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【インタビュー】スタートアップに入社する新卒、全員意識高い系説?

株式会社yutoriの泉水(せんずい)です。

突然ですが、会社設立3期目にしてついに2名の新卒社員を迎え入れることとなりました。🙌


2人は元々yutoriでインターン生として勤務をしてくれていて、他社への就職活動も行った上でyutoriに入社することを決めてくれました。

しかし、大手企業ではなく、スタートアップやベンチャー企業に新卒入社する学生と言えば、「意識高い系なんじゃないの?」と揶揄されることがあったり「レガシーな会社へ入社することが正義」といった風潮もあるのではないかと思います。

(※ここでの意識高い系とは、自尊心が高く「自分はすごい人」と虚勢を張るような人を指します。)

また、大手が正義という風潮に関しては、現に2021年新卒に人気の企業ラインナップ1〜100位のどれもが、業界トップクラスの著名な企業が名を連ねています。

引用:キャリタス就活2021 就職希望ランキング 総合編

このような風潮もある中で、実際yutoriへの入社を決めてくれた2人の学生に、入社の背景や真意について伺ってみようと思います。

入社のキッカケ。2人とも偶然の応募?

泉水:
今日はよろしくお願いします!早速ですが、自己紹介からお願いします!

吉成:
吉成湧太(よしなりゆうた)と申します。東京都立大学の工学部に通う4年生です。茨城県出身で、今は東京に住んでいます。yutoriに入社したのは一昨年の6月頃なので、入社して約1年半くらいになります。よろしくお願いします!

山口:
山口桃世(やまぐちももよ)です。私は4年制の栄養学部に通う大学4年生です。出身は長野で、大学進学を機に関東の方に越してきました。yutoriには2018年の10月からいるので、入社して2年2ヶ月ほどになります。今日はよろしくお願いします!

左上:吉成湧太 右上:泉水太雅
下:山口桃世

泉水:
ありがとうございます!2人はどういうキッカケでyutoriに応募したの?

吉成:
大学3年生の時、元々長期インターンをしていた企業があったのですが、就活があったので12月から休職をしていました。しかし、3月に成績表を開示してみると、、、結果は留年。もう一度3年生をやらなくてはいけなくなりました。

どうせなら新しい環境で働いいてみたいと思い、Wantedlyなどを眺めていてもピンとくる会社がない。どうしようと途方にくれていると、yutoriの求人ツイートがタイムラインに流れてきました。会社のことは知らなかったけれど、古着や下北沢が好きだし、応募してみよう!と思い、社長にDMを送りました。このツイート経由で150人以上の応募があったようですが、運良く入社させていただくことができました。

当時の求人ツイート

山口:
私は以前から『古着女子』をインスタグラムでフォローしていたのですが、何気なく見てたら求人募集のストーリーズが流れてきて。ちょうどアパレル系に携わって、自分で発信とかもやりたいと思っていたタイミングだったので、応募してみました。当時で既に20万人もフォロワーもいるアカウントで、応募もたくさんあるだろうなと思っていたので受かるつもりはなくダメ元で応募したのですが、すぐに社長との面談が決まり、話したその日にその場で採用が決まりました。

実際に100人以上の応募があったそうで、特にEC運営やアパレル経験もなかったので何故私なのだろうと思っていたのですが、社長曰く決め手はフィーリングだったそうです(笑)


当時の求人ストーリーズ

泉水:
求人媒体とかで検索してたとかではなくて、2人ともたまたまSNSで見かけて応募したって感じだったんだね。入社してからのyutoriでの業務の変遷はどんな感じ?

