「説明会に行ったりOB/OG訪問をしたりしないと、情報が全然手に入らない…!」
就活生の皆さん、こんな悩みを抱えたことはありませんか?
周りの就活生が「今日〇〇会社の説明会行ってきたよー」とか「OB訪問のついでにランチしてきた」などと会話したりSNSに投稿したりしているのを見ると、ついつい焦りを抱いてしまいますよね。
安心してください。
説明会に行くこととOB/OG訪問をすることだけが、就活における情報収集の全てじゃありません!
というわけで、今回は「情報収集に苦戦する就活生」に向けて「情報収集の裏技をお届けする」というテーマについて、仮想の対談形式でお送りします。
ーーーそもそも、なんで情報収集しないといけないの?
就活のゴールである、「納得感を持って働くことのできる企業に入社するため」です。
就活生にとって売り手市場のこの現代、選択肢は企業側にだけではなく、就活生側にもたくさん与えられます。その時に、自らの意志で選択をするためには「より客観的で」「根拠のある」情報を出来るだけ多く持っていないと、確実に不利になりますよね。
▽就活のゴールについては下記をご覧ください。
ーーーどんな情報を収集しないといけないの?
具体的なカテゴリについては人によって異なりますが、全就活生に共通するのは「自分が就活で軸としているカテゴリの情報」です。
何故なら、前述の通り情報を集めて意思決定をすることが目的であり、情報を集めること自体は目的ではないからです。最低でも意思決定の判断材料になる情報を集める必要があります。
例えば、「自分は福利厚生がきちんとした会社で働きたい!」と思うなら「どういう福利厚生があるのか」について収集しないと意思決定できないですよね。
また、「自分は福利厚生なんかいらない!金が欲しい!」と思うなら
・初任給はいくらなのか
・賞与昇給制度はどうなっているのか
・評価制度はどうなっているのか
などいろいろな切り口で情報を集めておく必要があります。
↑企業を構成する要素の一例。どれを重要視するかは人によって異なる。
ーーー結局、説明会とOB/OG訪問以外の他の方法って何?
色んな業界・職種の社員さんと仲良くなって、直接裏側の話を聞くことですね。
テイストとしては、OB/OG訪問に近いかもしれないです。
参考までに、私がやっていたのは、長期インターン先の中途社員と仲良くなって、いろんな業界の人と飲みに行くことです。
ーーー飲みに行ってただけ?
飲みに行ってただけです。たまにランチもあったけど基本飲み。
それだけで情報は十分集まります。
ーーー飲み会での情報なんて信憑性なくない?
いえ、逆だと思います。むしろ説明会の方が台本があって話すことは決まってるし、OB/OG訪問も営業時間中だから本音を話しづらいのではないでしょうか。
余談ですが、小学生や中学生の時に家庭訪問または家に友達が遊びに来るイベントとかありませんでしたか?
その日に決まって、母親が必要以上に家を綺麗にしているものですよね。
確かに綺麗にすること自体はとても大事ですが、その時の家は外向きのために準備された空間であり、普段の空間とは少し差があると思います。
あなたが知りたいのは「説明会という場で綺麗に準備された情報」と「普段の何気ないありのままの情報」、どちらですか?
ーーーまだ未成年だからお酒飲めないんだけど…
確かに未成年の方もいますよね。でしたら、まず試しにランチに行くのはいかがでしょうか。
それをきっかけに仲良くなって、飲み会に行けば良いんじゃないでしょうか。
(もちろん未成年はソフトドリンクを飲んでくださいね)
未成年に酒を無理やり飲ませてくるような社員とは、念のため距離を置いておきましょう笑
ーーー飲みの場にするメリットは何?
1つ目は「時間短縮」で、2つ目は「楽しさ」、3つ目は「より裏側を知れる」ということでしょうか。
ーーー時間短縮ってどういうこと?
