【社員インタビューVol.26】目指せ!モダンデザイナー兼エンジニア~障がいが、何かの足かせになることはない。そのことをHapInSで立証する僕~
こんにちは!HapInS採用広報担当、たなかです!
お花見シーズン到来ですね!
ご家族やご友人、その他社内イベントなどで、お花見に繰り出される方も多くいらっしゃるんじゃないかな??と思います。
皆さん、春を思いっきり楽しみましょう!
(花粉症の方は見ているだけで辛くなる位、かわいそうなのですが...)
今回初の試みとして、現在ご活躍中のエンジニアさんの中から、2023年10月にHapInS入社の蒲原 温さんに、ご自身で「社員インタビュー記事」を執筆いただくことにしました!
蒲原さん、どうぞよろしくお願いいたします!
はい、よろしくお願いします!
…え、なんですかこのマイク…ご自身で「社員インタビュー」…?…えぇ…???
というわけで、今回の記事はセルフインタビューでお送りします。
まさかこんな無茶振りされるとは思ってませんでしたが、普段の行いが評価されたとポジティブに考えて、頑張って書きましたので、最後まで読んでいただけると嬉しいです!
まずは自己紹介から!
◆蒲原 温さん プロフィール◆
職歴:空白期間9年 → 書店員(バイト) → Web屋(バイト) → デザイナー(SES) → HapInS(現在)
肩書:デザイナー兼フロントエンドエンジニア
部門:受託開発
仕事内容:UIUXデザイン・Webデザイン・Wordpress構築・動画制作・React、Javascriptで少しスクリプト書いたり
趣味:音楽(特にダンスミュージック)・ゲーム(ローグライク・ボードゲームなど)・コーヒー・猫・モータースポーツ(F1)・人文哲学・ギター(← NEW!あとで触れます)
好きなことば:I know that I know nothing
【職歴について】
混沌としている職歴ですが、分かりやすい書店員時代からいきましょう。
趣味にもある通り、ボクは人文書が好きで、上記の「I know that I know nothing」もソクラテスの無知の知というやつです。
ざっくり言うと「自分は何も知らない。ということを自覚しないと、知は始まらない。」という意味です。
これだけで、原稿用紙10枚ぐらいは書けるのですが…趣旨と外れるので、またの機会に…。
書店では、接客・レジ・商品管理、クリスマスなんかはプレゼント用の絵本のラッピングもしてました。
空白期間9年からいきなり接客業は、かなり勇気が必要でしたが、幸いにも職場の方が大変親切で、なんと3年半も働いていました。
家からすぐ近くで、通いやすかったのもありますね。
しかし…ぼくは入社時点で27歳、3年半後は30歳半ばです…
家の事情もあり、そろそろ最低賃金のバイト生活から抜け出す必要がありました。
書店での仕事は、趣味も相まって大変楽しかったのですが、業界も電子書籍の波に飲まれ、社員になるのは厳しいとのこと…。
泣く泣く、転職を決意しました。
【昔取った杵柄】
さて、30代ぐらいの方は、小中学生ぐらいの頃を覚えているでしょうか。
まあ、ボクはだいたい苦い記憶しかないのですが、当時はインターネットが人口に膾炙した時期でした。
ボクの家にもWindos XPのパソコンがきて、インターネットに繋がって、一気に世界が広がった覚えがあります。
辞書を引くかわりに検索したり、コンシューマーゲームからPCゲームにはまったり、掲示板やチャットで顔も知らない人と交流したり。
特にボクはなかなかの不登校児だったので、インターネットの世界にどっぷりハマりました…
さんざん親には怒られましたが。
が、しかし、ここで今のボクの職と繋がるあるものに触れます…そうホームページです。
今はSNSが普及したので、インターネットでの個人スペースはそういうSNSですが、昔は個人のホームページが主流でした。
同じ趣味の人のホームページにいって、掲示板で挨拶、相互リンクを貼ってもらって、お互いにやりとりする…そんな時代です。
逆に言えば、今のSNSアカウントがないとインターネットで交流できないのと同じで、ホームページがないとなかなか交流ができません。
インターネットにしか居場所がないボクは、もちろん作りました。
そう個人ホームページ!
