立教大学 / 法学部政治学科
子どもの政治ゼミのボランティア
月に1回、東京都内の児童館で行われていた政治ゼミのボランティアをしました。毎月違うテーマを様々な大学の先生が教えてくれます。私は子どもと一緒に教授の話を聞いて、一緒に話し合いをしました。一番大きなイベントは1月に行われる「子ども議会」でした。子どもたちが区議会に政策を提案します。そのとき、子どもが自由に考えながらも限られた時間の中で作業をしなければならないため工夫をしました。例えば、事前に「あと10分だよ」とタイムマネジメントをしたり、話し合いの内容を議事録にしてみんなの意見をまとめました。中でも印象的だったのは子どもが泣いてしまった時です。じゃんけんで役割分担をしていたのですが、じゃんけんで負けてしまった子は泣いてしまいました。私はどのように対応したらいいのか、少し戸惑っていたところ主催者の方が「みんながじゃんけんで決めるって納得の上で行ったから、本人も納得していたはず。だからこの役割を帰る必要はない。でもやっぱり悔しくて泣いている。山岸さんは何もしなくて大丈夫。」とおっしゃいました。納得の上でのシステム化と個人の感情について、そして子どもの扱い方について深く考えることができたそんな数ヶ月間でした。