「フラットな組織、チーム運営の工夫」リーダーにインタビュー! | UGの取り組み
こんにちは。ゆっちょです。今回は第1インソーシング事業部(以下IS1)のチーム(以下ユニット)運営の工夫をユニットリーダー(以下UL)の"まーり""なるこ""ゆいゆい""店長""しょうひ"の5人にインタビューしました! インタビュイー紹介 ...
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私は2017年に新卒でUGに入社しました。これまでシェアード社員として短期案件も含めて10社以上のご支援を行ってきており、2021年はユニットリーダー(ユニットは事業部を構成する8~10名ほどのチーム)を担っています。
UGの組織運営、人事労務上のサポート、会社づくりへの参画、売上情報の集約、セルフマネジメントのサポート、が主要な役割です。もっとも重要なことは、ユニットの売上計画や進捗を把握し事業部内で共有することです。(ユニットリーダーの仕事については以前にこちらの記事でも取り上げましたのでぜひご覧ください。)
UGでは一人ひとりの目標が異なるため、ユニットに集まったメンバーによって目標とする数値は大きく異なります。期初の想定とは状況が変わることもありますし、体調や個人の事情、お客様側の事情などによっても常に実績の数字は変化します。
ユニットリーダーの仕事は試行錯誤の連続でした。最初はなかなかうまくできないこともありました。たとえばユニットメンバーに売上数字についての情報共有をお願いしたときに、「それを一律で全員にお願いするのなら、”ボット”と一緒だよ」とあるメンバーから言われたんです。経営層や事業部長からの伝達を、そのままユニットメンバーに流すことはリーダーの仕事ではありません。人を見てマネジメントをしたり、会社にとって、メンバーにとって、何が最適なのかを考えて動くことが大事であると気づくことができた経験でした。
メンバーと接するときには各々のセルフマネジメントを大事にし、メンバーを信頼するようにしています。指示命令する側、される側というような関係性ではなく、あくまでもフラットなものです。ユニットリーダーはスキルレベルが高い人が役割を担っているわけではありません。それに、お客様の課題は現場にいるメンバーが一番良く知っているはずです。なので、ユニットリーダーとしては具体的なアドバイスをするよりも、ユニットリーダーという役割を通じて得た知見や感覚を用いて、メンバーと対話するときは自ら気づきを得られるように意識しています。その結果、自ら考えたことに取り組んでくれることがとてもうれしいです。
また、メンバー同士の関係も大切です。たとえばユニットミーティングの場ではお互いの稼働状況のシェアをすることが多いです。メンバー同士の考え方や動き方を知って気づきを得たり、メンバー自身やスクラムの課題をメンバー間で解決できたりするような組織を目指しています。
そうやってセルフマネジメントを基本として動いた結果、売上を達成できたらよいなと思います。
現在は、ユニットリーダーに加え、シェアード社員としても2社のご支援を行っています。
一つは従業員数80名程度の薬剤関係企業です。新卒2年目のメンバーと2人でご支援しています。お客様組織の中にコーポレートIT部門がないため、UGがコーポレートIT関連の業務をすべて担っています。ヘルプデスク、PCのキッティング、社内のIT機器の運用保守など運用業務全般から、フロア移転におけるコーポレートIT関連の対応、関係する部署との調整まで幅広く担当させていただいています。今年はテレワークが進んだので、社内ネットワークの高速化に取り組み、無事実現することができました。
もう一つの企業はWEB広告事業を行う80名ほどの企業です。こちらのお客様ではコーポレートIT部門がすでにあるので、お客様先のコーポレートエンジニアの方と社内システムやコーポレートIT関連の社内ITインフラの運用を行っています。
これまで他にも4社のお客様を数ヶ月~数年でご支援してきており、1日だけお手伝いするようなご支援も含めると10社以上を経験してきました。今でこそ、コーポレートITの全体像が見えるようになってきましたが、最初からそうだったわけではありません。特に私の成長を振り返るとある経験がとても重要だったと思います。
新卒2年目の後半に担当したお客様でのことです。UGの先輩社員と一緒にご支援しており、私は主にヘルプデスクを、その先輩はその他大きめのプロジェクトの推進を行っていました。お客様の経営管理部長が非常に優秀な方で、私はさまざまなことを学ばせていただきました。決してITに詳しいわけではないのですが、仕事の進め方がスマートで指摘も的確だったんです。この方から仕事の推進力の重要さを感じたのと同時に、フロア移転のノウハウもある程度蓄積することができました。そして数ヶ月後、別のお客様でオフィス移転の対応をすることになりました。前のお客様で学んだ業務のノウハウと推進力を活かしてプロジェクトを進めることで、大変喜んでいただけました。
この経験を通して業務の推進力やマネジメント力の大切さに気づくことができました。さらに、そこで得た気づきを学びとして定着させるなかで、自分にフィットする学びのスタイルを得られたことで成長につながりました。
そもそも私は自主的に学ぶことが苦手だったんです。UGには「自ら学び、自ら考え、自ら行動する」というモットーがありますが、これの最初がうまくできないんです・・・(笑)まず本を読むのが苦手。読んでいても頭に知識が入ってこなく、すぐに終わらせてしまうことも・・・。ITパスポート、基本情報技術者試験、プログラミング、AWS関係などの知識のインプットに取り組みましたが、どれも十分にできたとは思えません。本で学ぶよりは目の前のお客様で起きている課題について学ぶほうが私に合っていました。コーポレートITの世界は、上も横も無限です。ある知識を学ぶと、よりハイレベルな知識を持つ人が無限にいるように感じますし、他の範囲を学ぼうとしても無限に広がっているような気になります。常にわからないことだらけなんですよね。だからこそ目の前の状況に対して学ばなければならないことを、主体的に学んでいます。
また、業務の推進力やマネジメント力など、当社でいうところのソフトスキルを多く学べたのは、社内の「もくもく会」という勉強会によるところが大きいです。ある時期から私よりもスキルレベルも年齢も経験も上の同僚と始めたのですが、勉強をしている中でちょっとしたときにする話がとても重要なんですよね。同僚に質問をすると、「で、その根本課題は何なの?」「確かにそうだけど、それはやる必要ないのでは?」などと逆質問や意見を投げかけられ、そのなかで自分の考えや提案内容をブラッシュアップし、お客様に提案できるようになりました。これを繰り返しているうちに仕事の進め方がわかってきましたし、結果的にお客様にも喜んでいただけるようになりました。
また「仕事の進め方を知ることが重要」というところから、さらに思考が広がり、さまざまな業務知識も重要だと考えるようになりました。企業の各部門の業務についての本、コーポレート部門についての本など、ITに直接関わらない範囲まで勉強するようになりました。
私は特に詳しいIT領域を持っていないので、「いつも初心者、まだまだ自分はわからないことだらけ」と思うことで学びのモチベーションになっています。
今後はどこに行っても価値を出せる人になりたいと思っています。UGでユニットリーダーをやるにしても、お客様のコーポレートITをご支援するにしても、今後もしかしたら転職するにしても、そこで価値を出すためにはなにか共通して重要なものがあると考えています。「べたさんがいたことで、組織がよい方向に変わった」と思われるような価値が提供できていたら、大変嬉しいですね。
これまでは、1人でお客様を担当することが多かったのですが、これからはチームで仕事を進める、そのなかでのリーダーシップを発揮するということを目指していきたいです。また、コーポレートITのグランドデザインに関わるような話をするときはスキルレベルの高い先輩社員に助けてもらう場面が多くありました。これを自分で考えられるようになりたいです。