ウィルゲートで広報を担当している森園です。
ウィルゲートでは、四半期に一度、優れた成績を収めた社員や見本となる行動を実現した社員を表彰しています。
今回紹介するのは、2019年度第3Qを通じてセールス部門でもっとも成果に貢献した社員に贈られる「セールスMVP」の受賞者、M&A支援チームの三橋 裕太郎。新卒1年目ながら新規事業でまだ仕組みが整っていない環境に飛び込み、売上目標131%達成、主要KPI目標143%達成という成果に貢献するなど、大きく活躍した三橋。そんな活躍の背景には、仕事に対するスタンス面で大きな変化があったといいます。
今回は、MVP受賞までにどのような道のりがあったのかについて三橋にインタビューした内容をお届けします。
入社したときから新規事業に携わりたいという想いがあった
──まずは今の仕事内容について教えてください。
現在はM&Aの仲介支援を行う「Willgate M&A」でM&Aに興味を持ってくださったお客さまのサポートを担当しています。現在の仕事を担当するまでの入社後3ヶ月間は、SEOコンサルティングを軸としたソリューション営業を行っていました。
(「Willgate M&A」2019年10月に事業化された、IT・Web領域に特化したM&Aの仲介支援サービス)
──どのような経緯でM&A仲介支援の事業に関わるように?
7月のある日、人事責任者の北林さんから突然呼び出されて、その日の夜に飲みに行くことになりました。「何か怒られるのかな……」と一日中心配しながら店に向かったのを覚えています(笑)。
店に着いて早々に「M&A仲介支援の新規事業をやってみないか」と言われたんです。突然のことで驚き、やっと仕事に慣れてきたタイミングでもあったので、最初は正直どうしようかと迷いましたね。
ですが、入社したときから機会があれば新規事業に携わりたいという想いがあったんです。せっかくいただいた機会でもあり、自分自身の力も試してみたいと思い、チャレンジすることに決めました。
「でも」と口にしなくても、心の中で言い訳してる自分がいた
──立ち上がったばかりの新規事業で、しかもM&Aという専門性も求められる仕事だったとなると、最初は大変だったと思います。
そうですね。もちろんM&Aについては分からないことばかりだったので、知識の習得や新しい業務に慣れるのは大変でした。
ただ、具体的な業務というよりは自分自身の仕事への向き合い方という、もう少し根本的なところに課題がありました。
──課題というと?
たとえば、ミスをしたときに、第一声が「でも」と言い訳をしたり、否定の言葉から入ったりすることが多かったんです。
たとえ「でも」とは口にしなくても、心の中で言い訳している自分がいたなと思っていて。今振り返ると、M&A支援チームに入る前は、業務を「自分ごと」として捉えていることが少なく、半人前だったなと思います。そのような考え方が行動にも現れてしまうときがあり、最初は怒られてばかりいましたね(笑)。
──そこからどう変わっていったんですか?
「このままではいけない」と思ってからは、「素直にやる」ことを意識するようになりました。今ではもう当たり前のことですが、とにかく言い訳をしない、当事者意識を持つ、分かったふりをしないなど、これまでの自分を変えようとただただ必死でした。
(三橋が当時とっていたノート)
環境の変化も自分にとって大きかったです。M&A支援チームに来てからは、これまでより業務範囲が一気に広がりました。周りからのサポートもいただきながらではありますが、お問い合わせを受けたところから最終契約に至るまでお客さまのサポートを広く担当するようになりました。
その結果これまで以上に、何事も「自分ごと」にしなければいけない環境となり、「自分がやらないと何も進まない」という思いで行動ができるようになっていきました。
こうして少しずつ何事も「自分ごと」として向き合うスタンスがついていったように感じます。
データ管理の仕組みづくりを自ら推進。「自分ごと」として向き合う中で生まれた変化とは
──新規事業ならではの難しさはありましたか?
正直、難しいことは多かったです。M&A支援チームに入ったときは、案件・お客さまに関するデータは一定管理されていたのですが、分かりやすく整理されている状態ではありませんでした。なので、社内的な課題ではありますが、ほしいデータにアクセスするのに時間がかかってしまうときが何度もあったんです。
そこで、まずは案件に関するデータ管理の仕組みを自ら整えていきました。当時、M&A支援チームで扱う案件数が増えていたので、重要性が高い施策として取り組んでいました。
──そのあたりの姿勢の変化が、表彰時のコメントにもあった「新規事業という仕組みが整っていない環境の中、依頼された業務の範囲を越えて取り組んでいた」という点につながってくるんですね。
具体的には、仕組みを整えるだけでなく正しく運用にのせられるように管理ルールの徹底を働きかけたり、必要に応じてツールの導入を行ったり、といった動きをとっていました。
データ管理の仕組みができた結果、案件状況・内容の確認にかかっていたコストの削減、成約率向上にもつながりました。
──そこまで取り組まれていたとは驚きました…! 何か意識していたことはあったのでしょうか。
先ほどの話にもつながりますが、意識していたのは結果につながるまで粘り強くコミットすることですね。
たとえば、誰かにタスクの依頼をする時は「僕は依頼しました。でもやってくれなかったんです」というのは言い訳にすぎない。やってもらえなければ、「最後まで並走できていない自分が悪い」と自分では思うようにしています。
データ管理だけでなく、M&Aに関わるお客さまと日々やり取りするときも、何事も「自分ごと」として向き合うようにしています。そう考えることで、お客さまが本当に知りたいことはなんだろう、どうしたら忙しいときでもスムーズに確認してもらえるだろう、とこれまで持てていなかったような視点を持って、コミュニケーションがとれるようになりました。
──「自分ごと」として責任感を持って業務に取り組む中で、行動も変化していったんですね。
先月、最初の問い合わせを自分がもらったところから、M&Aの成約までつながった案件がありました。その日が1月31日だったとよく覚えています。帰り道にスマホを開くと、成約したことを伝えた上長の聖也さんから連絡がきており内容を見ると、「よくやった」の一言。
聖也さんからほめられることは普段めったにないので、そのときは思わず涙が出るほどうれしかったですね(笑)。
──最後に、今後の目標について教えてください。
正直、具体的に大きな目標が今あるわけではないんです。でも目標が見つかったとき、それを実現できる力をしっかりと身につけたい。今はそう考えています。
なのでこれからも「自分ごと」として向き合うスタンスを持ちながら、セルフイメージを高くもって、仕事に全力で取り組んでいきたいです。とはいえまだ自分一人だけでできること限られているのでその分、周りの人の力を適切に借りながら進む必要もあると思います。
これからもプロ意識を持って仕事に取り組むなかで、一つひとつ着実にできることを増やしていきたいです。
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