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誰もが知る大企業での安定を捨てた先で見つけた、働く上で大切にしたいこと。

こんにちは!VARK採用担当です!今回は、VARKで執行役員として様々な業務やマネジメントに携わる杉本 豊(すぎもと ゆたか)へのインタビューをお届けします。

読売広告、GREE、Amazon、LINEという、誰もが知る大企業で数々の実績を残してきた杉本が、なぜVARKで働くことを選んだのか?そして、ベンチャー企業だからこそ味わえる“おもしろさ”や“やりがい”とは?

転職を希望する全ての方が、働く意味や自分の価値提供について考えさせられるであろう今回のインタビュー。ぜひご覧ください!


大企業で実績を得た先にあったのは、「このまま死んで後悔したくない」という想い。


これまでの経歴とVARKに入社した経緯を教えて下さい。

就職活動を始めた時、世界一カッコいいと思っている兄が芸術家なので、兄のようにクリエイティブなことをしたいと思ったんです。ただ、芸術家になりたいわけではないし、誰かのためになるのかとか、作ったものの影響力を知りたいと考えた結果、クリエイティブの成果を数値で表せる広告業界に行こうと思い、好きな領域であるアニメ、漫画、映画で大好きな作品に携わっている読売広告に入社しました。

3年目くらいにアニメなどのコンテンツ管理やプロデュースをする部署に配属されて、社内社外双方から良いご縁に恵まれて、ある大きなクライアント案件のWebアニメ兼Webゲームのようなコンテンツのプロデューサーになったんですが、それが結構バズって、Twitterでユーザーさんのコメントや反応がバンバン来たんです。そこですごいスピード感でダイレクトにユーザーの反応や数値を知ることができるWebに魅力を感じて、ITやWeb系への転職を考え始めました。

エンタメ系かつWeb関連ということに加えて、正直、最初に配属されていた営業部署ではよい成果を出せていなかったので、売上に対するコミット力も高められる会社で働きたいと思い、GREEへ転職しました。

GREEでは上司にも仲間にも恵まれて、数値の作り方やアライアンスの組み方などもしっかり学ぶことができました。同僚や上司の協力もあって、当時GREEプラットフォーム上のサードパーティーゲームでトップクラスの売り上げを誇るゲームを担当させてもらえたんですが、年単位で運営してきたゲームだったため、徐々に売上が下がっている状況でした。そこで売上のV字回復&過去最高を目指すというプロジェクトを立ち上げ、社内外から多くの協力を頂いたおかげで、V字回復だけでなく過去最高売上を更新することもでき月間と半期のMVPを双方チームで獲得することができました。

売上を作るという目標でも成果が出てきたので、このままGREEで頑張るか、他のIT企業やエンタメに関わる業種へトライしてみるか迷っていたところ、ちょうどAmazonでコンシューマーゲーム(テレビゲーム)のバイヤーを募集していたので、入社を決めました。

Amazonはしっかりとしたポリシーを持っている会社で、成果もしっかり返ってくるし大きな仕事もできるとても良い環境でした。ただ、「Amazonカッコいい!」くらいの感じで入ってしまった側面もあって、しっかりとした目標やAmazonが求める世界は何かということをちゃんと考えずに入ってしまい、入社後のギャップで5ヶ月ほどで退社させてもらいました。ここが人生のどん底でしたね(笑)もっとちゃんと「自分は次どうしたいんだろう?」ということを考えないといけないという強烈な学びも頂きました。

Webにも関われてエンタメ色もある企業への転職を考えていたところ、LINEでスタンプ事業の求人があったので入社しました。スタンプ事業の中に『LINEきせかえ』という機能があるんですが、当時は商品も2つくらいで、あまりフォーカスされていなかったんです。売れる環境も商品を増やすアセットもほとんどそろっている状態だったので、あとは誰かがやればこのサービスも伸びるだろうと考え担当させてもらったところ仮説が当たって、商品をコンスタントに出せる状況を作ることができ、売上も上がってきました。

その結果、事業責任者という立場も得て、これからLINEで頑張るぞと思った時に、社内でどこまで自分の出来る範囲や領域を拡げていくことができるのかを上司と相談したんですが、LINEの今の体制だと、おそらく事業部長より上にいくことは難しい可能性が高いという話になりまして…。「自分がこの先にやることってここで良いのだろうか?このまま死んで後悔しないだろうか」って思ったんです。

LINEはとても良い会社で、仕事も本当に楽しかったし、仲間も優秀で素敵な人ばかりだったので、正直めちゃくちゃ迷いました。でも、「35歳くらいまでは別に好き勝手やっても死んだりはしないだろう」と思って、どこかでずっとくすぶっていた「一度はベンチャーとか小規模組織会社へ行ってみたい」という想いを基に転職を決めたんです。


