江戸文化8年創業 杉谷本舗 - 長崎カステラ・おこし・どら焼き
江戸後期文化八年、諫早の地にのれんをあげて以来老舗として長きにわたりお引立てをいただいております。二〇一一年、おかげさまで創業二〇〇年を迎えることができました。初代 杉谷孫六が「真心込めたお菓子づくり」を掲げ創業した時に思いを馳せますと、その歴史の重みに身が引き締まります。 ...
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今回は2022年7月に7人目の正社員としてukkaへ入社した経営管理マネージャーの小畑をインタビュー。大学時代に出会った代表・谷川とのエピソードや、別々の道を歩んだ2人がなぜ今一緒にukkaで食品業界にインパクトを起こそうとしているのか。当時のストーリーを交えながら赤裸々に語ります。
■ 簡単にこれまでの経歴を教えて下さい。
2012年同志社大学経済学部卒業後、在学中に学んだ財務分析の経験を活かしてスモールビジネスを支援したいと思い、京都銀行に入社しました。しかし、思う存分力を発揮する機会がなかったため、半年で退職しました。
その後、創業者からの誘いもあり、当時5名程度の食品スタートアップDari Kに入社。会社にとって必要なことにひたすら取り組み、モーレツに働いた時期です。しかし、ここでは思う存分力を発揮できたものの、約1年半で自身の成長に限界を感じはじめ、退職しました。
今度は上場を目指せるスタートアップに飛び込みたいと考えていたものの、直近2社を早期に退職している自分が次の会社に貢献できる領域は、学生時代に身に付けた会計知識のみ。そこで目についたのが、当時未上場で従業員20名程度だったfreee株式会社です。個人としてはThe Model型のセールス、カスタマーサクセスの立ち上げ、マネジメントを経験し、組織としては急激な成長と東証マザーズへの上場という貴重な経験ができました。この8年間は、自身の成長はもちろんのこと、企業カルチャーやマネジメントの重要性について学べた本当に濃い日々でした。そして2022年7月にukkaに入社をし、今に至ります。
東京証券取引所にて(写真一番右)
■ 地銀、スタートアップ、ベンチャー入社からの上場と、多様な経験を積まれてきた小畑さんですが、ukkaとの出会いや入社の決め手を教えて下さい。
実は代表の谷川とは大学時代に出会い、互いの近況を報告する仲でした。ukkaの創業時にも連絡は取り合っており、当初のメイン事業だった「OWNERS」が撤退するというtweetを見て心配になり、声を掛けました。このタイミングで新たにBtoBに事業ピボットする話を聞き、freeeでは一定やり切ったタイミングだったため、彼を応援したいという思いが芽生えました。freeeでの経験をこれから伸びるスタートアップに還元し、「スモールビジネスを世界の主役に」というfreeeのミッションを別の形で体現できるという思いが合致し、入社を決めました。
■ 学生時代の友人だったとはいえ、応援したいという想いだけで入社を決める事は中々できないことだと思います。なぜそこまで強い想いを持ったのでしょうか?
谷川は学生時代から起業志向が強く、先を見据えていました。人柄は意思が強く、まっすぐでエネルギッシュという印象は今も変わりません。就職活動でうまくいかず、挫折感のあった私にとって、彼は尊敬の対象でした。その後も2度の早期退職でうまくいっていなかった私に対し、彼は何故だか気にかけてくれていて、常に友人として信頼してくれていると感じていました。彼と肩を並べられる様になりたいという思いは漠然ですが、あった気がします。そして、彼が起業して5年目。前事業を撤退し、新たな事業に挑戦すると聞いて、”今だな”と思いました。
■ 別々の道を歩んだお二人の再会。素敵なストーリーですね。そんな強い想いをもって入社したukkaではどの様なミッションを担っていますか?
今はメンバー7名のフェーズなのでとにかく何でもやっていますが、一言でいうと「組織への投資」です。freeeではマネジメントを経験したので、ukkaでは経営を必ず担いたい。経営のミッションは会社のリソースを拡充することであり、一番大事なリソースは”人”です。具体的には、OKR、1on1の導入、オフサイト等での組織カルチャーの言語化、採用やファイナンス等リソースの拡充とそれに付随するバックオフィス全般です。”攻めるディフェンダー”の様な動きができたらなと、常に考えています。
■ 今のフェーズにとっては欠かせないミッションですね。実際に入社してみて感じたukkaのカルチャーを教えて下さい。
メンバー全員が、人間性が良く、自然に”幸せになってほしい” ”応援したい” と思える人ばかりです。責任感が強く、人に対するリスペクトを持ったメンバーと一緒に働けることに幸せを感じます。
また、7名の組織だからこそ意思決定が早く、スピード感があるのも特徴的です。例えば、入社してすぐにfreee、Salesforce、SmartHR、ハーモス勤怠といったツールを導入したのですが、想像よりあっさりと定着しました。このような組織としての適応能力は今後も大事にしたいカルチャーです。
鎌倉でのオフサイト
■ 食を中心としたビジネスのukka。小畑さんの”食へのこだわり”を教えて下さい。
実は”食べる”ということに関しては人並み程度の趣味です(笑) しかし、ビジネスとしては非常に興味があるマーケットです。国内の市場規模は非常に大きく、ukkaが戦っている食品加工市場では約30兆円ほどあります。嗜好品から生活必需品まで様々で、大きい市場の中のどこで戦うかも選択肢が広い。また、主要プレイヤーである大手食品小売も付加価値の高いPBの比率を増やし、利益率を確保する流れにあります。まだまだデフレプレッシャーは強いですが、変化の兆しも確実に見えています。
働く人に目を向けると、非常にハードな環境で献身的に働く人が多いのが実態です。他業界に比べて労働時間が長く、給与水準も低い。つまり若くて健康であることが働く条件になっているような感じです。ukkaの事業を通して顧客の利益率を向上し、持続性の高い産業にしていくのが目標です。せっかくこの業界に身を投じる以上、何か爪痕を残したいと思います。
■ 小畑さんが目指すukkaの未来は?
世の中に大きなインパクトを与える!に尽きます。freeeのときに感じたことですが、会計も給与計算も勤怠管理も同じようなサービスを提供するスタートアップが次々に、過剰なほど出現し、そこに優秀な人が分散して働いている。競争が起きるのは健全なことですが、世の中を前に進めるという意味ではなんだか釈然としないものがあります。
「ukkaがいるからこの市場に変化が起きた」と自信をもっていえるのは最低でも1,000億円規模の事業にしてからだと思うので、短期ではそこが目標。長期的には食産業の利益率を高め、「やりがいと待遇」のトレードオフ関係を破壊し、健康という手形がなくても働ける産業にできたらなと思います。
■ 最後におススメのお店or食べ物を教えて下さい!!
杉谷本舗さん! 前職のfreee時代の同僚が専務として頑張っている老舗カステラメーカーです。奈良のロクメイコーヒーさんからの依頼で、安心・安全でコーヒーとの相性バツグンのカステラをリリースしました。