説明会で採用担当者の方がお話する内容は、基本的にほとんどググれば出てきます。
①ググれば出てくる情報をわざわざ第三者から数時間かけて聞く
②ググれば出てくる情報は自分でささっとググり、ググっても出てこない情報を飲み会で聞く
どっちの方が時間短縮になるかという話です。
ーーー楽しさってどういうこと?
説明会ではお酒飲めないですよね。真面目な質問しないといけない雰囲気ですよね。
ちゃんと座ってしっかりと話を聞かないといけないですよね。
(行ったことないので私の予想ですが…笑)
ちょっとカジュアルな雰囲気でお酒を飲みながら、真面目なお話を聞いた方が楽しくないですか?
ーーー裏側を知れるってどういうこと?
人間というのは不思議な生き物で、お酒が入るとだいたいの人間は普段の緊張が緩んで何でも話しやすくなるんです笑
説明会じゃ聞きづらいようなぶっちゃけ質問もお酒の場なら聞きやすくなりますよ、確実に。
ーーーじゃあそもそもどうやってそういう社員と飲みに行けばいいの?
私は長期インターンが最初のきっかけです。インターン先のいろんな中途社員と仲良くなって、前職の友人や後輩などを紹介してもらい、その人たちとも飲みに行って…を繰り返しているうちに、気づいたらいつの間にかいろんな知り合いが増えてました。
今では「この業界の話聞いてみたいな~」と思ったら、「この人に聞けばわかる!」「あの人ならだれか知り合い紹介してくれそうだ!」とすぐに思いつくほどになりました。
ーーー長期インターンやらないとだめなの?
あなたがまだ大学2~3年生で、時間がたっぷりあるならやった方がいいと思いますが、短期インターンで仲良くなった社員としっかり交流を深めて、徐々に交流の輪を広げていくのもアリではないでしょうか。
ーーーもう4年生なんだけど、長期インターン以外に何か方法はないの?
たくさんありますよ。それこそwantedlyのMeet Upなんか、まさにうってつけだと思います。
またはFacebookのイベント検索機能もいいですよね。
私はあまり使ってないですが、友達がFacebookのイベント検索機能をめっちゃ活用して、いろんな社会人と仲良くなってました!
今はこういった「学生×社会人」みたいなイベントが昔に比べて明らかに増えてるので、それを活かさない手はないです。
↑とりあえず「就活」と検索しただけでも結構な数のイベントが出てきます。こういう活用もアリ。
ーーーイベントに1人で行くの緊張するんだけど…
ぜひ友人を誘っていってみるのはいかがでしょうか。
ーーーそういうイベントに行ったら何をすればいいの?
基本的にはイベントの趣旨に沿って楽しめばいいと思います。
ただ、忘れずにやることが2つあります。
「この人と仲良くなりたい!」って思える社会人がいたら、
①FacebookやLINE、名刺でもなんでもいいから連絡先を交換しておくこと。
②その日のうちに必ずメッセージを添えて自己紹介しておくこと。
①は言わずもがなですよね。これをせずにどう次につながるんだって話ですから。
②は意外と盲点。連絡先を交換して終わり、では意味はほぼないです。
大事なのは「その日のうちに」「何のイベントで知り合った」「どこの誰なのか」をメッセージで送り、覚えてもらいやすいよう自己紹介することです。
大学生になると、急激にLINEの友達が増えるもののしばらく時間が経つと「あれ、これどこの誰だったっけ…?」ってなる現象、あるあるじゃないですか?
記憶が薄れる前にちゃんと自己紹介をしておけば、後日メッセージを送ったときにリアクションをしてもらいやすくなります。
この2つは欠かさずにやりましょう。
名刺をもらって終わりにしている学生が多いですが、何のためにメールアドレスが書いてあるのかを考えたら、もらって終わりにするのがもったいないと気づくはずです。
こんなところでしょうか。
あらためて、就活の情報収集についてまとめます。
誰が決めたわけでもない「情報収集の選択肢が説明会とOBOG訪問しかない」という先入観はどんどん捨てて、いろんな方法で情報を収集しに行きましょう!
それではまた!
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