立教大学 / 法学部政治学科
埼玉県の貧困層の学習ボランティア
大学の授業の一環として、アスポートで埼玉県の貧困層の小中学生に対する居場所づくり及び学習支援を行いました。 この経験を通して私は他者の動かし方を学びました。 この場所に来る生徒は家庭環境が整っておらず精神状態が不安定な場合が多いです。そこで私は「信頼関係の構築」「他者視点」「場の理解」の3つを意識して生徒児童と関わりました。 信頼関係の構築は「人から信頼される人」はどのような人かという視点から自分自身が信頼される人になれるように意識しました。また、キャリブレーションやミラーリングなどの心理的方法も場合によっては使用しました。 他者視点は自分と相手との価値観が違うことを認識し、相手目線でも物事を考えられるように意識しました。 場の理解については、誰と仲がいいのかなど相手の状況を空間的に捉えることを意識していました。 これを踏まえて、勉強しなければならない受験生に楽しみながら勉強をしてもらうことができました。状況としては、その生徒は勉強をせず絵を描いて遊んでいました。そこで私はその子が「絵が好き」という視点があることに気付き、最初は一緒に絵を描きました。絵を描くことを通して信頼関係を築くことを意識しました。その後、歴史かるたを使って遊びかるたの絵札から歴史の話をして最終的に教科書に描かれている絵の話をしました。結果として生徒に「過去1楽しかった」と喜んでもらえました。