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新卒社長日記vol.1 「次世代に投資する社会創り」

はじめまして。2025年1月より株式会社リンク・アイの代表取締役社長に就任する磯貝 友希です。これから週1程度で社長として感じ、考えたことを残していこうと思います。Xでも1日1ポストをしていく予定ですので、フォローよろしくお願いいたします!  アカウント:@tomoki910826

自己紹介

簡単に自己紹介をします。1991年愛知県名古屋市生まれ。2016年に名古屋大学大学院 多元数理科学研究科を卒業し、新卒でリンクアンドモチベーショングループの株式会社リンク・アイに入社。キャリアアドバイザーとして地元名古屋で働き、そのまま2年目に名古屋拠点拠点長、その後リクルーティングアドバイザーを経験し、4年目から東海、九州2拠点の統括、5年目は北海道、東北、東海の統括を経験したのちに事業企画業務に従事。その後8年目にマネージャー、そして9年目に代表取締役社長に就任となります。

経歴を見ると順風満帆そうではあるのですが、派手に自分個人としては目立つ功績があるわけではないです。ただ、リーダーとしてメンバーを持つようになってから自分のメンバーが社内MVPや全社新人賞を受賞することは多くあり、もともと教員志望であったこともあり、メンバーを育てることが好きで、自分ができなかったことや後悔をもとによりよいビジネスパーソンになることを願って日々奮闘をしてきました。

一言で言えば、人を育てることが好きな理系新卒社長と認識してもらえたらと思います。笑

代表取締役社長就任を受けて

率直には覚悟しかないという感覚でしたが、覚悟はありました。株式会社リンク・アイは、新卒紹介事業を行ってきましたが、やはりクライアントに会社の10年後を決めるのは新卒採用であるということをお伝えしてきた中で、自分達が言行一致でその価値を証明する意味において歴代の社長の中で初めて新卒入社者の社長となれたことは誇りに思えました。それと同時に責任も感じましたが、それでもやるしかないなという気持ちとこれから創りたいと思っていた想いにまっすぐと舵取れることに対するわくわくした気持ちがふつふつと湧き上がってきました。

「次世代に投資する社会」を創りたい

割を食いたくない企業と個人の増加

新卒採用を進める中で、経営者や人事の方が「苦労して採用進めても辞退したり、入社しても辞めたりするからもう人間不信だよ笑」という愚痴をよく聞きます。実態新卒マーケットでは内定承諾後辞退率が60%を超えるというデータや、新卒社員が3年目に3割やめるというデータがあります。採用においては間違いなく魂を込めて信じて向き合っているけれども、そのような事象を経て、新卒への期待が下がっていってしまう人がいるのも事実だと感じてきました。コロナ以降は働く場所の制限も緩和されたことで業務委託が増え、「毎日リアルで顔を合わせないから、業務委託社員と正社員の差もないから、業務委託のが良い」とそんな声もよく耳にするようになっています。

一方で学生サイドも終身雇用の終焉、老後の不安などから、少しでも報酬の高い企業に入ることや、自分の成長にとってベストな環境を求め、会社への貢献というよりも自分が損をしないような就職活動を考えている人が増えているように感じます。

企業と個人の双方が「損をしたくない」「割を食いたくない」という気持ちが強くなるあまり、短期視点で互いに期待感のない消費的な関係を結んでしまっているように感じています。時間やスキルとお金を即時で等価交換しており、借り/損を生まないように努力をする関係とでも言い換えられるでしょうか。

恩と借り、そして恩返しと恩送り

そのような関係が加速していった先にあるのは、何とも寂しい社会や日本なのではないかと感じています。多くの人がご家族、教師をはじめ誰かから期待をされ、成長し、誰かに感謝を、恩を感じた経験があると思います。ただ、それを恩とも捉えられれば、借りとも捉えられると思います。(ちなみに英語のdebtには負債以外に恩義という意味もあります。)損をしたくないという感情故に、期待そして恩を感じることを避けてしまうことになっていないかと感じています。

自分自身1度だけキャリアを悩んだことがありました。初めてリーダーをし、彼らのことを思っていたつもりでいながらうまくいかず、気づけば自分の課されているミッション遂行のためだけの関わりをし、彼らも自分のミッションをこなすためにリーダーである自分を使われる中で、「こんなメンバーのために時間を費やしても自分の成長にならない」と思って転職活動をしたことがあります。ただ最後の最後で自分で思いとどまらせたものは何かというとこれまでの上司や会社に対する恩でした。そして、自分が何も会社に返せていないと。与えてくれた上司や先輩方に与えてもらったものと同じだけの何かをお返しすることはできないけれども、ただこの与えてもらったものを使って後輩に何かを与えることはできると思い、再度後輩と会社と向き合うことを決めました。不思議なもので、見方が変わると昔自分も生意気言ったときにこうしてくれたな~など恩とともに彼らに対する愛情が芽生えていきました。逆に私自身のしたいことをメンバーから応援してくれたり、チームとして次の入社者のために何ができるか?という提案まで出てくるチームになり、そのなかで恩返し、というより恩送りというのは連鎖していくと感じたのを強く覚えています。

自分は恩送りという言葉が、昔から好きです。祖父からは多くのものを与えてもらいましたが何も返せず、交通事故にあってしまいました。そのころからただ与えられた恩や感謝を誰かに送ることが自分が恩を感じた誰かを世の中に遺すことに繋がるとどこかで思い、教師という仕事にも憧れてました。そして今学生のよりよい人生になるよう影響を与え、そして企業には学生、社会を担う次世代へと期待を集め、創る仕事をしています。

そんな経験も重なり、即時清算型の消費的な関係ではなく、期待感をもって恩が連鎖していくような関係が世の中にあふれてほしい。そしてそれは企業をはじめとした大人側から次世代に期待し、投資をし、そのような連鎖を創っていくべきだと思っています。

アイカンパニーをすべての人に

リンク・アイは「アイカンパニーをすべての人に」というビジョンの実現に奔走をしています。

アイカンパニーについては下記にメンバーが書いてくれています。

アイカンパニーとは? | 株式会社リンク・アイ
リンク·アイ、そしてリンクアンドモチベーショングループはアイカンパニーと呼ばれる個人を育んでいくことを目指しています。アイカンパニーとは、自分自身をひとつの「株式会社」に置き換えて、その経営者に...
https://www.wantedly.com/companies/LII20110202/post_articles/940242

アイカンパニーとは、自分株式会社のことで、その経営者として自社を人気企業へと育てていくキャリアの考え方です。自分株式会社の経営者として社会、顧客、仲間を想い、その恩によって支え合う感覚をもって働いてほしいと思っています。そして学生がそのような連鎖や関係の中に入るきっかけとしての新卒採用を行う企業が次世代に期待し、対峙する世の中に近づけていきたいと思います。

すべての学生にアイカンパニーの経営者として自分を知り、社会を知り、構想を描き、その道筋を明確にする、その過程で自分の過去から人や環境から与えられたものに気づき、就職活動を通して期待を受け取り、その何かを与えていくという連鎖の中に身を置く決断を生み出すことをしています。

そしてすべての企業にそのようなアイカンパニーの精神を持った人と期待感ある投資型の関係を結び、よりよい形で会社の文化を含めた恩が次によりよい形で送られていく連鎖を生み出し、会社が発展していくことを期待しています。

実は個人も企業ももっと期待をしたいと思っていることを感じています。大きな期待を持てる就職、採用マーケットにできるようにこれから奔走していきたいと思います。

またアイカンパニーをすべての人にに賭ける思いは別途記載していきたいと思います!

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