エンジニアのメンバーが、社内向けに自分の経験を誰かの役立ててもらいたい!とナレッジベースDocBaseに書いた内容を、制度などの説明を加えて再編集したものです。
初めに
ウエディングパークでエンジニアとして働いている北園です。2019年からエンジニアとして働き、2022年にウエディングパークに中途入社しました。
中途入社して半年がたち、改めて、社内向けに自分がやってきたこと、考えてきたこと、やってよかったことをまとめました。社外でも、新しい会社に入社したての方、社内でのコミュニケーションに悩んでいる方、ウエディングパークへの応募を検討している方など、少しでも他の方の役に立てばいいなと思います。
ウエディングパークでどんな活躍をしたいのか
一言で言うと、誰かの「きっかけ」になりたいと思っています。
私自身、何かを目指してがむしゃらに頑張ることをやってきませんでした。でも、ウエディングパークには挑戦しやすい環境があって、応援してくれる人がいて、頑張ったら手が届くのに頑張らないのは違うかなと思っていて…
そんな自分が努力して、目標を高く持って、色んな方を巻き込んでアクションする、その姿を見せることで、「何をしたらいいのか分からない」という人や「できない」と思っている人に、少しでも「自分にもできるかも」、「頑張ろう」と思ってもらえるきっかけをつくりたいになりたいと思ってこの記事を書いています。
やってきてよかったこと
この半年で、やってきてよかったことを7つ紹介します。
1. どんなことでもとりあえずやってみる
■背景
普段の開発業務とは別に、システムに関する問い合わせ対応をするチーム「HIKESHI」も担当していました。
分からないことも多いのですが、知らないからやらないといつまでも知らないままです。とりあえず問い合わせを自分が受けて対応件数を増やして、仕様を覚えて、自分ができることを増やしていこうと思い、始めました。
私の場合は、誰よりも早く反応して対応することを意識することから始めました。
■自分にとっていいこと
・できること、分かることが増えることにより自走できるスピードが早まる
・営業の方に覚えてもらえることで、担当サービスについてクライアントの意見や営業さんの意見を聞くことができる
ウエディングパークには聞いたら教えてくれる優しい方が多いので、問い合わせを受けて考えながらやることを繰り返しました。抽出依頼のクエリや仕様確認など自分の担当外のサービスに触れるいい機会になり、クエリの書き方から対象テーブルと対象サービスの紐付けなどわかることがどんどん増えていきました。
■組織にとっていいこと
・問い合わせの対応が早くなり、よりお客様にスムーズな情報共有ができる
・自分でやるほうが覚えるので、自走できるスピードが早まり組織に早期貢献できる
2. マネージャーにたくさん質問する
■背景
昔から、小さいことに時間をかけるタイプだと言われていました。一つひとつ考えて悩む時間が長いのが原因だと思っていたので、心機一転、「10分考えて分からなければ質問」を実行してみました。
■自分にとっていいこと
・やり直しを減らすことができる
・悩む時間も減ったことにより、スピード感を持って業務が行える
会社のことを一番知っているのは、入社して間もない私たちではなくずっと働いていた方です。その中でも直属のマネージャーは一番近い距離にいて、一番聞きやすい存在でした。
私は、定量目標や定性目標など目標の立て方や、日報に書く内容まで質問しました。
自分だけでは考えつかないことを指摘して教えてもらえたので、悩む時間、やり直しの時間などが減り、スピード感を持って仕事ができるようになりました。
■組織にいいこと
・マネージャーや会社との認識齟齬を防ぐ
・立ち上がりのメンバーのスピード感を保てる
3. 参加できる社内イベントには参加する
■背景
社内にどんな方がいるのか、何を推進しているのかなど、会社の流行、社員の活躍など、いろんな情報を知ることができると思ったので参加しました。
■自分にとっていいこと
・ランチの際に、「こんなことされてましたよね」など共通の話題が増えて話が広がる
・顔を覚えてもらえる
・会社が今なにに注力しているのか、会社の流行を把握することで自分がどう行動していけばいいか考える指標になる
・他部署の方を覚えることができる
■組織にいいこと
・参加者が増えることにより、活性化される
・同じビジョンを持つ仲間が増える
4. 社内SNSの投稿にコメントを送る
■背景
社内SNSでは日々「○○達成!」「△△を実施しました!」といった投稿も盛んです。最初はランチに行った方の投稿が気になってコメントしたのですが、自分の投稿にコメントが送られることが嬉しかったので、他の方のものにも積極的にコメントを送るようになりました。
■自分にとっていいこと
・新たなつながりが増えて質問しやすくなり、業務が行いやすくなる
「いいね」だけでもいいと思いますが、「おめでとう!」とコメントをもらえる方が嬉しかったですし、コメントを送ってくださった方は忘れません。その人が何かしていたら気になりますし、応援したくなります。
そこから、ランチやコーシー(出社時、メンバーとのコーヒーブレイク代が支給される制度)など新たなつながりにも通じるので、コメントは積極的に送った方がいいと思っています!
