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【人事インタビュー】ベンチャー企業の採用のリアルとは?

2023年10月から事業をスタートしたAcrosstudioは、2024年6月で第三期決算を行いました。

この期間で会社は売上・社員数の増加だけではなく、事業の商流や戦略も大きく変わり、まさに変革・拡大期を迎えています。

現在、弊社は採用チームを拡大しているということもあり、今回は、事業スタートから現在までの採用活動の変遷と今後見据える方針・採用という観点から組織を支えるために求められることなどを、現人事担当の佐藤さんに伺いました!

事業スタートから1年弱での大きな変化

Acrosstudioはコンサルティング事業を本格的に開始した2023年10月から2024年8月までで、下記のような変化がありました。

  • 社員数2人→25人
  • 月間売上290万円→4,090万円超 ※年商見込みは約6億円
  • 新規事業立ち上げ(人材紹介、メディア、コールセンター向けAI SaaS)
  • プライム案件開拓、開発受託案件開拓

上記でもわかるように、スピード感・変化感が著しく、更なる拡大のため新規メンバーを募集しています!

採用活動の変化

金澤:会社を作る上で、重要かつ難しいことの1つが「採用」かなと思います。

Acrosstudioの初期の頃の採用というと、個人的にはバーで交流イベントをやっていたのが印象的だったのですが、最近はかなりやり方も考え方も変わったなと感じています。

佐藤さんは、弊社の創業初期からボードメンバーとして関わっていますが、「採用」という観点でこの1年弱の間にどのような変化があったのか、改めて教えていただけますか?

佐藤:Acrosstudioの創業からこれまでの採用活動は大きく3段階に分けることができると思っています。創業初期の頃、フェーズ1では、リファラル採用のみで行っていました。

ボードメンバーや社員の知人をメインに声をかけ、面談の日程などをエクセルで管理するような形で採用活動を行っていました。これが最初の半年間くらいです。

そこから、より幅広い人に・コストをかけずにアプローチしたいという背景からイベント開催をして採用に繋げるという活動がスタートしました。これがフェーズ2にあたります。

イベントの集客は、代表の保知・営業部長の上山のTwitterのフォロワーがそれぞれ1,000人、5,000人を越えていたこともあったので活用したりしていました。また、イベントは直近の採用に繋がらない人とも接点をもつのに役立っていて、月1回ペースで開催していました。

金澤:イベントは私も手伝っていましたが、コンサル同士の交流・情報交換としても質の良いイベントだったなと感じていました。会社・参加者ともwin-winなイベントでしたね。

佐藤:そうなんです。直近は開催できていませんが、近日中に再開する予定です。

そして、フェーズ3として、直近の採用活動はビズリーチやWantedly、Ambi、ミドルの転職などの採用媒体を使い始めました。

この背景としては、フェーズ1, 2のやり方ではどうしても自分達と年齢の近い方々としか繋がれないことが課題でしたが、以前の記事でもあったように(ここに決算記事のリンク入れたいです)今後の方針としてプライム案件の拡充や新規事業を企画・マネタイズするとなれば幅広い経験を持った方や年齢幅を拡げた採用をする必要があり、よりハイレイヤ層にリーチできる媒体を使用するようになりました。

金澤:今の話を聞いていると、若手でどんどん進めていく、という組織のフェーズから、ちょっと成熟したというのがあるのかなと感じました。

佐藤:そうですね、あとは社内でHRチームを立ち上げたということもあって、採用媒体を増やしてもオペレーションができるようになったことが大きいです。

会社説明資料の整備や、面談フローのオペレーション化を図りつつHRメンバーを増員し、採用オペレーション構築・強化とチーム立ち上げとを両面で推進できたことは大きな変化でした。

金澤:確かに、採用はかなり仕組み化が整った感じがしましたね。

初期の頃は、採用に関しては特に創業メンバーに負担が偏っている面もありましたが、今は受け入れ態勢も整っていて、個々人の裁量に偏らないように工夫して、適切な人を採用できるかという部分は上手く回っている気がしますね。

佐藤:そうね、面談も1人の人に複数回行って標準化しつつ、最終は代表の保知はじめ、創業メンバーが出るようにすることで会社についての熱量を伝えたり価値観のすり合わせをするというのは今後も続けたいなと思っています。



今後の採用活動について

金澤:こうして聞くと、採用方針の変化って会社全体の変化が読み取れるようですね。

会社自体、かなり変化が激しいフェーズなので難しいところもあるかと思いますが、今後の中長期の採用方針として、どのような人材を採用していきたいか教えていただきたいです。

