はじめに
こんにちは。マイグレーションチームの藤本です。
ZOZOTOWNはオンプレミスとクラウドのハイブリッドで動いており、その内、オンプレミス側のアプリケーションはClassic ASPとストアドプロシージャの組み合わせで実装されています。
私たちのチームでは、そのClassic ASPとストアドプロシージャの廃止を目標に、まずは参照系の処理をWeb APIで置き換える作業をしています。この記事では、Karate
を使って参照系の処理を置き換えるWeb API(以後、参照系API)のE2Eテストを実現するための取り組みについてご紹介します。
全体に影響する修正とテストの必要性
フレームワークのバージョンアップ
冒頭の通り、参照系APIは商品やショップの情報を取得すると言ったZOZOTOWNでも最も古い部類に入る機能たちを、まずはAs−IsでそのままWeb API化することを目的とするものです。そのため、いわゆる「REST API」とは異なり、1つ1つのWeb APIが様々な機能を提供しています。同じエントリポイントであっても、その時のパラメーターによって挙動が全く異なるため、網羅的な動作確認が重要です。
この参照系APIは少し古いバージョンのSpring Bootで実装されており、ある時バージョンアップが必要となりました。
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