発明塾 / 発起設立メンバー
飲用水に含まれる不純物を急速かつロスなく浄化する方法についての発明提案
サイゼリヤなどに設置されているジュースサーバーをはじめとして、飲料水を潤沢に供給する装置が飲食店を中心に普及している。日本の飲料水はオゾン浄化法などの技術によりそのまま飲用に適しているが、アメリカを含めてほとんどの国で水道水は飲用に適さない。 その理由が、飲用水に含まれる重金属や生物学的・化学的汚染物質である。そのため多くのレストランでは浄化済のペットボトル飲料水を提供しているが、コストがかかる。水道水を素早く浄化すること求められていた。 しかし水質浄化においては時間と効率のトレードオフが存在した。最新のろ過装置を使えばほぼ確実にきれいな水を得ることができるが、時間がかかる。逆に化学的処置による解決は素早く浄化できるがあまり安全性の高い水は得られない。このような切り口で調査をした。 課題を深掘りしていくと化学的処置における真のトレードオフを発見。すぐに解決法をみつけた。流体力学の原理に基づいた配置を特徴とする、化学的処置を施しつつ安全で素早い水を得る方法を発明提案書にまとめてXinovaに提出した。残念ながら一部の課題要件をクリアできないものと判断されたため報奨金は支払われなかったが、評価は高かった。 この発明を以て課題解決手法が確立した。