こんにちは。TOWN株式会社人事の長澤です。
2019年7月より、社内の人事制度が新しくなりましたので、アップデートされた会社情報として内容をご紹介したいと思います。
今回改定となった制度は、①等級制度、②評価制度、③報酬制度、この3つです。会社で仕事をしていく上で、ズバリお給料に直結する部分ということで、人事制度の中でもコアな部分に手を入れたことになります。具体的にどのように変わったのかというと、こうなりました。
①役割に合わせて細分化された等級制度
等級制度はもともと存在していたのですが、従前のものは等級は3つしかありませんでした。新しい制度では、それぞれの等級ごとに求める役割を明確にし、スタッフ、リーダー、マネジメント、エグゼクティブというステージの中にS1からEまで、8段階の等級を設定しました。人事評価に応じて、グレードが変動する仕組みです。細分化するだけでなく、上に向かってステージを増やしているので、キャリアアップのイメージを明確に持ってもらえるようになりました。
②3つの基準による評価制度
実は、これまでの当社には組織的に評価を実施する仕組みがありませんでした。今回の制度改定では、オーソドックスにチームごとに評価者を設定し、あらかじめ設定したフレームに基づいて対象となる社員の評価を行なうという形を導入しました。人事評価の在り方や制度づくりは、どんどん新しいものが生まれてトライされていますが、会社としては人事評価についての経験値はほとんどゼロベースであるので、まずはこの形でスタートすることにしました。何事もまずは基本からということで。
評価基準はバリュー、スキル、業績の3つです。個々のメンバーに目標設定してもらうMBOではなく、固定の基準を設定して評価期終了後に振り返り評価だけを行ってもらう形です。余談ではありますが、人事評価と直結していませんがOKRはフレームワークとして社内に取り入れていて、すでに実践しています。この辺りの順序があべこべなところが、当社の面白いところかもしれません。
③評価に見合った報酬が得られる仕組みに
従前の制度では等級に紐づいて報酬制度もざっくりしていたため、報酬のレンジの幅が大きく、報酬をあげるためにはそれなりにインパクトの大きい成果が必要になってしまう、という現象が起きていました。これでは成果をしっかり拾い上げて報酬に結びつけることは難しいので、報酬制度も細分化しました。グレードごとに年収の下限と上限のレンジを設けていて、人事評価の結果に基づき報酬額が決まります。Wantedlyは報酬をベースにした求職活動を奨励するメディアではないので、年収レンジのイメージ図は載せないでおきますが、社内的にはオープンにしているものですので、会社見学に来ていただいた方には包み隠さずお話ししています。
常にアップデートすることをめざす
今回は会社の状況を踏まえてこの形になりましたが、人事制度は会社が成長する限り、完成することはないと考えています。常に見直し、一番適切な形に変化させていくことが必要であると。当社の制度も、3年以内にぜんぜん違うものに変わっているかもしれません。
この新しい人事制度は、すでに社内導入は完了していて、現在はトライアルを行いながら本稼働に向けた微調整を行っています。本格的に稼働していくのはこれからですが、すでに個々のメンバーの仕事に対する意識や、チーム内でのやりとりにおいてポジティブな変化が起きているのを人事として感じています。これから当社に新しく入社していただく方にも、ぜひ新しい人事制度を一緒に育てていくための仲間になっていただきたいと考えています。
TOWN株式会社は、会社見学、説明会を随時行っています。今回の人事制度の内容も詳しくお話をしていますので、興味のある方は気軽にご参加ください。すぐ転職を考えていない方も、遊びに行くつもりでぜひ。