吉成:
古着男子』の運用、インフルエンサーブランドのアシスタント、カスタマーサポート、バーチャルインフルエンサー事務所『VIM』の撮影アシスタント、ブランドの商品企画など、幅広に業務を経験しました。現在は『9090』と『centimeter』というブランドの撮影ディレクターを担当していて、月に20本以上の撮影を回しています。

古着男子は自分の中で試行錯誤して、目標フォロワー数を達成するために自分の私物であるHard Rock Cafeのスウェットを使ってプレゼント企画を実施してみたり。プレゼント企画は今でこそ当たり前にいろんな方がやっていますが、当時はまだやっている人もそうおらず、普段は1,2件くるかというコメントの数が6000件以上も殺到して、結果として目標フォロワー数を達成することができました。


古着男子:プレゼント企画

あと、これまで特に大変だったことはVIMの撮影アシスタントですね。最初はお手伝いさんのようなスタンスで撮影現場に赴いたのですが、そこにはプロのカメラマンさんやスタイリストさん、メイクさんなど外部の方がいて。撮影やCGのことなど全くわからなかったのですが、外部の方からするとyutoriの人は共通してyutoriの人なので、現場ではインターンも社員も関係なく主体性を持って動くことが求められました。撮影現場はトラブルが起きるのは日常茶飯事という感じだったので、これをいかに事前準備で防ぐのか・当日は柔軟に対応し、いかにトラブルを最小限に抑えられるようリカバリーするかを意識した行動をしました。

今はブランドの撮影ディレクターを担当していますが、当時の経験は間違いなく活きていると思います。

何もスキルがなかった自分だからこそたくさんのことに関わらせてもらうことができ、その結果今のポジションに繋がっているので、たくさんの業務経験をさせていただいたことにはとても感謝しています。



山口:
私は大きく2つのことを任せてもらって、ヴィンテージガーリーの古着ブランドの運営を約10ヶ月、その後は『spoon store』の商品企画や撮影ディレクション、動画などのクリエイティブ制作を担当しています。

自分が企画した商品を生産して、好きなモデルさんを起用して販売。形になった自分の”好き”に共感してくれたファンの方が購入してくれて「商品届きました!とってもかわいいです!」なんてDMをくれる。そんな瞬間に、とてもやりがいを感じます。



自身で商品企画したアイテム(spoon store)

特に大変だったのは古着ブランドを運営している時で、その当時は今以上に人も少なく、ブランド運営を私含め基本2人で仕入れ・撮影・商品登録・販売・発送など全ての作業を担っていました。私は栄養学部だったので他の学生よりも大学の授業数も多く、仕事と学校の両立にとても苦労しました。平日は学校で管理栄養士国家試験の養成課程を学んでいて、病院や保健所などでの実習もありました。そして土日は朝5時に起きて仕入れに行くという感じで、休む暇がなかったです...。全くゆとってなかったので、意識高くて肩書きのためだけにインターンしたい人とかだと、多分続いてないんじゃないかなと思います。(笑)

楽とは言えない環境下で、仕事を継続できた理由とは

泉水:
2人とも業務の難易度も量も楽ではなかったと思うのだけど、そんな中なんで仕事を継続できたんだろう?学生の中には「スタートアップでインターンしている俺かっけぇ!」みたいな、意識高い人もいると思うのだけど、どうだろ...?(笑)

吉成:
ぼくは違います(笑)「企業でインターンする」とか「ベンチャー・スタートアップで働く」とか肩書きとかに拘っているとかではなくて。やっぱり続けられたのは自分の”好き”を仕事にできているからですかね。応募したキッカケでもあるのですが、自分は古着や音楽などのカルチャーが好きで、そういった”好き”を商品企画や撮影を通じてクリエイティブやモノとして形とすることに、とてもやりがいを感じています。

また、ぼくはyutoriのメンバーの"好き"を否定しない文化がとても好きです。色んな人がいるからこそ、その人のピュアな"好き"を肯定し、それを強みとして生かすことができる環境であることもずっとyutoriにいたいと感じる要因だと思います。

山口:
辛かった時も頑張れたのは、私も”好き”を仕事にしていたからっていうのもそうだし、yutoriっていうコミュニティをいるといつもすごくワクワクするからだと思います。毎月一度行う締め会とかもそうで、自分が携わっている事業以外の話をここで聞いたり、会社の今後の方針を聞くと、すごい刺激をもらえて。自分もyutoriの一インターンとして受け身で仕事をするのではなくて当事者意識を持って頑張ろう、と締め会の度にいつも身を引き締めています。


月に一度行われている締め会時の写真

他の選択肢と比較した上で選んだ『yutori』。その真意は?

