こんにちは。ザイマックスグループ採用広報担当のスワです!今回はザイマックス独立当初から続く根幹事業「不動産マネジメント事業」についてご紹介します!
そもそも「不動産マネジメント」って?
みなさん、そもそもご存じでしょうか?
不動産というのは、所有しているだけで、非常に多くの業務が発生します。たとえば、テナント管理業務や支払請求などの会計業務、資産維持のための修繕業務、建物や設備の管理業務など。
その業務というのは非常に煩雑で、不動産の専門的知識が必要になります。
しかし、不動産を所有しているオーナーの中には、不動産の知識・ノウハウを持っていない人も多い・・・そこで、そのようなオーナーから不動産をお預かりし、オーナーに代わって不動産の管理・運営業務を行い、不動産の資産価値を向上していくという仕事になります。
そして「不動産マネジメント」は大きく二つの職種に分けられます。
①プロパティマネジメント(PM)
オーナーに代わって、不動産のソフト面のマネジメントを行います。たとえば、テナント管理、テナントとの賃料交渉。会計・レポーテイング業務。工事が発生すれば、業者との打ち合わせなど。
②ビルマネジメント(BM)
オーナーに代わって、不動産のハード面のマネジメントを行います。不動産の中には、あらゆる空調や給排水などあらゆる設備があるため、その設備の日日の点検、時には自身で修理も行います。大規模な工事が必要であれば、業者を手配します。
ザイマックス・不動産マネジメント事業のはじまり
不動産マネジメント事業のはじまりは、リクルート「ビル事業部」時代まで話は遡ります。
その詳細は、こちらの記事もご覧ください~!
バブル崩壊によって多大なる負債を抱えた私たちは、所有していたビルを、自分たちの手で売却する必要がありました。(当時の社員によると、非常に心が痛むことだったようです・・)
そして日本に不動産を買いに来ていた海外投資家に売却する中で、あることに気づきます。海外投資家は、日本の不動産に関する知識・ノウハウがないこと。そしてそのビルについては、誰よりも自分たちが知っていること。そして海外投資家からも「不動産のパートナーになってほしい」というオーダーがあり、オーナーである海外投資家に代わって、不動産マネジメントを始めることになりました・・!当時の日本は、プロパティマネジメントがあまり浸透していない時代でした。
そして今年2020年。独立から20周年をむかえ、不動産マネジメント事業は今もなおザイマックスグループのメイン事業の一つとなっています。
今はどんなことをやっているの?
リクルートから独立したばかりで、無名だったザイマックス。
まずは「何かで1番になって、有名になること」を目指しました。これは経営理念の一つである「新しいビジネスモデルの創造によるリーディングカンパニーへの挑戦」にもつながっていますね!
そして、現在では「全国で800棟以上の物件」を管理し、その受託面積は「全国1位」となっています!
また、全国の管理物件にて発生する修繕工事についても、ザイマックスにて差配しており、2018年度だけでも「10,000件」の工事差配実績があります。
30年間、蓄積してきた不動産に関するデータ
先述の通り、不動産マネジメント事業では、全国に800棟以上の物件を管理しています。また別の記事にてご紹介いたしますが、ファシリティマネジメント(FM)事業では、管理しているコンビニやスーパーといった店舗が全国に11,900件あります。
その管理物件からどんなデータを入手することができるのでしょうか。
まずそれぞれの管理物件の契約書や、物件の中にある設備。日次点検、月次点検、年次点検の報告書だけでなく、設備異常の際の報告書や画像データがあります。また管理物件といっても、そのアセットはオフィスビル・商業施設・ホテル・・とさまざまであり、そのオーナーによって管理方法も異なります。これだけでも結構な量ですよね...
また店舗の外看板に、IoTを活用したセンサーを取り付ける取り組みなどをしており、「傾き」や「揺れ」のデータを自動取得しているので、看板の数×1日2回×日数分のキレイなデータが送られるようになっています。
その看板センサーの開発秘話など、今後公開していく予定ですのでお楽しみに。
その他にも下記のようなデータを掛け合わせると膨大なデータになります。
・管理受託実績(累積):550万坪以上
・空室状況:3万棟以上
・工事実績データ:13万件以上
・市場賃料データ:10万件以上
このように不動産マネジメント事業というのは、多種多様な管理物件からデータが集まりやすい場所ではあるものの、まだ整理されてないものも多い、、そこからデータを使って何をすることができるのか、考える余地はまだまだありそうです。