地位よりもやりがいを求めてベンチャーへ。辿り着いたのは、組織を立て直すおもしろさと価値提供。


誰もが知る有名企業での安定より、挑戦を選んだわけですね。

そこからいくつかベンチャー企業で働いてきました。最初に、自分の中で培ってきていない領域である「組織文化」や「理念」といったところを深く考えているOZvisionという会社に入社しましたが、経営チームという今までの仕事とは違った視座が求められる役割で、社長も含めバチバチと事業のこと、組織のことについて取り組んでいく、刺激的でとても楽しい時間でした。

OZvisionで基幹事業の責任者をやりつつ、全社向けの役割として文化、人事の領域についても学ぶことができたことで、今までやってきた事業に関する働き以外に“組織に対して成果を出すスキル”もついてきたと感じました。そこで、「組織と事業双方に課題を持っている会社であれば、価値提供を最大化できるのではないか」と思い、チャットボットがメイン事業で、代表の伴さんをはじめ優秀な方やユニークな方が多いhachidoriと、ハイキャリア層のデータベースを持っていて、ユニークなサービスなども作りやすいHowtelevisonと、順にジョインさせていただきました。

どちらも事業責任者やマーケティング責任者をしつつ組織を整えるといった役割で、やりがいのある環境でしたが、これらの企業はBtoB寄りの企業だったので、やはりエンタメに関わっていきたいという想いが高まってきたんです。そこで出会ったのがVARKでした。事業も拡大して、人も増やしていきたい時って、会社がすさまじい成長痛を伴うことが多いんですが、VARKはそのフェーズに差し掛かっていて課題が多そうだと思い、入社を決めました。

すみません、経歴のお話が長くなってしまって(笑)

いえ、たくさんドラマがあっておもしろかったです!杉本さんは向上心の塊なんですね!

LINEまでは向上心の塊だったかもしれないですね。今は、自分の権威とかよりも、会社に対してのバリューを発揮したり、そこに自分がいることによってスケールしていけることが大切だと思っています。

−地位や立場よりも、自分の価値ややりがいを重視されているんですね。

そうなんだと思います。お金が欲しければコンサルや金融など色々選択肢もあると思うんですが、なんかしっくりこなくて。やっぱり手触り感というか、物を作ったり価値提供を直接しているところにいたいと思うんです。お客さんの意見や反応をダイレクトにもらえる環境にいたいのかもしれません。

入社数ヶ月で執行役員に。1人3役をこなす執行役員が考える組織の成長の鍵は、採用活動。


VARKには最初から執行役員として入社されたんですか?

いえ、最初は営業として入社したんですよ。まだ入社して7ヶ月くらいなんですが、営業として新しいジャンルのライブパートナーとの取り組みなどを実現させたうえで、人事領域に誰もいなかったのでそこでも動いていたら色々と課題が見つかってきて、そういった部分を可視化していたんです。そうしたら、加藤社長から「僕としては執行役に上げたいと思っているんだけど」と言ってもらって。役を持っていると営業面でも戦いやすい場面もあるよね、ということでVARKでも執行役員になりました。

−色々とお仕事をこなすためには、役が付いていたほうが良いとなったわけですね。執行役員として、具体的にどんな業務をされているんですか?

執行役員としてというとちょっと微妙なんですが、1つは、ライブのアライアンスですね。うちでライブやりませんかって交渉やライブの商品開発とか、制作受注だけじゃなく共同開催のような形のライブもやろうとしているので、そういった営業企画というのが役割の1つです。企画だけでなく現場での作業や、オペレーション構築もあるし、マネジメントもやっていますね。

あと、先日リリースしたメタバース事業の責任者もやっていますし、採用や会社の文化づくりをどうしようかということを代表含めて進める役割もやっています。営業、メタバース、人事の3つが、今の業務のメインですね。

3役もこなされているんですね!それぞれに責任者が必要なほどの業務だと思いますが、大変ではないですか?

そうですね。本当は、責任は増やしても、業務は他の人に任せていくという形にしていかなきゃいけないんですけど、まだ社員数が少ないので…。

では採用活動が重要になってきますね。

そうですね。めちゃくちゃ重要です!今は会社にとって採用が非常に重要な時期なんですが、人事担当者がいないので、まずは人事担当として一緒に働いてくれる人に来てほしいですね。

本当に早く自分からも仕事をはがしていかないと、自分がボトルネックにもなりかねない状況なので必死です(笑)

人事担当者はマストなんですね!他にはどのような業種を募集していますか?

具体的に何人というのは検討中ですが、営業やライブ事業のディレクター・プロデューサーが今少ないので、そのあたりを重点的に募集したいですね。あと、エンジニアさんも、雇用形態にこだわっているわけではないですが長期的に働いてくれる方を増やしたいと思っています。

挑戦はおもしろい!新規市場という荒野を切り拓く魅力と、価値提供できる喜び。


先程働く上でやりがいを大切にされているとお話していただきましたが、杉本さんにとってVARKで働くやりがいとは何でしょうか?

