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もう、仕事辞めます

2021年ももうすぐで折り返し。                            
人事の仕事について8か月目になる。

様々な媒体を経由して、のべ100人近くの人とお話しをしているが、先日応募が来てふと思ったこと。 


「ん?この企業の社員さんから、また応募が来た。偶然かな?」


その企業は地上波でCMが流れる有名な大手企業さん。そして面談をしてもとても優秀な人ばかり。        ただ、こうして面談で話しているという事は転職を検討しているわけで。                  そして共通しているのが新卒で入社して、1年目から2年目くらい。

いわゆるZ世代と呼ばれている人たちだ。

そういえば、最近こんなニュースもあった。
タイトルは入社0日で辞めた人も。新卒1か月で退職するZ世代の本音

実は、その企業さんから1名内定者がいたため、色々と聞いてみた。

企業と当人のミスマッチという事もあるだろうし、組織変革を行っている過渡期で色々と整備されていない環境など様々あるだろうけど、本質はコレ

「自分のやっている仕事が何の役にやってるのかわからない」

例えるなら、車のタイヤばっかり研究して、その部署の人はタイヤのプロになっていくんだけど、そのタイヤを作ることに意味を見出せない、みたいなことだそう。


もちろんタイヤを作ることや、タイヤを研究することに自分の人生をかけている人はいるし、そういう人たちがいないと車に乗れない。でも、彼はそれに共感ができないと。(彼はタイヤを作っているわけではない)

ただ、仕事そのものが絶望的に楽しくないわけではない。福利厚生とかの待遇もいいし、給料基準は高く、ボーナスも多いらしい。

でも、「これ、何のためにやってるんだろ?」っていうのが、ずっと頭に浮かんでいるらしい。   「まだ入社からそこまで期間がたってないからじゃない?」っていう話でもないらしい。       先輩も同じようなことを言っているそう。これを定年までこの先40年間続けることを考えると鬱になりそうだとか。

「これは何のためにやっているんだろう?」という理由が明確ではないと、いくら優秀な人でもダメになってしまう。ましてや、そんな人に「3年間は続けろ!」とかわけのわからないことを吹きこんで、思考停止した腐った人間にしていくんだろうなと感じた。


モチベーションの源泉


仕事におけるモチベーションの源泉は人によって異なる。

家族を養うため
将来安心して暮らすため
仕事で自分の技術やノウハウを上げるため

など様々。


ちなみにZ世代の方達は、自己実現と社会貢献などを重んずる傾向があるらしい。

じゃあ、自分はどうか?(※注 Z世代とかけ離れている世代です)                                       ひとことで言うと                                                     

「毎日楽しい」


いや、本当に。問題は山積しているけど、障害を乗り越えるために、自ら考え実行し修正してまた実行する。必要と感じれば仕事を創出する。そんな当たり前の事ができているだけで楽しいし困難がある方がモチベートされるみたい。       


そして、、、

それは何の役に立っているの?


ここで大事なのは実際に自分がしている業務がどう世の中に影響するのか。ということ。

ウチは様々な事業展開を行っているけど、その一つに過疎化に悩む地方を助ける!という社会課題に挑戦している。                                                     特に「地方創生は私たちが実現する!」という言葉が個人的に好き。

実際に手掛けたグランピング施設のおかげで地方から都心に出ていた跡取りが地元に帰ってきた。という事もあったり、過去に地方自治体からの依頼で、町おこしイベントを主催してお子さんから親御さんまで楽しんでもらったり、そして今は、自社グランピング施設をオープンさせてそこで新しい事をテストしまくっている。

テストするうえで、大事な事はひとつ。                                         人々を世界をドキドキワクワクさせるにはどうしたらいいだろう?


移動そのものがアクティビティだ!敷地内をEVのバイクや車で移動できるようにしよう!
むしろヘリ移動でアクセスも感動体験できるようにしよう!
LGBTウェディングができるようにしよう!
超巨大な恐竜置いちゃおう!


こういう一つ一つが、元気を失っている地方の活性化に繋がってくると感じている。          施設に直接関わる人、その地域のお店など間接的に関わる人達、そして本気で実現しようと共鳴して日々奮闘している皆と一緒に働ける事が何より自分にとって大事。


と話しが膨らんでしまったけど、どれもやっている事はビジネスであって遊びではない。だから何かを行うにはリスクを伴っている。                                              ただ、成長するためにも私たちはリスクテイキングを行っているわけで、守りに入るつもりはない。

確かにどちらかというと、猪突猛進型で足元や後ろを振り向く事が苦手ではある。そんなゼンシンでよく聞く言葉が

「頼んだ!」  

タイプによっては、無責任に感じたりとめちゃくちゃストレスがかかる人がいると思う。                            ※流石に入社から間もない人にはやらないです。

裁量がある。という言い方があるけど、自分で考え行動するわけだから、ひとことでいうなら、「やらされてる感」はゼロ。※あくまで個人の意見です。

自分がやっている事で携わる方に感動体験を提供したい!過疎化に悩む地方を活性化して日本を強くする!そのためにも制限が少ない環境で自分ができる限りの事をして力をつけたい。

私は、企業のカルチャーと個人の価値観や感性がマッチすると仕事が楽しくなる事を知っている。   そこが実現したとき採用担当として、何よりやりがいを感じる瞬間かもしれない。


仕事探しにおいて、「これからやる仕事は誰の、何の役に立ってるのかな?」を1つの基準にしてみるのもアリなんじゃないかな?


ー寺田

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