熱波師タオルの販売
熱波師用のタオルの制作から販売まで行った経験だ。私は、副業でアウフギーサー(熱波師)をしている。アウフギーサーとはアウフグース をする人のことだ。ウフグースとは、熱したサウナストーンにアロマ水をかけて蒸気を発生させるロウリュを行った後に、タオルで蒸気を撹拌させながら扇ぎ、お客様に熱い風といい香りを届けるショーパフォーマンスだ。アウフグースをするにあたり、風を送るためのタオルが必要となる。アウフグースは、ヨーロッパ発祥であり、サウナ室は日本のものより遥かに大きく、その分タオルも大きい。基本的に海外で販売されているタオルをオンラインで購入するのが一般的であった。日本のサウナ室に対して、タオルが大きく、値段も高いという点に、私も他のアウフギーサーも困っていた。そこで、10種類ものタオルとミシンを購入し、日本のサウナ室に最適なサイズと重さのものを作り上げた。そして、オンラインストアを立ち上げ、自分のアウフグース専用SNSで発信していった。最初は知り合いがお情けから買ってくれた。しかし、実際に購入者が、タオルの使いやすさを実感し、口コミをしてくれたことで、アウフギーサー界隈で広まり、日本各地から注文が入るようになった。その結果、ミシン代、材料費を上回る利益が出て、アウフギーサーとしての知名度も上げることができた。