当時から、ホームページビルダーなどのソフトはありましたが、学生にそんなもの買えるお金はありません。
なので<html></html>まで全部手書き!
ここで初めてプログラム(正確にはマークアップ言語ですが)に触れて、プログラミングの楽しさを覚えました。
高校も通信制のところで、時間に余裕があったので、ITパスポート(当時は初級アドミニストレータ)と基本情報処理技術者を取得して、がっつりコードも書くように。
この時の経験が後に、転職先を決めるきっかけになりました。
【ポートフォリオをつくろう!】
転職の話に戻りますが、ボクにある職歴は書店員の3年半しかありません。
膨大な空白期間は、取った資格でもなかなか埋まりません…。
とはいえ、個人でホームページ制作と接客業を3年半やった経験、あとは資格でアピールするしかぼくにはありません。
加えて、後述の病気もあるので、フルタイム+毎日通勤するのは心身ともに耐えれそうにもない…。
しかしここにきて、例のあれでリモートワークが突如普及し始めました。
しかも調べると、Web関係は元々リモートワークをしていたところもあったりと、なんという転機!
「これはもうWeb屋になるしかない!ここでならないと人生終わりだ!」と、急いで求人を血眼で見ました。
で、そこにあったのがポートフォリオの文字でした。
なんとポートフォリオさえあれば、経験が浅くてもチャンスがあるらしい。
だけど、ポートフォリオって、普通イラストレーターの人とかが出す作品集みたいなやつ...ですよね…?
確かに、ボクは個人で制作の経験はありますが、昔と違って今のホームページは超おしゃれ…昔のまま作っても、とても採用されるようなポートフォリオが出来上がる気がしませんでした。
そしたらなんと、現代では、WebデザイナーというWebサイトのレイアウトやデザインをする人がいて、デザイナーさんがデザインして、そこから実際のページを作るらしいじゃないですか。
ボクは、作る部分はちょこちょこ技術を追っていたので
「あとはデザインが出来ればポートフォリオが出来る!デザインを勉強するしかない!」
ちょうど書店員をやっていたので、参考書籍は、従業員割引で割安で買えるおまけ付き。
手当たり次第に買って、半年ぐらい勉強、4原則に沿ったデザインやバナーの作成が出来るようになりました。
そして試しに、5つぐらいデザインをして作ったサイトと、バナーなどを載せたポートフォリオを公開して、フリーランスの案件に応募したところ、運よくいくつかお仕事がもらえました。
さらに、その後のバイトですが、なかなか時給のいいWeb屋さんの求人に応募したところ、その場で採用されました。
(ちょっと変わった社長さんの会社でしたが、なんでもまかせてもらえたので勉強になりました)
【目指せ!モダンデザイナー兼エンジニア】
ただ、そのバイト先はほとんどボク一人で作業していて、使っている技術もwordpressのついでにPHPをちょっと。みたいなところでした。
技術面では、VueやReact。デザイン面ではUIUX・デザイン思考などが話題になっている昨今、時代に乗れてない感じが否めませんでした。
時給も良かったのですが、さすがに独り立ちするにはシフトの関係も相まって厳しく、二度目の転職を決めました。
半年ぐらい転職活動をして、SESのデザイナーというちょっと特殊ですが、無事正社員にもなれ、めでだしめでたし…というわけにはいかないのが、人生なんですねぇ…。
なんと派遣先のデザイン部門が半年で潰れてしまい、その後3ヶ月以上待機状態に。
担当の営業さんも頑張ってくれたのですが、このままではまた空白期間ができてしまうのと、半年でしたが、派遣先が大手のデザイン部門で、濃密な経験が出来「もっと上にいける!」という感触があったので、待機時間をうまく使って、三度目の転職活動に乗り出しました。
実は…
察しのいい方はお気づきでしょうが、ボクは10年以上の精神疾患(うつ病やら諸々)を患っています。
前述の病気はこのことで、精神障害3級の手帳も持っています。
といっても現在は、ある程度寛解しており、症状も服薬で落ち着いています。
とはいえ、この病気のせいでまあ職を探すのが大変で、クローズ(病気を隠すこと)も心苦しいですし、オープンにしようものなら書類選考で弾かれます。
これは障がい者雇用枠でも同じで、精神障害はなかなか受け入れてもらえないのが現状です。
しかしもうクローズにして心身に負担をかけるのも辛いですし、手帳も取得したので今回の転職は全部オープンにすることにしました。
できるだけインクルーシブやダイバーシティーを謳っている会社を探していたのですが、そこで目に止まったのが、wantedlyにあった福富さんの記事でした。
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障がいを抱えていてもエンジニアへの夢を諦めてはいけない。
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こんなに障がいを持った人に正直にメッセージを書いてる会社、障がい者雇用枠の会社でも、今まで見たこと無いです。
そして、この時に募集していたのが「CTOと一緒に働くデザイナー枠」という奇跡!