やりがいはたくさんあるんですが、特に大きいのは、組織が成長する途中という点ですね。ミッションビジョンバリューも見直しているところだったりと、VARKは今、大きく変わっていくための転換期なので、そういった点がおもしろいと思っています。

メタバースやバーチャルっていう、まだ誰も正解を知らない分野を扱っている点もおもしろいです。新しい市場を開拓するのってめちゃくちゃ大変だし苦しいんですけど、やっぱり新しいことをするって楽しいんですよ。何か出した時に、良いにしろ悪いにしろ結果がすごい勢いで返ってきたりとか。そういう、市場開拓や、誰も歩いたことのない荒野を耕しながら歩いていくみたいな苦しさを楽しいと思える人なら、やりがいを感じられると思います。

あとは、toCとtoBの双方に価値提供できるというのもおもしろいですね。これから始まるメタバース事業もメタバース上でコンテンツ展開する人や企業、コンテンツを享受する人の双方へ価値提供できますし、ライブであれば「ここに出演してよかった」とか「この空間で見られてよかった」というようなことを、観客・演者の双方から言ってもらえるというのは、すごくやりがいを感じる点だと思います。

新しい分野に挑戦しているからこそ、やりがいも大きいんですね!チャレンジ精神のある方にとって、VARKはピッタリな会社ですね!やはりそういったマインドを持っている方を、求めていらっしゃるんですか?

そうですね。個人的な考えも入っていますが、挑戦を是としてくれる方の方が良いと思います。『薩摩の教え※』に近い側面は、ベンチャーとしてもっていると思います。一緒に挑戦してくれる人を探したいですね。

※薩摩藩主島津義弘公の教えと言われる“評価されるべき人の順序”を示したもの。「1.何かに挑戦し、成功した者 2.何かに挑戦し、失敗した者 3.自ら挑戦しなかったが、挑戦した人の手伝いをした者 4.何もしなかった者 5.何もせず、批判だけしている者 6.何もせず批判するだけでなく、足を引っ張る者」の順で評価され、挑戦することの重要性を説いている。

今後VARKには、どんな企業になってほしいと思いますか?

事業面で言えば、今主軸となっているのはVRライブ事業ですが、メタバース機能がリリースされたことで、ライブに来てくれる方にもっともっと楽しんでもらえたり、ユーザーさん同士でコミュニケーションを取ってもらえるようになってくれるといいなと思っています。

ただ、メタバースと言っても、なんでもありな空間ではなく、逆に“エンタメ以外無い”くらいの、エンタメに特化したプラットフォームにしたいと思っています。そうすることで、エンタメが好きなユーザーさんが継続してくださるようになり、エッジの効いたユーザーデータが蓄積されていくようになると思うんです。ユーザーデータが貯まってくれば、よりユーザーさんに喜んでもらえるコンテンツを作れるようになります。何でもできる薄くて広い世界よりは、特化させた世界のほうが、いい意味でみんなが幸せになれる世界を作りやすいんじゃないかと思っています。

その後どうやって拡げていくかはまだまだ見えていないですが、少なくとも最初から万人へ受けるものを作っていこうというのは私たちベンチャーがとる戦略としては悪手かなと思っています。

組織として目指していることで言うと、今VARKは、メタバースやVRライブといった、誰も正解を知らない新しい分野に取り組んでいることもあって結構苦しい時も多いと思うので、互いに尊敬の念を持って、相手を思いやったコミュニケーションをすることが大事になると思います。そういったコミュニケーションが取れる組織になってほしいですね。

あと、今はアニメ好きな人が多かったりと、比率としては男性が多いといった偏りがある組織かと思うので、女性の方や、アニメに全然興味が無い方にも入社してもらって、多様性のある組織にしたいですね。多様性があるからこそ、正解が分からない中でもしなやかで折れないような組織文化を作っていけるのではないかなと思っています。

最後に、転職希望者の方へメッセージをお願いします!

VARKに来たら、忙しいし大変なこともたくさんあると思います。でも、エンタメが好きな方や、市場開拓や成長途中の組織の中で一生懸命やっていくのが好きなんですっていう方にとっては、VARKはすごく楽しいところだと思いますし、新しい領域を切り拓きたいっていう方にもすごく楽しいところだと思います。

ある種、合っている方と合っていない方がハッキリする会社だと思うんですが、一度話に来ていただければ、合うか合わないかを知ることができると思いますので、気軽に応募してもらえると嬉しいです。

いかがでしたか?大企業で数々の実績を残してきた杉本が働く上で大切にしているのは、組織を成長させるおもしろさや、自分の価値提供ができるというやりがいでした。VARKは、VRやメタバースなどの新しい分野に挑む、刺激とやりがいに溢れた会社です。「新しいことに挑戦したい!」「会社の成長に関わりたい!」「エンタメの新しい世界を知りたい!」そんな方は、ぜひ一度遊びに来てください。お待ちしています!

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