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一歩を踏み出したいあなたに贈る10のエッセイ『シゴトの#転機文庫』#Wantedly10th

ビジネスSNS「Wantedly」は、おかげさまで10周年を迎えました。

終身雇用の終焉、複業(副業)の隆盛、リモートワークの増加、デジタル化によるリモートワークの普及など、「はたらく」環境が大きく変化し続けた10年。この激動の時代にあって、常にたくさんの人に活用・支持して頂けたこと、心より嬉しく思っています。


「個人的な話」こそ、示唆的

社会が大きく動くさなかにあって、自分自身に正直に、自分らしい仕事をしようと、転職にふみきった人たちがたくさんいます。彼らの勇気ある行動の裏には、いったいどんな物語があったのでしょうか。

極めてパーソナルな意思決定の中にこそ、これからの「はたらく」を考えるためのヒントが隠されているのではないか——。

そんな仮説を確かめるべく、転職にまつわる「エピソード」をうかがう調査を実施したところ、回答してくださった方の総数なんと2,700人! うず高く積まれたアンケートの山の奥で光っていたのは、単なる転職談にとどまらない、笑いもあれば涙もある人生の物語でした。

『シゴトの#転機文庫』を公開します

今回、3,000近い回答の中でも特徴的だった10名のエピソードをピックアップ。岡田悠さん、嘉島唯さん、島田彩さんをはじめとしたプロの書き手に、エッセイ化をお願いしました。

そのキラ星のような作品を、『シゴトの#転機文庫』 と称し、2022年8月4日から順次公開していきます。「増える面接官」、「挙式直前に運命のスカウトがきた人」、「元カレにITパスポートをもらった人」などなど、ひとことでは語れない魅力的なエピソード多数。

楽しんで読んでいただけたら、幸いです。


エッセイ一覧

■岡田悠さんによるエッセイ 『8人の面接官と432円のステーキ』

日頃のストレスを、ステーキを焼くことで解消していたエンジニアの男性。転職先が決まらないむしゃくしゃした気持ちと比例するように、フライパンに広げる肉は分厚くなっていくばかり。肉を焼きながら根気強く転職活動を続けること約1年、21社目に受けた会社でついにその時が訪れます…。

8人の面接官と432円のステーキ|岡田 悠|note
腹が立つと肉を焼く。落ち着くから。肉はステーキがいい。焼きがいがあるから。閉店間際のOKストアで、10%オフのシールが貼られた豪州産のステーキを吟味して、1Kのキッチンで焼く。そうやってなんとか、転職活動を続けてきた。 ...
https://note.com/hyosasa/n/n05c056cdf781

岡田悠さんのコメント

20代の頃、猪肉を売っていました。ある日、ふと猪肉の会計処理が気になって調べたところ、とある会計ソフトの会社のサイトに辿り着きました。今ではその会社で働いています。
——これは僕自身の転職エピソードですが、今回の取材でも、そんなふうに『思ってもみなかった形で、自分の働く場所が見つかっていく』過程にとても共感しました。転職って、意外とそういうものなのかもしれません。あとお肉がお好きということで、そこにも共感しました。
転職で悩んでいる方や、お肉が好きな方は読んでみてください。


嘉島唯さんによるエッセイ 『100万円が貯まったら、引っ越す

面談中に気を失うほど追い詰められていた女性は、20代半ばで人材会社を退職。「100万円貯まったら引っ越すリゾートバイト暮らし」をはじめます。長野のグランピング施設からはじまって、福井、札幌と続いた旅は、松江で新展開を迎えて……。

100万円が貯まったら、引っ越す|嘉島唯|note
「学生のうちにやっておくべきことは、旅に出ること。社会人になるとそんなことできなくなっちゃうからね」 社会人になったサークルの先輩がそんなことを居酒屋で話していた。周りのみんなが「やっぱそうなんすかぁ」とありがたそうに話を聞いているのを見て、私も一生懸命頷いたような気がする。 27歳。私がわかったのは、そんなのは嘘だということだ。 ...
https://note.com/yuuuuuiiiii/n/ne2edf214873e

嘉島唯さんのコメント

エピソード投稿者のHさんから『100万円貯まったら引っ越すようにしている』『東京を離れてみたら、自分が悩んでいたことは大したことではなかったことに気がついた』と伺ったので、この要素を育ててみました。この10年で、いろいろな所から聞こえる『成功ルート』ではなく、自分で納得したキャリアを作れるようになってきたと思うので、そのことを見つける旅について書いてみました。


■島田彩さんによるエッセイ 『ふつうのカオルちゃん』

小さな頃から「ふつう」を嫌い「1番」になることを求め続けた女性。社会人10年目の暮れに起こった2つの出来事がきっかけとなり、転職を決意することに。そして迎えた面接の日を境に、彼女の「ふつう」に対する思いは大きく変わり始める……。

ふつうのカオルちゃん|しまだあや(島田彩)|note
最近のわたしは、「ふつう」がうれしい。 ふつうのスニーカーを履いて、ふつうのリュックを背負って、家までふつうに歩いて帰る。あ、いつもの茶色いネコがいる。たばこ屋のおばあちゃんが、餌をあげてる。 今日もいつも通り、ふつうの日。ふつうっていいね。ふつうってうれしい。 でも、ほんの1年前まで、私は「ふつう」が嫌だった。今日は、そんな私が「ふつうっていいね」と思うようになった話をします。 ...
https://note.com/cchan1110/n/na75a8795af41

島田彩さんのコメント

歴史の教科書に載るようなことが、立て続けに起きていますね。これまで『ふつう』だったことが、そうじゃなくなったりしています。大変だけど、『ふつう』がズレるときというのは、自分が大切にしたいことを見つめ直せる転機。私が書かせていただいたのは、そんなお話です。
働き方や暮らし方を変えるのはとても勇気がいること。この物語を通して、新しい『ふつう』づくりに挑戦する人へ『ここにも仲間がいまーす!一緒に頑張りましょう!』と、手を振ります。


■Twitterエッセイ ep.1『"あんた"のおかげ

Twitterエッセイ ep.2『嫌いな質問』


Twitterエッセイ ep.3『挙式直前にきた、運命のスカウト』


Twitterエッセイ ep.4『寺の子は代理店を3ヶ月でやめた


■Twitterエッセイ ep.5『元カレへの感謝』


■Twitterエッセイ ep.6『仕事ってなんのため?』

■Twitterエッセイ ep.7『どうやら上司は、今日も1次会で帰る気だ。』



Wantedlyでは、いまこの瞬間も、たくさんの出会いが生まれています。この記事をここまで読んでくださったあなたの日常に、ときに転機に寄り添えたら、幸いです。

これからも、よろしくお願いいたします。

CREDIT
エッセイ取材・執筆:岡田悠、嘉島唯、島田彩、中前結花、栗田真希、三浦玲央奈
編集:株式会社ツドイ

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