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みなさんこんにちは。株式会社ONE COMPATH(ワン・コンパス)CXOコラム第4弾のCGO(Chief Growth Officer:最高事業成長責任者)の石田です。
最初に私自身のキャリアをご紹介すると、社会人生活のスタートはリテールのお客様向けのマーケティング支援が中心で、自社事業の運営とか全く無縁の生活でした。
その後、凸版印刷時代に電子チラシサービスの「Shufoo!」(現在は当社が運営)のサービス部門へ異動になり、そこで初めて自社事業領域に携わることになります。
自分達が考えた施策の結果が想定通りに出せず失敗ばかりでしたが、(時々)成功した時の喜びをチームのみんなで分かち合う時の感動に病みつきになり、次第に「自社事業を大きく成長させること、また新しい事業を立上げもっと沢山の生活者に喜んでもらいたい。」と強く思うようになりました。
ONE COMPATH参画後はaruku&の事業責任者を経て、現在はCGOという立場で自社事業の成長&新規事業の創出をミッションにしております。
ところで、「CGO(Chief Growth Officer)」って聞いて「何する人?」「GのGrowthって何を?」って思われた方いませんか?確かによく聞く”CEO”とか”CMO””CTO”とかと違って、正直イメージ湧きにくくないですか?
実は、私もそうです。(笑)
期初、CEOの早川から「今期から石田さんはCGOとして頑張ってほしい」って言われた時、「CGO?…Gって何?」というのが最初の反応でした。
素直にCEOに「CGOって何するの?」と聞くと、答えは「会社全体のグロース(事業成長)を実現するためにイノベーションを生み出し全事業を成長させてほしい」と返ってきました。
マジかぁ…。(汗)
当社におけるCGOとは?どーすれば期待に応えられる?
正直まだその答えははっきり分かっていないのが現状で、悩み続けています。
でも、1つだけはっきりしていることがあります。
CGOとはいえ一人で事業をグロースするわけじゃないし出来るものでもない、ということ。最も大切なのは「グロースするのは事業や会社じゃなくそれを実現するヒト(=社員)」ということ。
事業や会社は我々社員によって成立しています。その成長を実現するのはやっぱり我々社員です。
この考えのもと、私が大切にしていることは以下の3つです。
1)当事者意識
2)強みを活かす
3)顧客の声
この3つは、ヒトのグロースに欠かせない要素だと思っています。
1)当事者意識が何する上でも基礎
事業の運営には営業・企画・開発など様々な役割があります。自分の役割を全うするのは当然ですが、いかに周りの部署も含め事業成長のためにフォローしあえるか、場合によっては他部署のメンバーにも間違いや疑問などを指摘し合えるか。そんな心理的安全性の中で、同じ目標に向かって一体感を作れるかが大切だと思います。
例えば、サッカーの試合で自分のポジションだけをきちんとやっていれば試合に勝てるかというと、そういうわけではない。それと同じです。どれだけ自分の役割を100%こなしても試合に負けたら意味がなく、試合に勝つためにポジションや年齢を越えてみんなでフォローしあい、声をかけあうのと似ていると思います。
事業もみんなでポジションを越えてフォローしあい、声をかけあい一緒に事業成長に向けて取り組むことが大切ですが、そこで基礎となる意識が「当事者意識」ということです。
当社においても企画メンバーが開発に対して意見を言ったり、開発メンバーが営業にアドバイスをしたり、営業メンバーが他事業の営業メンバーに情報共有したり、多くのシーンでフォローし合っている姿を目にします。
また、そんな行動に対して「ワンマイル賞」というたたえ合う制度があるのも当社の魅力だと思っています。
2)個々の強みを活かす
先ほども述べたように一人じゃ事業成長は無理ですしチームで達成するものです。
その中で大切にしていることは「各メンバー個人の強みを活かすこと」です。
人は誰でも万能というわけではなく、弱みがたくさんありますが強みだってあります。個人が持っている強みを活かして事業やチームに貢献することが重要ですし、同時に弱みを周囲の誰かが補完し合える関係がベストです。
例えば、全く自慢する話ではありませんが、私はIT企業に勤めていますが技術の経験がなく、知識も十分ではないという大きな弱点があります。
でもそこを優秀なエンジニアメンバーが、実現に向けて一緒に考えてくれます。
また、CGOという立場にも関わらず、私には発想力が足りないという弱点があります。
でもそこを素晴らしい企画メンバーが、いろいろ斬新なアイデアを発想してくれます。
そんな私でも許してくれる当社の懐の深さには驚きますが、社内を見渡せば優れた強みを持っているメンバーがたくさんいます。自分一人で課題解決やイノベーションを実行するのではなく、周囲にいるメンバーの強みを活かすことで、顧客が期待している以上の価値を提供することが実現できます。
変化の激しい市場環境の中でも価値を発揮し続けるために、限られたリソースの中で最大限のパフォーマンスを会社として発揮するために、私自身はどうすれば役に立てるのか?みんなの強みが発揮できるのか?を意識した行動を心掛けるようにしています。
3)顧客の声は成長エンジン
成長する上で上司や同僚からのアドバイスは重要です。でも私自身の成長を最も促してくれた原動力は、「顧客の声」じゃないかと思っています。
企業向けのマーケティング支援として社会人キャリアをスタートしてからの約10年間は、本当に多くの企業や多くのご担当者とのコミュニケーションをしていました。
当時は毎日のように出張して毎日たくさんの商談をするハードな日々で辛かったですが、おかげで「お客様の業態の情報」「お客様の会社の情報」「お客様自身の情報」などニュースや本からでは絶対学べない情報を得ることが出来ました。
入手した情報や知識は他のお客様で活用できる情報も多いため、繰り返すことでものすごい情報量が自分に蓄積され、結果、お客様から頼られる存在になってますます仕事が楽しくなるという好循環を作ることができました。
次にコンシューマー向けに事業提供を行っていた時ですが、実は私の判断ミスで大炎上させてしまった経験があります。
当然私は良かれと思って担当アプリのUI改善を行いましたが、結果、ものすごい数のユーザークレームを発生させてしまいました。
この時のユーザーさんからのたくさんの声(クレーム)は私の財産ですし、その後も大切にしているのはアクセス解析です。
我々はITサービスを提供している企業なのでたくさんのアクセスデータがありますが、これはユーザーさんからたくさんのヒントをいただいているのと同じです。
このヒントを活かして、ユーザーさんが不便に思っていることや、企画した施策の反応をすぐに把握してPDCAへ活かすことが可能です。
いずれにしても成長のヒントは社外にもたくさんあるということ。いかに自分のアンテナを外に向けるか?ということが大切ですし、同時にいかに顧客のために、我々は、自分は何をするべきか?どうすればお役に立てそうか?この気持ちが重要ですね。
最後に
やっぱり「個の力」には限界があります。
たくさんの「仲間の力」を結集して大きな成果を生み出す。
仲間のために自分自身の成長もあきらめない。
そして個の力をもっともっと強くする。
それをみんながやればもっと強く魅力的な事業や会社に成長する。
その過程で失敗OK。弱音OK。口論OK。
どんな時でもたくさんの仲間が支え、刺激をくれる。
私にも、私を何度も支えてくれる仲間やたくさんの刺激をくれる仲間がいます。
その仲間の期待に応えようと頑張れる自分がいます。
そんな魅力的な仲間と一緒にグロースしたい方、是非新しい仲間として一緒にワンマイル・イノベーションを提供しませんか?