迷わず「話しを聞きたい」のボタンを押しました。
そこからはトントン拍子に、田中さんとのカジュアル面談から、一気にCEOの渡邉さん、CTOの佐藤さんとの面談を経て、無事内定をいただきました。
実際に働いてみて(環境編)
とにかくフルリモートなので、めちゃくちゃ助かってます。
今まではちょっと調子が悪いと通勤のことなど考えて、休んだり、遅刻早退しなければならなかったのが無くなりました。
(まあそもそも通勤が本当に苦痛ですし、オフィスとかも怖い…)
あとこの手の病気って、一日の中でも波があって、頓服飲んだり、呼吸法試したりして10分程度横になれば大丈夫になったりするのですが、オフィスだとそういうわけにもいかず…。
もちろん完全にダメな時は、普通の人の病気と同じでお休みをいただくこともありますが、いまのところ年始にインフルで一日休んだだけです。
事前に申告さえすれば、時差出勤もできるので、朝や夕方に病院も行きやすくなりました。
実際に働いてみて(仕事編)
受託開発部門は20~30人ぐらいで稼働しているので、いろいろなお仕事を任されます。
メインはデザイナーなので、デザインをしている時間が一番多いですが、デザインの仕事がないときはスクリプト書いたり、直近だとデジタルサイネージの作成など、まだ半年ですが本当にいろいろやらせてもらっています!
(このサイネージ、沖縄のどこかにあるらしいので沖縄の方は探してみてください)
また、ほぼ同期のデザイナーさんは今ノーコードをやっていたり、「ボクもやるかも。」みたいな話しが出ているので、楽しみです。
あとは、クライアントワークなので、結構クライアントさんとやり取りすることが多いです。
特にデザインは、こちらから提案してデザインの意図を伝えたり、会話の中で相手の意向を伺ったりしないといけないので、黙々と作業しているより、喋ったりすり合わせたりしてる時間のほうが長いかも…?
実際に働いてみて(雰囲気編)
自由闊達という印象です。
ちょうど社員の提案でサークルができたり、ブラザーシスター制度が試されたり、その他いろいろ事ある毎に意見が飛び交っています。
また、代表の渡邉さん自ら、心理的安全性の話しをしたり、そのあたりの配慮もなされていて、安心して発言ができる雰囲気です。
サークルといえば、前回のインタビューに出た、坂本さんのバンドサークルに入りまして、なんとこの年にして初めてギターをやることに!
人生なにがあるかわからないですねぇ…。
【おわりに...】
最後少々重たい話しになっちゃったかな。とも思うのですが、ボクとしては「同じような病気や様々な事情がある人でも、どうか諦めないでほしい」という思いと、社会に対してネガティブなイメージを払拭したい気持ちで、書かせてもらいました!
もちろんそこを通すだけの実力は必要ですが、「環境や社会のせいで、実力を発揮できない」のは、世の中が悪いですし、その中でもうちみたいな会社もあって、環境さえ整えば、なんとかやっていけるというのが少しでも伝われば、幸いです!
長くなってしまいました、そろそろマイクをお返しします!
今回のメンバー紹介は、蒲原 温さんでした。
「エンジニアさんによる執筆」という初の試みのなかで、ご自身のことを、オープンに話していただけたこと、とてもとてもとても感謝しています!
次回ご紹介の社内メンバーにも、是非ご期待くださいませ‼
HapInSでは、個人と社会の幸せを追求するという基本理念のもとに、様々な施策や制度を生み出し「働く環境」の整備に力を入れていっております。
2023年だけで40名以上もの新しい仲間が増えており、2024年も80名程度の増員を計画しています!
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