「あれ、会話になってない…」
「なんか話が噛み合わないなぁ…」
友人や先輩にこれらを言われたことありませんか?
もし「ヤバい、友達からたまに言われる…」と心当たりのあった就活生は、要注意です!
何故かというと、「会話力が低い=きちんと会話が成立しない就活生」は面接で落とされやすくなるからです。
「いやいや、自分はそんなこと思われないから大丈夫です笑」
「失礼な!会話くらいちゃんとできてますよ!」
そう油断している就活生も、注意が必要です。
言われたことがないだけで、実は裏でそう思われてるかもしれないですから…。
というわけで、今回は「面接における会話力の重要性とNGな特徴」について説明していきます。
表題の通り、まずは面接の場でいかに「会話力=会話を成り立たせるための能力」が合否の重要な要因かを説明していきます。
何故重要なのか?
さきほど"面接の場で"と書きましたが、面接の場だけに関わらず基本的にビジネスの世界で「会話が成り立つ=ちゃんとお互いの意思疎通ができる」のは、仕事を円滑に進めるうえでの最低条件だからです。
そのため、面接の場で会話が成り立たないと「あ、この子と仕事すると大変そうだな」と評価されることになり、減点されてしまうことになります。
もちろん会話力だけが合否の要因ではありません。
その他にも思考力・志望動機・地頭・価値観・性格など…様々な要因がありますが、就活生に意外と見落とされがちなのが特に「会話力」なのです。
「自分の言いたいことを齟齬なく相手に伝える」
「相手の言いたいことを齟齬なく理解する」
これはビジネスにおいて基本中の基本でありながら、奥義でもあるくらいに重要な能力であるということをまずは頭に入れておきましょう。
会話力が低い就活生に特にありがちな特徴を、実際の面接の事例ベースで2つ紹介します。
個人的な主観ですが、この2つこそが会話力が低い原因として最も多いと思います。
面接をしていると、意外なことに真面目な印象の就活生にありがちなケース。
文章でみると露骨に伝わるかと思いますが、もはや一人で一方的にガーッと話してしまっていますよね。
しっかりとプレゼンを準備してきている点は最低限評価できますが、普段の日常会話で友人とこんな話し方をしていたら友人からどう思われるでしょうか?
「何かアイツと話してると、自分ばっか話すから楽しくないわ」と言われるのはもう目に見えてますよね。
大前提として、面接は"プレゼン"ではなく、"会話"です。
面接で一方的なプレゼンしかできない子は「ああ、この子は普段の業務中も、相手のことを考えずに自分だけがペラペラと話し続けるんだろうな」と評価されることになります。
特に営業職であればなおさら致命的な減点になりますので、より一層注意が必要です。
改善方法としては、一呼吸つくたびにきちんと間を置き、そのタイミングで必ず相手の顔を見て「今の話がちゃんと伝わっているか?」を確認してください。
一方的なプレゼンをする就活生に限って、相手の顔を見ていないことが多いですが、相手の理解度に合わせて話をするためにもしっかりと顔を見ましょう。
また、「伝える」意識ではなく「伝わる」意識も忘れずに持っていてください。
(「伝える」は自分が行動主体ですが、「伝わる」は相手が行動主体です)
伝えることに焦点を当てすぎて、伝わることが意識から抜けていたら、一方的なプレゼンになってしまうので要注意です。
続いての特徴はこちらです。
採用担当者の質問に対して、就活生の回答が一致していません。
「学生時代に頑張ったこと」を聞かれているにもかかわらず、「自分の学生時代の経歴」を語り始めていますよね。
Aくん「朝ごはん何食べたの?」
Bさん「今日は7時に起きたよ」
もはやこのレベル↑の会話のすれ違いが起きているのです。
これもまた確実に減点です。
繰り返しますが、面接は"会話"です。
チームで仕事をする以上、円滑なビジネスコミュニケーションが取れない人は周囲にも迷惑をかけてしまうため、採用担当者からしたら致命的な減点に映ってしまいます。
▽参考:実際の現場で起こりがちな「質問に答えていない事例」
上司「こないだ頼んだ仕事、納期が明日までだけど間に合いそう?」
部下「先週から始めました」
上司「いや、だから間に合うかどうかを聞いてるのよ」
部下「今は進捗8割くらいですね」
上司「だーかーら、間に合うの?間に合わないの?」
部下「あ、すいません、明日中は厳しいです」
上司(間に合わないのかよ…)
改善方法としては、まず何よりも相手の知りたいことをきちんと推察しましょう。
今回の事例で言えばわかりやすく「学生時代に頑張ったこと」と聞いてくれていますが、実際には文脈などを読みつつ、「この人は何を知りたいのかな?」と推察する必要があります。
そして、その上で結論から先に言うようにしましょう。
個人的なコツとしては、「この質問文はYes/Noで答えるのか、ちゃんと中身を答えるのか」を常に意識することです。
「サッカーは好きですか?」と聞かれたら、「Yes/No」と答えますよね。
「好きなスポーツは何ですか?」と聞かれたら、「サッカー」や「野球」など中身を答えますよね。
大前提として、前者の質問形式ならばまず何よりも「Yes/No」をさっさと答え、後者の質問形式ならば「中身」をさっさと答えましょう。
「サッカーは好きですか?」と聞かれているのに「いや~最後にやったのが高校生の時なので、もうそれ以来全然やってないですね~」とか補足を先に答えるのは厳禁です。
「はい、好きですね」とさっさと結論を答える。補足をつけるのはその後。
この意識を忘れずに持ちましょう。
会話力について、まとめます。
面接において会話の中身が重要なのは当然ですが、それと同じくらい「会話がちゃんと成立するか」も重要なのは伝わったかと思います。
面接はそもそも"選考"である以前に"会話"であり、就活は企業にとって仲間探しであることをしっかりと念頭に置いておきましょう。
会話が成立しない相手と好んで一緒に仕事をする人はいないですよね。
この記事を読んで、皆さんの会話力が向上し、面接の通過率が上がることを願ってます!
それではまた!
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