2021年、TOSYOでの大きな変化
TOSYOは、自分たちでも驚くほどに、EC・OEM・LOGISTICSと安定した基盤と運用で経営を続けてきた会社です。
2021年秋口時点での会社の状況も決して悪いわけではなく、業務改善・利益改善といった、経営上あたりまえにやらなければいけない課題をクリアすればよい年でもあったのかもしれません。
ところが、経営陣や営業の一部には、一抹の不安がありました。
会社が安定することで変化が生まれず、成長が止まるのではないか?
私たちは、ハンコや切り絵といった文化製品に、ライセンサー様の力や自分たちのアイディアをもとにして変化をつけて、会社の業績を伸ばしてきました。
その変化の結果にある成功だけに胡坐をかき始めて、これは成功と言えるのだろうか?そんな疑問が言葉にならないまでもどこかにあったのかもしれません。
もう風も冷たくなってきたある日、当社の代表・中川貴文は、知人を通じてCIC Tokyoの見学に行きました。
CIC Tokyo | スタートアップ向けシェアオフィスを提供、世界規模のイノベーションコミュニティで事業成長を加速!
そこには、次代を席巻するであろう起業家の方々や、社内ベンチャーなど新規事業に携わり世界の変化にチャレンジしている方が、旺盛に交流しながら働く姿がありました。
代表はすぐさま臨時取締役会を電話で開き、役員総出で再見学する運びになりました。
CIC Tokyo入居を即決
再見学では、CICのゼネラルマネジャー様にご案内をいただき、施設の使い方や雰囲気をご説明していただきました。埼玉県に腰を据え、製造や配送をする気持ちに変わりはありませんでしたが、世界のトレンドや変化の情報に飢えていた役員陣はあろうことかその日その場で、「この部屋で」と契約を打診。
虎ノ門・ビジネスタワー16Fに、好展望のオフィスをお借りすることになりました。
CICの16F、オープンスペースの正面(写真中央の奥)にTOSYOの部屋はあります。大変多くの方が、弊社の展示をご覧になってくださいます。
またオープンスペースからもお声がけいただき、そのまま交流や商談をさせていただくこともあります。PODに限らず、企業同士の運用や展開に関する相談なども盛んにいただきます。
現在は役員とコンサルティングを含めた営業メンバーらがほぼ常駐し、PODを使った新しいビジネスへのテーマを作りながら挑戦をしています。
環境の変化から生まれるアイデア
私たちは、SDGsなどをはじめ世界トレンドに対してどのようにビジネスを変異させていくべきなのか考えなければならないと思っていました。
経営者同士の交流、営業陣のお付き合いなどから非常に多くの情報を集めて考えてきたと思います。ところが、それは思い違いだったかもしれません。場所を変えたことで入ってくるNEWSは、自分たちの足で稼ぐだけではとても拾いきれないものばかりでした。もちろん、お客様にご来訪いただくことも増えました。製造工程や配送工程であれば、現地・越谷へご案内しておりますが、カンパニー同士のイントロダクション回数、および弊社からの都内営業の回数は、各段に上がりました。
実は当社はCICに常駐するメンバーに簡単なKPIを引いています。KPIはあくまでも過程であるゴールではないのですが、その中に「●人以上と交流する」というわかりやすい指標も入れています。
通常であれば難易度は決して低くないのですが、この環境にいるからこそかなりの確度で更新され続けています。スタートアップ的な変化・挑戦の回数を自社の中に強制的に根付かせ、なおかつ安定した運用を本社・倉庫に残してそこにつなげるビジネスのスキームは、非常に良い循環を生み出しているようです。
CIC Tokyoの「TOSYO 虎ノ門オフィス」は皆様に向けてオープンな環境です
CIC様より、スタートアップ企業/ベンチャー企業様に対して積極的なビジネス環境を提供していただけます。私たちは10期を超える企業でありながら、変化や挑戦に対するマインドをご理解いただき、1室をお借りすることができました。見学も兼ねて、経営者・営業陣との交流はオープンに行っております。
Wantedly内の応募要項などからご連絡いただければ、ご案内させていただいております。
弊社では新卒・既卒・中途など垣根なく、虎ノ門オフィスでの就業やサブメンバー登録になる可能性があります。弊社に少しでも興味をお持ちでございましたら、お気軽にご連絡ください!
※すっかり記事を書くのが遅くなってしまいました…。