1
/
5

2020年のコロナ禍における玩具商戦もぼちぼち盛り上がってまいりました。

 今年はコロナの影響が玩具業界にも押し寄せ、例えば例年6月に実施されているおもちゃショーが中止になったり、バイヤー向けの様々な展示会が中止になった関係で今年発売の新商品のリリース情報がメーカーからのみ発信されている様な状況で、通常はもうそろそろ年末のクリスマス商戦で売っていくメインアイテムがなんだろう的な議論が出てくるタイミングなのですが、まあなかなか見えてこないというのが現状です。販売状況的には感染拡大を受けて外で遊べるアウトドア系、ステイホームでボードゲームやワークショップ(工作系)の動きが良かったみたいでもともと自社でオンラインサイトを持っていた会社さんやネットの様々な販売チャンネルで展開していた会社さんは結構いい数字になっていたのに反して、小売・店舗での販路がメインの会社さんは店舗が休業中で荷物が受け取れないというぐうの音も出ない回答で在庫が倉庫にあふれているという状況です。休業もあけてようやく入荷が再開したようですが、それでもクリスマスまではいかないもののある程度の需要が見込まれるGW期間の入荷が止まった事はかなりの痛手になっています。任天堂スイッチとあつ森みたいなキラーコンテンツは別格として、今後の玩具業界の流れとしてはより家族で遊ぶ、自宅でじっくり楽しみながら時間を過ごすといった様な事が求められるんではないかなあと思っております。

 そんななかで最近レゴショップの店頭で先行予約してたりしますが、けっこうこれが今年のメインになるんじゃないかなあ、と言う事でレゴマリオです。商品の詳細はリンクをみていただくとして、通常のレゴのコラボものってまあ基本キャラと乗り物とか建物がストーリーに出てきたものくらいなんですが、まあ今回のマリオもその手のやつかな、とまあちっせえ小銭稼ぎしてやがんなレゴも任天堂もと思ってよく見てみたらまあほんとすいませんごめんなさいくらいの新技術がもりだくさん。なるほどそりゃ開発に4年もかかりますわなマジで。この技術、マリオでの縦の拡張性もありますが、当然キャラを変更しての水平展開も出来るわけでして、まあ新しいプラットフォームですよねほんと。ドラえもんスイッチみたいなまあ別にドラえもんじゃなくてもいいんじゃね?的なまあいわゆる日本におけるキャラクタービジネスのステレオタイプ的なキャラの使い方と違い、まあこれはマリオじゃないとダメだわ的な、キャラクターとレゴがそもそも持っているコンストラクション系の創造性を拡張する手段としてのキャラの使い方。まあ雲泥の差です。まあレゴ×任天堂ってもう海鮮丼のウニといくらが丼からはみ出してお盆にあふれてるくらいの豪華タッグですのでそれと比べたら可哀想な感じが否めないんですが、まあコンテンツホルダーと技術を持っている会社が超真面目に仕事した成果ですよねほんと。だって予約しちゃいましたスターターセット。マリオの目と胸に搭載されたディスプレイの技術は任天堂からレゴに提供された、ってもうなんかいいですよねそういうの。

 弊社は基本的にはイベント企画会社ですが、そのリソースが私がもともと玩具業界に関わっていた事もありまして、弊社のコンテンツのいくつか玩具を作っている会社さんに製作していただいていたりする関係で、結構玩具業界の話が耳に入ってきます。おそらく下半期に開催されるクリスマス商戦に向けた商品の展示・商談会的なものが展開されるなか、各社いろいろ冬に向けて仕込んでいる感じがコロナの影響でやや後ろになっては来てますが出てきている感じです。まあ今年の冬に感染症対策を前提とした企画された玩具なんかはまだ出てこない、というか玩具の開発は引き物(海外で既に出来上がっている製品を買い付けて販売する事)のリパッケージ以外はまだ開発期間が短すぎて出てこないのですが、まあたまたまコロナ禍においてニーズがマッチして当たったメーカーさんなんかはこれ見よがしにアピってくる感じだと思います。まあ企画力で業界屈指のタカラ○ミーさんとかあたりはなんかコロナ企画のもの出してくるかもしれませんけどw まあ秋くらいには出揃って店頭に並んでくると思いますので興味がある方はぜひ皆様秋口くらいに玩具店の店頭をご覧いただければと思います。

 さて、前置き長くなりましたがそんな中で実は弊社、久しぶりに知育玩具の販売業務を受託しました。こちらの【デジコロ】という商品のプロモーション・セールス業務をさせていただくことになりました。秋の販売開始に向けていまボチボチ(まあ遅いんですけど)動き始めております。

 ざっくりいうと、iPadの上で「触って」「握って」遊べる積み木のようなおもちゃがあったらいいね!というところから考えられたのが「デジコロ」です。「デジコロ」は、他にはない球型タッチペンとしてiPadの上で転がして遊ぶ、どこにもない新感覚のユニークなおもちゃです。(デジコロの黒い突起部がiPadに触れてアプリを操作する球型タッチペンとして、既に日本はもちろん、USA、EU、中国、韓国、台湾、香港でデザイン特許を取得しています。)そして、デジコロの持つ技術設計は現在特許申請中です。

 詳しい内容はリンクを参照いただければと思いますが、こちらもレゴマリオを超える製作期間6年を経て作られたガジェットで、実は1年前にショーなどでリリースされたのですが、開発者がこのままではダメだ!と思い1年間販売を凍結し再度開発をやり直したという経緯もありまして現在はものすごく魅力のある商品となっております。これは触ってもらった方がホントわかりやすいんですが、まあオンラインの宿命でそこがなかなか難しい中、どうやって展開していくのか今から色々考えております。

 玩具の面白いところは、市場的には大手企業の独占・寡占の状況の中で、やってやろう!と考え作っちゃう人がけっこうボチボチいて、その狂気ともいえるプロダクトが思わぬ光を放っていることがあるという所でしょうか。この商品もがっちりと光を放っておりました。一年前にこれに出会って何か関われないかとお話をする中で、なんと営業面のお仕事をいただくという事になり、まあ感謝感激です。しっかりと認知拡大に向けていろいろやっていこうと思っております。

 そしてまた、他にも色々仕込んでおります。また随時こちらでご案内していきたいと思います。


アソビスキーでは仲間を募集しています。

株式会社アソビスキーからお誘い
この話題に共感したら、メンバーと話してみませんか?
株式会社アソビスキーでは一緒に働く仲間を募集しています

同じタグの記事

今週のランキング

近藤 学さんにいいねを伝えよう
近藤 学さんや会社があなたに興味を持つかも