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より良い環境で、『DLsite』の作品を楽しんでいただくためにーー『DLsite Library』プロダクトマネージャー・佐藤凌太さんにインタビュー

先月よりリリースされたマンガビューアアプリ『DLsite Library』の特徴やリリースに至るまでのお話を、『DLsite Library』チームのプロダクトマネージャー佐藤凌太さんにお聞きしました。

『DLsite Library』特設サイト:https://www.dlsite.com/modpub/lp/dlsite-library/


ーー初めに、自己紹介をお願いします。

佐藤:
開発部ディレクションチームサブリーダーの佐藤凌太です。
現在は『DLsite Library』チームでプロダクトマネージャーも務めております。
社歴は3年目で、以前はマンガアプリ『comipo』チームでディレクターやプロジェクトマネージャーをしており、『comipo』のリリースなどに携わっていました。


ーーありがとうございます。それではまず、『DLsite Library』というサービスの概要を教えてください

佐藤:
『DLsite Library』は、グループ会社のエイシスが運営する二次元総合ダウンロードサイト『DLsite』で購入した作品を、スマートフォンやタブレットで視聴することができるマンガビューアアプリです。「本棚」と「多機能」をコンセプトとしており、お気に入りの作品を集めた本棚を作ることのできる「マイリスト機能」によって、購入した作品をカスタマイズしてお楽しみいただけることが特徴です。

現在対応している作品形式は、「漫画」「ボイスコミック」「WEBTOON」「CG作品」と多岐にわたります。これからもアップデートを重ね、視聴可能な作品形式を増やしていきたいと考えています。



ーー『DLsite Library』を開発することになったきっかけなどはありますか?

佐藤:
元々『DLsite Play』という『DLsite』の作品をブラウザ上で視聴できるサービスを展開していたのですが、ユーザーのみなさまから「アプリで作品を視聴できるようになったら便利だ」という声をたくさんいただき、『DLsite Play』での改善点を踏まえて使いやすくアプリ化する目的をもって『DLsite Library』は開発されました。
ブラウザ上のビューアサービスを利用する際には、ブラウザにアクセスする工程を挟む必要があります。
そうすると、作品を視聴するまでに時間と手間がかかってしまいます。
ですが、アプリという形で配信することで、スマートフォンのホーム画面からワンタップで作品視聴のページにたどり着くことができるようになりました。
操作の手軽さを提供することにより、ユーザーのみなさまにより快適な環境で作品を楽しんでいただけるようになったのではないかと思っています。



ーーアプリ化することで、手軽に作品を視聴できるようになったのですね。
それでは、数あるマンガビューアアプリの中で『DLsite Library』の強みはどんな点だと思いますか?

佐藤:
『DLsite Library』の強みは、ユーザーの意見をベースにアップデートを重ねていく運営方針をとっている点だと考えています。ユーザーがアプリのストアに書いてくださったレビューを参考に、アプリをより使いやすいものにするためのスピーディな改善や機能追加を心がけています。

リリース直後にユーザーから寄せられて意見として多かった「CG作品が読めるようにしてほしい」「タブレット端末で利用したい」といった意見を反映し、リリースから2週間後には「CG作品の視聴」「タブレットでの使用」が可能になるようアップデートを実施しました。
このように、ユーザーの意見を多く取り入れ、ユーザーと一緒に成長していくアプリだという点が『DLsite Library』の強みだと思っています。
今後もより快適な環境を提供できるよう、積極的なアップデートを企画しています。




ーーなるほど。では今後のアップデートで追加したいと考えている機能や、アプリの展望などはありますか?

佐藤:
現時点で追加を考えている機能の中から一部共有させていただくと、マイリストにロックをかける機能があります。アプリを使われる方の中には、プライバシーの観点から読んでいる作品や作成したマイリストを人に見られたくないという方もいらっしゃったため、そういった要望に応えるためにロック機能追加を検討しております。

また、マイリストをより自分好みにカスタマイズするため、作家やサークルごとに作品を並び替える機能を望まれている声も多く聞こえます。コンセプトとして「本棚」を掲げているので、実際にスマートフォンの中に自分好みに並び替えられる本棚があるような体験をしていただくため、こちらの機能の追加も検討しています。電子で購入した本をただ読むだけではなく、本を管理することが楽しいと思っていただけるようなアプリにしていくことを目指しています。

今後もアプリの使いやすさや快適な作品視聴環境を追求し、『DLsite Library』がオタクカルチャーをみなさまに楽しんでいただくための懸け橋のような存在になればいいなと考えています。



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