ヨルダン難民生計調査
シリア内戦以降シリア、イラク等を中心に70万人以上難民が流入しているヨルダン。現状を認識し、新たな研究課題を発見するためのプレ調査における助手として、2018年8月にヨルダンを訪問した。 パレスチナ、シリア、イラク難民家庭等、20件以上を取材した。また、国連難民高等弁務官事務所や国連パレスチナ難民救済事業機関等の国際援助機関や、現地NGO、政府機関等からお話を伺った。 ヨルダンにおいては、「国際社会が着目するシリア難民は一級難民、パレスチナが二級、イラクは三級」といった処遇が実情として存在するという声を複数聞いた。世界大で難民が発生する難民の世紀においては、「難民のなかでの格差」が問題となっているのである。 今年度、科研費が通り、本格的な調査を8月ごろに行う予定である。