佐藤:幅広い層が必要なのは変わらないと思っています。これも大きくは3つに分かれると思っていて、まず1つ目はプライム案件を拡げていくためのメンバーです。

プライム案件を獲得・拡大していく主戦力となるマネージャー以上のメンバーに留まらず、実際にデリバリーして顧客の信頼を構築するSCクラスのメンバーも必要で、会社のリソースを活用しつつ案件の幅を拡げていける人材を求めています。

2つ目は、自社事業であるAI SaaSの企画・プロダクト設計や、開発案件の受託など幅を広げている最中なので、コンサルタントに留まらずSaaSのプロジェクトマネージャーやUI・UXデザイナー、エンジニアの方々も幅広く募集しています。

3つ目に、組織フェーズが拡大していくにつれてバックオフィス業務を構築・強化も喫緊の課題となっています。面談や採用だけでなくAcrosstudioを認知していない層に対するブランディングや、メンバー同士のボンド形成やエンゲージメント向上のための組織内人事も強化していきたいと思っているので、バックオフィス面でも一緒に会社を強く、大きくして行ける方が今後のフェーズで必要になってくると考えています。

金澤:初期の頃、総合・ITコンサル出身のジュニア層を中心に集めていた頃を考えると、かなり多様化しましたね。

スキルセットは今言ってもらったところだと思うのですが、定性的な部分としてどんな人と仕事をしたいか、という観点だとなにかありますか?

佐藤:ビジョンを尊重しつつ、行動指針を体現できる人というのは1つの要件になるかなと思っています。行動指針の中の「スピードを最重視する」とか「協業する仲間に愛を持って接する」といったものを体現していくことが組織として一番大事だと思っていて、今後組織フェーズが拡大するにつれて、行動指針の浸透度は意識しないとどんどん形だけのものになってしまうと思うので、採用時にはスキルと同様にマインドセットや人柄も重視しています。

また、会社が拡大してもベンチャースピリットを忘れずに全員経営で事業拡大していくことや、会社らしさを守って事業拡大していく観点からも行動指針の体現は大事にしていくべきだと思っています。

金澤:ありがとうございます。ちなみに、このスキル面や価値観が合った人を採用していくために工夫していることはありますか?

佐藤:スキル面は判断できる人をちゃんと面談に充てるようにしています。ユニット制を敷いているので、採用候補者が実際に携わる業務がわかるメンバーに一次面談に入ってもらってスキルセットを判断してもらっています。

会社の説明をする部分や価値観などはHRチームや最終面談で入るボードメンバーが担う、といった形で分業しています。

採用チームとしての課題感は?

金澤:採用活動についてはお伺いしてきましたが、採用チームとして今後具体的にどうしていきたいかなど教えていただきたいです!

佐藤:オペレーションなどが整ってきた一方、コンサルタントと兼務でHRを担当するメンバーが多く、HRチームとしてのビジョンや今後展開していく施策を見据えても、HRチームのさらなる強化が必須だと感じています。

金澤:たしかに、やりたいことは多いけど、リソースが足りていないというのはかなりありますよね。

佐藤:本当にその通りで、何をしていいかわからないというよりも、こうしたい・こうあるべき、はあるのに手が回らない状況なので、それもあってHRの責任者を募集しているというのはありますね。



採用活動をするうえでのやりがいは?

金澤:今この会社に入社する人がいたとして、採用活動にも携わるとしたら、どういうやりがいがあると思いますか?

佐藤:HRチームとしてやれる余地はまだまだあると思っているので、そのうえで会社のためにいま何をやるべきなのかといった意思決定に関われるというのは大きいと思います。

ただオペレーションを固めていく・面談をこなしていく、ではなく、会社をどうするかという一番上の視座から考える必要があるポジションなので、めちゃくちゃ視座を上げることができるとは思いますね。

金澤:ありがとうございます!

自分も採用チームとして活動していて、まだ色がない状態のチーム・会社の状態から、それを作っていけるというのは魅力ですよね。

佐藤:そうですね、特にブランディングの部分はこれから力を入れて社外からの見え方を作っていくところなので、面白いと思いますし、チャレンジできることの幅も広いかなと思っています。

個人的には、僕以上に行動指針を体現できる人と採用チームをどんどん拡大して推進していきたいと思っていて、知見や経験以上にそうした部分がある人と仕事をしていきたいと思っています。

Acrosstudioの魅力は、入社して何年だから~といった別はなく挑戦したいひとは挑戦できる環境が整っていることだと思うので、そういう仕事がしたい人にはうってつけの会社だと思います。







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