知育玩具のサブスクリプションサービス「トイサブ!」を提供している株式会社トラーナ。
トラーナにはお客様におもちゃを発送する現場を支える「夜の部」と呼ばれるチームがあります。
乳幼児に向けた玩具を取り扱うというサービスの特性上、2020年春頃までは圧倒的に子育て経験者の従業員が多かったトラーナ。新しい生活様式にもマッチしたトイサブ!ユーザーの拡大に伴い、学生を中心とした「夜の部」の皆さんの活躍はいまや欠かせないものになっています。
トイサブ!をより多くのユーザーに喜んでいただけるサービスにするため、学生でありながら自らのアイデアで「夜の部」を立ち上げ、チームリーダーとして活躍している新井田さんに、トラーナで働くなかで感じていることなど、率直な考えをお話してもらいました。
プロフィール
氏名 :新井田澪音(早稲田大学国際教養学部2年生)
出身地:東京都
学生だからは関係ない。自分のアイデアが会社の成長につながるのが楽しい。
トラーナで働き出したきっかけは?
母がもともとトイサブ!で発送業務をしていて、その紹介でというのが直接のきっかけです。2020年4月にトラーナに入社するまでのアルバイトの経験は、飲食店のアルバイトのみ。直接ユーザーに接することがないような事業の裏側に触れてみたいという希望があったことと、おもちゃのサブスクというサービスそのものも目新しくて面白そうだと思って入社しました。
どんな業務を担当していますか?
最初はユーザーから返却されたおもちゃの検品担当として働き出しました。おもちゃの個数やパーツ等、どういう状態で返却されたのかを正確に確認し、記録する仕事です。検品はずっと集中して頭を使う業務なので、時間が過ぎるのをあっという間に感じたことが印象に残っています。
今は「夜の部」が担当する業務全般の他、リーダーとしてシフトの調整やメンバーの育成、他部門との連携など、入社したときの想像より幅広い業務の担当をしています。
「夜の部」とは?
私が入るまで、検品は発送作業が終わる午後から夕方まで行っている業務でした。トイサブ!のユーザー数増加にともなって、1日の発送数も返却数も増える一方。検品そのものの作業時間が足りなくなってきていたところで、作業メンバーを単に増やすだけでない何か新しい仕組みを考える必要がありました。
私は学生で大学の後、夕方以降の時間に余裕がありました。せっかくトラーナとして終日発送用のオフィスを借りているのなら、私の他にも学生や都合のつきやすいメンバーを入れて夜間も稼動し、検品以外にも翌日発送分のおもちゃの準備のような作業を進めた方が発送数も増えるのではないか。夜間に稼働するチームの立ち上げを代表に提案したところ即採用されてできたのが「夜の部」です。早速代表がチームメンバーの採用を進めて、あっという間に10名を超えるチームになりました。
正直なところ、入社したばかりの学生の提案をこんなにすんなり受け入れてくれるとは思っていなかったので、代表の柔軟な対応にびっくりしました。
どんなところにやりがいを感じていますか?
新しい発送センターができたり会社全体の従業員数が増えたりと、事業が急成長している中で、効率的にオペレーションをまわすための仕組みづくりから携われることに大きなやりがいを感じています。「夜の部」をはじめ、自分のアイデアが実行されて事業や会社の成長に役立っていることを実感できるのはとても楽しいです。
格好や年齢、学生であることなどはまったく関係なく、本質的な意味でフラットな組織。いいアイデアが出せれば採用されるし、それが任される役割や評価にもつながるので、組織のフラットさがモチベーション向上に働いているなと感じています。
こんなに責任の伴う仕事を任されたことはこれまでなかった
逆に苦労していることはありますか?
自分のやりたい!というチーム改善の要望に応えてもらっているうちに、入社して半年でリーダーとして色々任せてもらえるようになりました。それ自体は全く苦ではないのですが、私が勤務していない日中も当たり前ですが会社は動いていて、連携するチームからの依頼や発信があったりするので、それらを見落とさないように常に気を張っています。
また、勤務時間中にやることもやりたいことも多いので、事前にTODOの整理をしたり、OFFの時間も気がつくと仕事のことを考えたりしているので、私自身のバランスのとり方が今後の課題でしょうか。
自分が成長したと感じていることは?
こんなに信用して任せてくれて大丈夫?と思うくらい(笑)「夜の部」を任されています。今では私もチームメンバーの採用や育成に携わっていて、これまでこんなに責任の伴う仕事を任されたことはなかったと思いながらやっています。
任された役割に応えようと試行錯誤する中で、「今後の夜の部メンバーの採用計画を事業計画から考えて立ててみる」というような、私にとってハードルの高い課題に対しての考え方を代表の志田が教えてくれるので、ビジネスの仕組みや採用を通した事業計画における数字の見方等、視野が今までよりもずっと広がったことを実感しています。
自分で言うのも…ですが、この半年でビジネスに携わる一員として大きく進歩したと思っています。
今後の目標、やってみたいことはありますか?
「夜の部」の人数を増やして、トイサブ!のサービスの底上げのために昼の発送チーム等、他チームのサポートができるようにしていきたいと思っています。
そのためにはチームメンバーの人数が増えても、取りこぼさずに育成できるようなスキルの伝達と進捗のフィードバックを行える環境を作る必要があると思って、仕組みづくりをすすめています。
他にも、学生の観点でトイサブ!で取り扱っているおもちゃの紹介などをSNSを通じて発信していくこともやってみたいです。
やりたいこと、やるべきことがたくさんありすぎて私のTODOリストがすごいことになっているんです(笑)。
(聞き手:山村)