FURSA PROJECT
<ヨルダンの課題と遭遇> 2017年9月 パレスチナ、シリア、イラク難民家庭等、20件以上を取材した。また、国連難民高等弁務官事務所や国連パレスチナ難民救済事業機関等の国際援助機関や、現地NGO、政府機関等からお話を伺った。ヨルダン全体が難民の増加により悲鳴を上げていること、難民の方々は経済的にも精神的にも本当に苦しい状況にあることを知った。自分に何かできることはないかと漠然と考えだした。 <課題解決の手段の模索> 2018年3月 イラク人難民家庭を中心にヨルダンにいる様々な人へのインタビュー行った。また、独身の男性難民家庭への宿泊を通して、身を持って実態を理解しようと努めた。その中で、今まではマクロな視点で見ていた「仕事」の問題の重要性を個人レベルで実感した。更に聞き込みをしながら、小さな仕事のニーズがあることにも気づいた。ヨルダンで一般的なUberやAirbnbといったサービスからもインスピレーションを得て、単発の仕事のニーズと活用されていない労働力をオンライン上でマッチングさせることを思いついた。そこで、プログラマーやデザイナー等のチームを集め、計画を練った。 <実践活動> 2018年7月~11月 ・日本で類似サービスを運営している会社の取締役社長と、Skypeを通じて相談させて頂いた。 ・オンライン決済が普及していない中でどのように継続的にお金を得る仕組みを作るか。聞き込みベースの調査をし、候補を洗い出して、試算を行った。 ・横浜国立大学のベンチャー支援制度に採択された。 ・同大学のゼミナールで学んだ採用学の知見を活かしながら、ヨルダンの求人サイトを使い、無給という条件ながら優秀なプログラマーを得た。 ・弁護士を知人の伝手、大学や事務所への訪問で探し、法的事項の確認をした。 ・アプリは7割程完成した。 ・ヨルダンのチームは解散状態 ・Facebookグループを用いて社会的ニーズを解決しようとする人達を調査し、資金の殆どない中で、どのようにマーケティングをしていけば良いのかを学んだ。