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「シンデレラストーリー」 ーアシスタントデザイナーから取締役へー 前編

株式会社Y’sは11期目に突入をし、10周年を迎えました。Y’sのこれまでの10年が色々な苦境、苦労の上に成り立ってきましたが、取締役CFO(チーフファイナンシャルオフィサー)に就任をするしーずーさんこと鈴木静華さんにお話を伺いました。デザイナーとしてY’sへ入社し、現在取締役として財務や人事を担当をしている経緯や、女性役員目線でのお話をして下さりました。

今回は前編と後編に分けてお届けます。前編はこれまでの経歴や現在のY’sについてお話をいただきましたのでぜひご覧ください。

鈴木静華(CFO)自己紹介

North VancouverのCapilano Collegeを卒業後、2012年5月にグラフィックデザイナーとして株式会社Y'sに参画。2015年には執行役員に就任し、労務、経理、財務などのバックオフィス部門の統括とCEO、CCOをはじめとした全社のサポート業務全般を担当。また、2018年6月に取締役へ就任。現在はCFO(チーフファイナンシャルオフィサー)として財務を管理し、人事や広報を見直し、採用と教育を徹底している。

過去と現在

ーY'sに参画したきっかけは特殊だったと聞いていますが、どんなきっかけですか?また、その頃はどのような業務をされていましたか?

親友から「大学の先輩がデザイナーを募集しているから一度面接を受けてみては?」と声をかけてくれたことがきっかけです。

絵を描くことや細かい作業は好きでしたがデザイナーというお仕事は未経験だったため、経験や挑戦という意味で稼げるようになるまではお給料はいりませんとおふたりにお伝えさせていただきました。

(面接時、手作りの机が置いてありバランスが悪く、中館と米田が角に座っていたのを今でも覚えています笑)

最初の頃はとにかく、お仕事というよりかは、ペンタブの使い方に苦戦していました…。


ーデザイナーで入社されたと思いますが、デザイナーの期間で記憶に残るエピソードなどあれば教えてください。

初期のエピソードになりますが、3千枚ほどの靴の切り抜きをおこなったことです。ひたすら切り抜く。お陰で誰よりも早く切り抜きができるようになりました笑

辛い時もありましたが、遅い時間に中館と米田が会社に連絡をくれて、とても嬉しかったです。今まで乗り越えられてきたのはおふたりがいたからです。感謝の気持ちでいっぱいです。


ー会社が拡大期に入ると、デザイナーから取締役になるという驚きの人事異動だったと思いますが、その時の感想をお聞かせください。

もちろんデザインのお仕事は未だに好きですが、自分自身のビジョンはデザイナーとして一生やっていこうと思っていたわけではなく、中館や米田がチャレンジしたいことを後ろから支えていきたいという思いがありました。

中館から取締役として財務や会計を任せたいとお願いされた時はとても嬉しかったですし、新しい経験や挑戦ができる!と前向きな気持ちでした。


ーデザイナーだった頃は数人で、今は80名ほどいる中での取締役という立場。まるでシンデレラストーリーですね。ここまでのことを想像されていましたか?

全く想像していませんでしたし、シンデレラストーリーなのかな…汗

とにかく中館と米田のやりたい事を全力でサポートしてきた結果ですし、これからもY’sのみなさんに少しでも安心してお仕事していただけるよう、サポートしていきたいです。


ーしーずーさんがデザイナーからCFOとして会社の経営へまわり、会社を支えているポジションであると思います。Y’sには異なる分野や事業部を超えて、挑戦ができる環境であると感じました。あらゆることに挑戦ができる「自由」な会社であるのと同時にプロとしての「責任」も問われると考えます。「自由と責任」にメリット・デメリットはありますか?ついてどうお考えですか?

「自由と責任」とはやり抜く力(※)がキーワードとなるのではないかと考えます。やり抜く力があれば、あらゆることに挑戦ができる「自由」な会社でも責任を持って取り組めるのではないでしょうか。
大事なことは、自分自身で目標をしっかりと持ち、会社の理念・ミッション・ビジョンを理解すること。それに向かってたくさんのスキルを習得し、自分にとって会社にとって良い方向に進むためにどのような行動をとればよいかを常日頃考えていくことです。

※やり抜く力=GRIT

Guts(度胸):困難なことに立ち向かう
Resilience(復元力):失敗しても諦めずに続ける
Initiative(自発性):自分で目標を見据える
Tenacity(執念):最後までやり遂げる


ーしーずーさんから見た中館(CEO)と米田(CCO)のおふたりはどんな方ですか?

誰よりも会社の事、メンバーのことを考えてくれている方です。
メンバーやクライアントを幸せにしたい。

そのために、どうしたら会社がもっと良くなるのか等、たくさん考えてくれています。
おふたりとも全力です。
まだまだ「厳しい、怖い」という印象を受けるメンバーは多いかと思いますが、誰よりもメンバーのことを考えいる心の優しいおふたりです。

おふたりからしてみたら私の方が厳しい、怖いと感じているのではないでしょうか笑

前編ではこれまでの経歴や現在のY’sについてお話をしていただきました。後編では今後のY’sの在り方や女性の働き方についてお伺いをしましたので、ぜひご覧ください。

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