■組織にとっていいこと
・コメントを送るハードルが誰かが先に送ることで下がり、より投稿が盛り上がる
・コメントを通して、新たなつながりが生まれる
5. ランチやコーシーなど、積極的に自部署はもちろん他部署と関わりを持つ
■背景
最初は人見知りを発動して、「忙しいかも」とか、いきなり誘ったら「え、なんで?と引かれるのでは…」と色々考えて、なかなか自分からお誘いすることができませんでした。
でも、カルチャーである褒め合う文化が好きで、誰かを褒めたり、褒められたりするにはその人を知る必要があります。社員を知るために勇気を出してランチにお誘いしました。
そのアクションを評価してもらったり「誘ってもらえて嬉しい」と言ってもらえることに気づいたりしてからは自分から動けるようになり、「中途入社したてで同様に困ってる人もいるかも!」と積極的に関わっていけるようになりました。
■自分にとっていいこと
・他部署に関わりのある人が増えて、相談事がしやすくなる
・一緒に働いている人を知ることで会社が楽しくなる!
・セールスの方から、クライアントの意見や提案がもらえる
得意不得意はそれぞれあると思います。私は文章や社内SNSの投稿を書くのが苦手です。つながりがあると、得意な方に気軽にアドバイスをもらいに行きやすくなりました。開発面でも、フロントエンドが得意な方、SEOが得意な方など、誰が何をしていて何が得意なのか知っておくととても聞きやすく仕事がしやすくなりました。
また、開発以外の方との関わりが増えて、提案をもらえるようになったのも嬉しいです。クライアントの意見はセールスの方経由じゃないとエンジニアには入ってこないので、実際にサービスを活用している方の意見や改善点を直接教えてもらえるのはありがたいです。
■組織にとっていいこと
・得意な方に聞くことで仕事を効率的に、より正確に、成果を出せる
・コミュニケーションを密に取り合っていることで、クライアントの要望への対応スピードが早くなって、よりユーザーに寄り添ったサービスを提供することができる
6. 自部署以外の部門長の話を聞きに行くこと
■背景
入社3ヶ月がたった頃、自分のできることが増えて、周りを見渡せるようになってきました。
ランチや社内SNSなどである程度自分のことを覚えてもらい、つながりが増えていく中で、そこからさらに繋がりを広げてそれをどう成果に繋げていけばいいのかを考えたときに、各部門長の考え方や思いを知ろうと思ったのがきっかけでした。
■自分にとっていいこと
・活躍できる社員像を知り、次の目標が明確になる
・直近の悩みが解決される
部門を統括している方なので、考え方や仕事の仕方など、自分の視座を上げるために活躍をしている方にお話を聞きに行くのは初めて気づくことは多く、すごくよかったです。
ウエディングパークではメンバーとの交流を促進する「コーシー」や「けっせつ10(入社年次を足して合計で「10」になる社員で交流会をする制度)」、マネージャーや役員の方とお話ができる「カフェテリア」という制度があります。ランチだとお誘いしにくいな、忙しそうだな、と遠慮してしまう方はもっと気軽に利用できる制度を利用してみるといいかもしれません。
■組織にとっていいこと
・お誘いするハードルが下がることで、視点を上げた考え方や想いを知る機会が増える
・メンバーに持ってほしい意識や考え方が伝わる
・同じ目線を共有できる
7. 目標を高く持つこと
■背景
入社して3ヶ月目までは覚えることも多く、慣れていくのに精一杯でした。そんな中でも、精一杯頑張ってきたことで、褒められたことや評価されたことを嬉しく思い、次は自分にとってちょっと高い目標を目指してみることにしました。
■自分にとっていいこと
・がむしゃらに頑張れる目標を持つことで、自分の方向性が定まり、その後のアクションも決まり努力しやすくなる
・目標を共有して「一緒に頑張っていこう」とマネージャーと密に会話するので、距離も近くなる!
「レビュー待機時間に何かできるかも」、「会社に対して何か私にもできることがあるかも」と考え行動する根本は、高い目標があってそれを目指して思考しているからだと思っています。
■組織にとっていいこと
・成果が増える
・組織を考える人が増える
4.まとめ
長くなりましたが、私が入社してからの半年で意識してやってきたこと、どんな思いで行動したのかを綴ってきました。
自分にできそうなことがあれば、ぜひできるところから始めてみてください。
新しい会社に入ってどう動いていいか分からない方のために少しでも役に立ったら嬉しいです。