ディチャームの訪問美容サービスとは？

本日は、ディチャームが創業以来から行っている事業である【訪問美容】についてご紹介します。

また、実際にケアスタイリスト(訪問美容師)として
お客様と日々接している、長根さんにもお話を伺いました。

✂ ディチャームでは訪問美容師の事をケアスタイリストと呼んでいます ✂

■そもそも訪問美容とは何か？

訪問美容とは、高齢者施設や高齢者のご自宅に訪問し、理美容を行うサービスです。
高齢者施設にご入居されているお客様やご自宅から外出してご自身で美容院へ行く事が難しいお客様に対して、サービスを行っています。

基本的には、街にある美容院と同じサービスを受ける事が可能で、カットはもちろん、シャンプーやパーマ、マニュキア、エステ等のメニューを行うお客様もいらっしゃいます。

技術力はもちろん、雰囲気作りやお客様とのコミュニケーションを大切にしており、
実際に美容室に訪れたような雰囲気や施術を受けていただく事が可能です。また、お客様に四季を感じていただける様、季節に応じた美容室や施術場所の飾りつけ、BGM、香りなども工夫しています。

✂ 季節毎に、季節を感じていただける飾りつけ等を行っています。こちらは秋の飾りつけ（一例）です ✂

ただ髪を切ったり、染めたりするだけではなく、施術の時間自体を楽しんでいただき、気分がリフレッシュしたり、キレイになる様子を鏡で実際に見ていただく事で、お客様のQOLの向上や、尊厳ある魅力的な人生を送っていただく為のひとつのきっかけになればと考えています。（お客様の介護度やその時のお身体の調子に応じた対応をしています）

訪問美容は、ディチャームが創業以来行っている事業で、一都三県からスタートし現在は全国に展開しているサービスです。

ディチャームのケアスタイリストとして日々お客様にサービスを行っているスタッフは全国に約300名程在籍しており、毎日多くの施設、お客様のもとへ訪問をしています。

■ケアスタイリスト(訪問美容師)になったきっかけ　

（長根）高校生の頃から手に職をつけたいと思い、美容師を目指していました。
高校を卒業後、日中は美容室でお手伝いをしながら、通信制の美容学校で免許を取得、21歳で晴れて美容師としてサロンで働き始めました。

しかし、そんな時に交通事故でトラックに巻き込まれてしまい、3カ月間は動けない状態になってしまったんです・・・ベッドから起き上がる事も、お風呂に入ることもままならず、髪を洗えたのは入院して2カ月目の事でした。

そんな時に、病院に訪問美容師が来て、洗髪をしてくれたんです。
とても気持ちがよくて感激するほどでした！
自分の身体が不自由な時に髪を洗ってくれたり、カットをしてもらってさっぱりできるのは本当にありがたいことだなぁと改めて実感したんです。
そして、この時に訪問美容師という仕事があることを知りました。退院した後もリハビリは1年間続く事となり、体力的に美容師の仕事は続けられないと、残念ながら判断をしました。

その後、新たに資格を取得し、医療事務の仕事にも就きましたが、「美容師に復帰したい」という思いは日に日に強くなりました。
そんな時に頭に浮かんだのが、訪問美容師だったんです。
あの時、自分が感動、感謝した思いを今度は自分がお客様に提供したいと考えるようになりました。
そして、訪問美容サービスを行っているディチャームを見つけ、入社を決めました。

■訪問美容のやりがいは？

高齢者のお客様に対して、どんなサービスを提供したら喜んでいただけるのか。
常にこの事を考え、新たなニーズをひろい、アイデアをどんどん出して実行する会社やケアスタイリストの姿勢に面白さを感じています。

ケアスタイリストも私が入社したころよりも大幅に増え、訪問エリアもぐんと広がり、
社会的に求められている仕事だということも実感出来ています。

入社時はもちろん、定期的に会社やスタッフ主催で講習会、勉強会も行われており、高齢者の方の心理や介護にまつわることを学び、自分でも自発的に勉強するようになりました。
また現在は、現場でのお客様への施術だけでなく、教育担当をしたり、シフト管理などを含め、マネジメント業務も行う様になり、仕事の幅が広がっています。

✂ 全体研修の様子。全国からケアスタイリストが集合し、圧巻の様子です ✂

また、ある時に代表の大久保が、『訪問美容師は一生出来る仕事』と言っていたのも印象に残っていますね。

通常のサロンでは、勤務時間が不規則で休日もバラバラの場合が多いのですが、
ディチャームの訪問美容は9時にスタートし18時には終了、土、日、祝日はお休み（スタッフの勤務形態、施設によっては変動する事もあり）の為、結婚・出産を経て復帰する方も多いんですよ。
実際、スタッフの8割が女性で、育児や介護と両立しているスタッフも多いです。