泉水:
よぴなりは理系だし、ももちゃんは栄養学部だし、周りの友達とかと比較するとアパレルD2Cのスタートアップに新卒入社するって、かなりイレギュラーな選択だと思うのだけど、2人はどういう選択肢を持って、何故yutoriを選んだの?

吉成:
以前の長期インターンでもSEOマーケやライティングの業務に携わっていたので、Web関係などの企業をメインに見ていました。大手からベンチャー企業も受けてみて、選考に進むものの、話を聞いていてもyutori以上に挑戦できる環境や、好きなことに没頭できる企業はないなと感じました。そして、大学4年生の6月に正社員として入社したい意向伝えて、課題をこなして無事に内定を頂けました。

周りは大学院に進学する人が半数で、就職するとしてもエンジニアやSIerが多かったのですが、他と比べて自分がどうとかってよりも、自分がやりたいことや好きなことを仕事にすることの方が大事だと思っていたし、抵抗はそんなになかったです。

締め会で正社員として入社することを発表

山口:
私もyutoriのインターンを通じて、栄養系のお仕事よりも発信する仕事に興味があったので、主には広告代理店、出版社、Web系、アパレルも見ていました。周りの子は95%くらいが栄養士の資格を使ったキャリアを選んでいたので、かなり特例だったと思います。

実際選考にも進みましたが、私もyutori以上にワクワク感がある会社はありませんでした。他の会社だと、その会社や自分が数年後にどうなっているかっていうのが良くも悪くも見えちゃう。yutoriは1年後どころか、半年後もどうなっているかわからない。めまぐるしいスピード感でさまざまなことが起こっていく。そんなワクワクを感じながら、自分の好きに没頭できる環境にこれからも居続けたいと思い、正社員になりたい旨を上長に伝えました。

その頃は週1,2程度しか入っていなかったのですが、週5フルタイムで勤務するようになり、できることも増えてきてますます仕事が楽しくなりました。「会社のバリューに沿った行動ができてるね!」と上長からも評価してもらい、その後月間MVPにも選ばれて、無事に内定に至りました。その時はとても嬉しくて、涙が出ました。


泉水:
肩書きに固執したり、周りの目を気にしたりすることなく、気骨を持って自分の好きを大事にした結果、着地したのがスタートアップでありyutoriだったんだね。

改めて、これからもよろしくお願いします!

結論:説立証ならず。

泉水:
yutoriに入った新卒2人は、大手企業や別の業界も選択肢に含めた上で比較検討し、結果としてyutoriという会社を選んでくれました。それは逆張りや肩書きへの固執、周りに流されたりした結果ではなく、「服が好き」というピュアな想いから生まれた決断でした。

業界トップクラスの企業に入社したい!と考えている学生や、現在も比較的大きな会社に勤めている社員の方にとって、yutoriのような設立3期目の会社が志望先・転職先の選択肢に入るかでいうと、かなり難しいことかもしれません。

しかし、意外と蓋を開けてみると食わず嫌いだっただけで、新しい発見が待っているかもしれません。

yutoriがどんな会社なのか、興味持っていただいた方はこちらの記事も参照ください↓


「えもい?」「ゆるい?」 平均年齢23才のアパレルD2Cスタートアップ。どんなイメージがありますか? | 株式会社yutori
yutoriの人事・採用担当の泉水(せんずい)です。何かの巡り合わせでこの記事を読んでいただいている読者のみなさまは、"yutoriという会社にどんなイメージを持っているでしょうか? 「なんかオシャレそうな人が集まってる」「若いメンバーが多い」「サービスは知っているけど、中の人がどんなかは正直見えない」などなど、色々な認識があると思います。 ...
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おしまい。

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