうね(笑)。子どもたち一人一人に愛情をかけるというよりは、それぞれの人生の選択を見守っているようなイメージでしょう?

―そうですね(笑)。改めて聞きますが、マーケターとしての成功とは、どういうことだと思いますか?

(三浦)事業を伸ばせるかどうかに尽きると思っています。僕が転職した理由もそこにあります。優秀なマーケターになりたいから、ゼロから事業を立てて軌道に乗せる経験をさせてもらえる環境を選びました。

(細田)事業を伸ばすために手段を問わないというか、何でもできることが僕は大事だと思いますね。

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