みなさん、こんにちは。
ヴェシカの飼谷です。
今回のインタビューに協力いただいたKさんは、とても素晴らしいチャレンジ精神をみせてくれました。
なんと自ら資格学習のハードルを上げて飛び越えられたのです!
資格取得にあたり一体どんなことがあったのか。Kさんのインタビューをぜひご覧ください。
◎資格取得者
名 前:Kさん(男性)
前 職:元SESエンジニア、雀荘スタッフ、プロ雀士(現役)
◎合格資格
ORACLE MASTER Silver DBA
目標の立て方
取りたい資格を決めた理由を聞かせてください。
元々データから関連性を求める事が好きで、大学時代からデータ分析の学習をしていました。
これまで基本情報技術者試験、応用情報技術者試験と広い分野の試験で合格歴があったので、今回は自分の得意としている分野に特化した試験を受けたいと考えていました。
社内の推奨資格には"ORACLE MASTER "Bronze" DBA"もありましたが、チャレンジ性が低かった(簡単に受かりそうに思った)ため、今回より難しい"ORACLE MASTER Silver DBA"にチャレンジしました。
実際に資格を取得して、どのように役立てられそうですか?
データベースの仕組みが理解できたので、実際の現場でデータベースの日常運用・管理は行えると思います。また、試験範囲に加えてSQLの学習を深めることもできたので、データベースからデータ抽出をする能力がより上げられたと感じています。
学習についての質問
学習時間や工夫されたことを教えてください。
勉強時間については、1日最大で6時間。
必ず1時間やったら休憩をはさむか、別の作業に手をつけるようにしてました。人間の集中力は持っても1時間半で、自分が飽き性でいろんなことに意識が分散してしまうタイプなので必ず1時間でインプットのインターバルを取るようにしていました。
この試験は大きな項目として、"データベースのアーキテクチャ"と"SQL"に分かれるので、1時間ごとに切り替えたりもしていました。
総学習時間はどのくらいかかりました?
約100時間ですね。
同時にVBAの学習も並行して進めていたのもあり、1ヶ月前後は学習していました。
学習はいつ、どのように取り組みましたか?
会社側の研修課題を素早くこなすことで、業務時間内に資格学習の時間を確保しました。
逆に、通勤中や自宅では一切勉強しないことで、集中して学習に取り組めたと感じています。
学習の取り組み方は大きく2つです。
1つ目は、黒本と呼ばれる参考書(オラクルマスター教科書)に従って学習していました。
特にデータベースの仕組み部分は理解が難しく、各パーツの相互作用が理解できるまで周回を重ねました。そのため、結果的にここには多くの時間を費やしました。
2つ目は、Silver SQLの演習問題を解くことです。Silver DBAは教材も黒本しかなく、模擬試験形式の練習問題が1回分しかなかったため、SQL特化にはなりますが、繰り返し問題を解く練習を行っていました。
チャレンジした結果、"何が"大切で、どこを改善したいなどはありましたか?
問題を解く能力は当然資格合格のために必要ですが、内容を理解しておかないと解けない問題が多くありました。この試験は択一問題の出題率が低く、複数回答を求められることが多いため、たまたま合格する可能性が低く、正しい知識を身につけておくことが大切でした。
また、要素に対する記述の正誤を求められることも多く、単語に対して細かい知識も要求されていました。改善点は、一般的に黒本3周すると合格が見えてくるのに対し、私は4周していたので各周回で理解してから次の章へ知識を広げるようにすれば、より短い時間で合格できると感じました。
VBAの成果物
どんなものを作ったのか見せてもらえますか?
麻雀の対局成績をを記録できるプログラムを作ってみました。
ユーザーを登録、データのグラフ化、対局データなどを蓄積します。
下記が、実際に作った処理ボタンです。
(※スクリーンショットをいただきましたので載せさせていただきました。)
画面上の作成、登録、保存、出勤、退勤のボタンがありまして、2枚のシートを元にそれぞれやりたい事に対応したボタンを押す事で必要なデータの作成できるようになってます。
1.VBAユーザー登録シート
2.VBA成績集計データ変更後_グラフ表示前
3.VBAグラフ表示後
4.VBA成績集計データ変更前
5.VBA対局データ追加画面
6.VBA対局データ入力後
入力データがそれぞれ反映され、一連の処理が完了となります。
次の成果に向けて
次はどのような成果をあげたいと考えていますか?
Pythonエンジニア認定試験を視野に入れています。将来"データサイエンティスト"への道を進みたいので、データ分析に使える言語としてPythonを自在に使えるようになりたいと思います。
社員への応援メッセージ
これから同じ資格を取得しようとしてる方に、ポイントやアドバイスをお願いします!
まずは基礎知識としてORACLE MASTER Bronze DBAを学習しておきましょう!
データベースの仕組みを知らないままこの試験に挑戦したので、かなりハードルが高かったです。Bronzeの学習は必ずSilverに役立つので、まだ手を付けていない方はBronzeの学習に手をつけてみてほしいです。
学習環境はOracle DBのバージョンが2024年4月現在、"19c"と"21c"の2つがありますが、試験に対応している"19c バージョン"で学習するのをオススメします。また、Oracleの英語環境を日本語訳しているため、似たような単語が頻出なので、この単語にはどのフレーズが対応するかをまとめておくと合格により近づきます!
難易度が高い試験ですが、ぜひ頑張って合格してください!
筆者のコメント
Kさん、ORACLE MASTER Silver DBAの資格合格おめでとうございます!
今回彼が取得された資格は、実は弊社の推奨資格に含まれていないものでした。この資格を取得されることになった経緯を少しお話しさせていただきます。
彼は元々"基本情報技術者"や"応用技術情報技術者"の資格を所持していたため、一部の資格はそのまま資格手当に適用することもできました。しかし、資格手当として適応できるのは3つまで。
そこで彼は「ここから3つ新しく取りにいきます!」とノータイムで宣言。
気持ちの良い返事と共に、ご自分の能力向上に向かって前進する姿勢を見せてくれました。
将来的にデータサイエンティストを目指されたいというKさん。そこに向かうためには、データに関する資格を目指してみようか。とか、開発言語にまつわるもの"Python"とかを学んでみようかなど、次の学習目標を一緒に話し合いました。
その結果が「ORACLE MASTER silver DBA」。
社内の推奨資格よりもさらに難しい資格を最初の目標としてチャレンジし、見事一発合格!
いやーほんと素晴らしいですね!!
この資格に一発で合格することはもちろん素晴らしいのですが、何よりも自分の限界に挑戦し続けるKさんの姿勢に感動しました。現在、彼はリーダーポジション寄りの業務に従事しており、プロジェクト管理においての知見も積み重なっていくことを思うと、今後の成長がとても楽しみです。
2、3年後には新しいプロジェクトを成功に導くリーダーになっているかもしれませんし、あるいは先端技術の開発に携われる可能性もあるのかと想像すると、ワクワクが止まりません!
今回、Kさんのインタビューでは"Instagram"でもご紹介しております。
こちらもぜひぜひご覧ください。
資格取得者インタビューは以上でございます。
ここまでお付き合いいただき、ありがとうございます!