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何かと話題に満ちていた韓国・仁川でのトランジット、13時間超のロングフライトも終了間近。いよいよイタリア・ミラノでの冒険がスタートします!
イタリア・ミラノに到着!!!!!
「!」マークを5倍増しにしたくなるほど、出発前からトラブルに満ちていて、これまでになく長く感じる旅だったような気がします。到着するだけでこんなにホッとするなんて…。
仁川で預けた全員分のスーツケースはちゃんと届いているし、破損がないことも確認できたのでひと安心です!(だいたい扱いが雑で、破損発見→バッゲージクレーム行きになる可能性も高い)
現地時間はもう19:00過ぎ。空港からバスに乗り、ホテルへと向かいます。
空港からバスで40分ほどをかけて、ミラノ市内南部にあるホテルに到着。無事にチェックインを済ませました。
ご覧の通り、スタイリッシュな内装が目を惹きます。ここを拠点にして、翌日からミラノでの冒険に繰り出します。
ちなみにディナータイムにあたりますが、少し前に3回目の機内食を食べたということもあり食欲もそこそこ。空港内のバールでサンドイッチを確保しておいたので、必要に応じて各部屋で食べてもらうことにしました。とにかく、休息を取ることを最優先に!
★ACミランのクラブオフィス"Casa Milan"へ
眠りにつくも、目が開いてしまう。時計を見れば午前2時!疲れているのに、時差ぼけには滅法弱い。
もちろん、まだ外は真っ暗です。
日本とイタリアの間にある時差は-8時間。完全に身体が起きてしまったので、思いきってパソコン開いてデスクワークスタート。「始業時間が早くなりがち」はイタリア出張あるあるの1つです。笑
子どもたちも5時ごろには目が覚めていたようで、朝食会場がオープンする6時前に全員が集合しておりました。
ゆっくりと朝食を済ませてホテルを出発。やってきたのがこちら。
ACミランのクラブオフィスである”Casa Milan(カーザ・ミラン)”です!
オフィス機能だけでなく、レストラン・ミュージアム・ストアを併設する複合型施設。午前中はこちらにお邪魔します。
オフィス内にあるプレスルームで、アカデミープロジェクトマネージャーであるジャンマルコからあいさつ。
続いて登場したのが、クラブアンバサダーであるダニエレ・マッサーロ氏!
93/94シーズンのチャンピオンズカップ(現在のUEFAチャンピオンズリーグ)決勝で2ゴールを挙げ、ACミランをヨーロッパの頂点に導き、イタリア代表として1994年ワールドカップでもプレーしたレジェンドです。1995年、現役ラストイヤーを清水エスパルスで過ごしたことでも知られています。
子どもたちに向けて、ACミランというクラブの偉大さやサッカーをプレーする上での心構えを熱く&真剣に語ってくれました。個人的には何度も顔を合わせていますが、本当の意味で人格者だなぁと毎回感心させられます。今回も言葉を投げかけるほどに、子どもたちが惹きつけられているのがよく分かりました。(通訳していてとても楽しくなってきちゃいます)
★ただのオフィスじゃないことがよく分かる
マッサーロ氏に見送られて、私たちはクラブミュージアムである"Museo Mondo Milan"にやってきました。これまで獲得してきたタイトルがひと目でわかるトロフィールームは圧巻です!
世界各地のACミランファンが訪れる場所。その歴史の偉大さ、そしてそのスケールの大きさに子どもたちも目を輝かせていました。
なお、ミュージアムの出口はそのままストアの入口に繋がっています。購買意欲をかき立てられた子どもたちは、おみやげショッピングにも挑戦しました!
施設内にはレストランも併設されています。赤と黒の内装がまたカッコいいのです。
最後はこちら、"The Studios: Milan Media House"をご紹介します。
こちら、ACミランのオウンドメディア専用スタジオ。プロスポーツクラブが各種SNSを活用して独自の発信を行う【オウンドメディア隆盛期】にあたりますが、ACミランはこの専用スタジオから生配信を行うなど多角的に業務を展開しています。(テレビ局を見学しているような気分になりました。笑)
★メディカルチェック
Casa Milanを後にした私たちは、ミラノ市内のとある雑居ビルに。ドアを開けた先はアスリート向けの医療機関でした。こちらでアスリート専用のメディカルチェック(健康診断)を行います。ACミランのトップチームに新たに加入する選手たちも、契約締結を前にこちらに立ち寄り、プレーする上で支障がないかをチェックすることになるのです。
(ACミラン選手たちとの記念写真で壁が埋め尽くされています)
メディカルチェックを受診するのは、プロアマ問わずすべてのスポーツをプレーする人に課された義務の1つ。身長・体重・視力などだけでなく、心電図検査や肺活量チェックなどを行います。パスすることでプレーする権利を得ることになります。子どもたちも緊張の面持ちでチェックに臨みました。
2時間ほどをかけて全員分のチェックを終了。検査結果に異常はなく、晴れてイタリアの地でプレーすることができるようになりました。
その後ホテルに戻り夕食タイム。一抹の不安から解放されて、子どもたちにも安堵の表情が見て取れました。
なお、一部の子は時差ぼけから完全にダウン。ベッドから起き上がることすらできず、ひと足先に眠りの世界へ。笑
テーブルが寂しく感じるのはそれゆえです。これまで生きてきた中で受けたことのない刺激を浴び続けた1日。疲れるのも当然です。少しずつイタリアでのリズムに慣れていきましょう。