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こんにちは、早川です。
今日は一冊の本の紹介です。
別の本を読んでいたら、たまたまこの本の紹介があったので記憶を掘り起こして書いています。
15年ぐらい前に読んだ本です。
『憂鬱でなければ、仕事じゃない』著:見城徹/藤田晋
なんともブラックな匂いのするフレーズですね!!
ただ言葉の印象とは裏腹に、この本を読んで非常に勇気づけられたのを覚えています。
ホッとした、というのが正しい表現でしょうか。
当時の自分はとにかく忙しく、慣れないIT事業を担当しながらリーダー職についたばかりということもあり、部下との関係にも悩み、仕事の仕方もよくわからず日々苦しい想いをしていました。
なんで普通に生きて仕事しているだけなのに、こんなに辛い思いをしないといけないのか?
なんでこんなに否定されるのか?
自分に価値があるのか?
このままで合ってるのか?
そんなちょっとヤバい自問自答を繰り返していた気がします。
そんな時にこの本を書店で見つけ、思わず手にとりました。
幻冬舎代表取締役社長の見城氏の経験や哲学を、
若きサイバーエージェント藤田社長がかみ砕いて、自分の経験に照らし合わせて解説をしてくれる対談形式の本です。
ざっくり要約すると・・・
仕事での悩み・憂鬱な気分は、試行錯誤していること・チャレンジしていること・成長していることの証拠であり、乗り越えるハードルが大きいほどその憂鬱さが大きくなるという内容を見城氏の独特な言い回しでまとめた書籍となっています。
これを読んだ際、「ああ、自分の憂鬱や悩みってそういうところから来てるんだな。これでいいんだ。きっと成長痛のようなものなんだな。」と、勇気をもらえたというか、割り切って前を向くことができました。ふーっと心が軽くなった記憶もあります。
この本にあったと思うのですが、見城氏の「細かいことにくよくよしろ!」という格言を覚えています。『人生は細かいことの積み重ねであり、くよくよする=悩みから目をそらさずしっかり内省をするということである。結局それが少しずつ動じない心を育み、大きな成長につながる』そんな意味だったと思いますが、同じ思想の言葉のはずです。
この本を読んで以来どんなに仕事で辛くても憂鬱でも、いくらか前向きになれるようになりました。
最後に改めてですが「憂鬱になるぐらい仕事しろ!」ではなく、「憂鬱な感情を前向きにとらえよう」という本です。ブラック礼賛ではありません。(笑)念のため。
今でも時折タイトルが頭に浮かぶ、自分にとって記憶に残る本の紹介でした。