SESから事業会社へ!PM道を歩みだしたエンジニアのはなし【社員インタビュー:Vol.07】
こんにちは!DevRel担当の椿です。
今回は、2023年1月に入社したTOPPANデジタルで働くプロジェクトマネージャー坂本さんへインタビューしました!SESからTOPPANデジタルへ転職した方のリアルな声をお届けします。
坂本 洸樹(さかもとひろき)|プロジェクトマネージャー
経歴:SES(システムエンジニアリングサービス)を6年経験し、TOPPANへ入社
趣味:ゲーム(MMORPGが好き!)
SESからプロジェクトマネージャーへ
お客さまに直接寄り添い、主体的に事業に参加したいと思った
-----いきなりですが、坂本さんは元々SESとして契約され、エンジニアとしていろんな経験をしてきたと伺っております。そんな中で、なぜ転職を考えたのでしょうか。
お客さまに、満足してもらえるものをつくりたいという想いを持ってエンジニアの道を目指しました。SESでは、エンジニアとしての技術力を高めるとてもよい経験を積めましたが、既に決まった企画・下りてきた仕様を基に作業をこなす範囲を超えられず、お客さまとの距離が埋められない点が、新たなキャリアに踏み出すきっかけでした。
プロジェクトマネージャーへのキャリアアップは、エンジニアの道を目指そうと決めた時から設計していました。開発業務ピンポイントでの関わり方ではなく、直接お客さまとやりとりし、自分で切り盛りしたいというマインドが高まったタイミングで、TOPPANと出会い転職を決めました。
-----TOPPANのどこに魅力を感じたかお伺いしたいです!
大きく二つあります。
一つは、プライム案件や自社サービスを複数扱っているという点です。いろんな業界、いろんなお客さまと仕事ができると思ったし、会社も大きいのでチームメンバーはもちろん、チーム外のいろんな職種の方と関わりながら仕事がしたいという私の希望をかなえられると社員の方とお話する中で実感しました。
二つ目は、1日の大半を一緒に過ごす仕事仲間とはチームワークを大事に働きたいと思う性格だったので、TOPPANの社員の方の様子が自分にマッチすると思いました。実際、オンラインとオフラインのハイブリッドな働き方をする中で、メンバーのことをよく理解しながら仕事ができています。
現在の仕事内容と、入社直後を振り返る
PMって何したらいいの?というところからのスタート
-----坂本さんの普段のお仕事について教えてください。
受託開発をメインに、複数のお客さまと仕事をしています。システム開発のプロジェクトマネージャーとして、要件定義からリリースまでを対応しており、主な業務はこんな感じです。
- 案件の工数・費用見積り
- 対応スケジュールの作成
- プロジェクトを遂行する上での計画作成
- 各対応の指示
- コスト管理
- 案件遂行上の進捗管理
プロジェクトマネージャー希望で入社はしたのですが、PM自体は未経験ということもあり、数年をかけて知識と経験を積みようやく業務を任せてもらえるのかなぁ、と漠然と思っていました。
実際は、入社してすぐにPMを任せていただけて、当時衝撃を受けたことを覚えています。一方で、当時の自分のスキルセットで勤まるのか、不安が込み上げていたことも事実でした。経験の中で見てきたPMの背中しか知らなかったので、実際に自分がやるとなった時に「PMって何したら良いの?」というところからのスタートでした。
そんな中で、大きく次の二つのTOPPANの体制や仕組みがすぐに不安を取り除いてくれました。
1.前任者・メンターと行動をともにし、学びながら身に着ける実案件へ参画の仕方
2.PMが何をすべきかアドバイスしてくれる、PMO支援体制
サポートを受けながら案件をこなしていくことができたので、最初のような不安感はなく、現在ではバリバリPM業務に当たっています。
入社前後のギャップ
-----業務内容は坂本さんが入社前にやりたかったことがかなっていますか?もし入社前後で感じたギャップなどがあればお聞きしたです。
入社前に思い描いていた通り、プロジェクトマネージャーという立場を通して、お客さまに近い場所でシステム開発を行えているので、かなっていると思います。
転職活動中に、チームメンバーの人柄や雰囲気を知ることができたので、大きなギャップは感じませんでしたが、外から見ていたTOPPANと比べて中から見た時に、意外に感じたことがあったので、その点をお話したいと思います。
ネガティブなギャップ
先ほどお話した「PMO支援」のような他チームとの連携はあるものの、整えられた仕組みの範囲外で部門を超えたプロジェクト推進をしたり、フラットにいろんな部署から各職種の人が集まって共創をするような連携が弱い点はもったいないと思っています。
ですが、現在のTOPPANの弱点も理解し、そのハードルをどう低くしていくか、どう超えていくか、ということを考えるのにも自分自身、面白さを感じています。
ポジティブなギャップ
規模の大きな会社なので、働き方や業務上のルールに縛られて、できないことの方が多いと思っていました。ですが、相談してみると提案を受け入れてもらえて、中小企業のような動きができることがギャップに感じたところでした。それまでのSESとして働いているよりむしろ自由度を感じたというのが正直な感想です。
例えば、オフショアを取り入れて開発を進めていこうという意見が採用された時は驚きました。また、チームの中で「誰と」「こういうことをしたい」という相談事をしたこともありました。会社で決められた役割やミッションに縛られて柔軟な動きがしずらいのではないか。もしくは、意思決定をするまでに長い時間を要するのではないか、という固定観念があり、まさか自分の声がこれほどすんなりと通るとは思っていなかったので、意外性を感じました。
入社して強く感じたのは、TOPPANデジタルが現在も革新の真っただ中だということでした。
自分の仕事がサービスを作るだけでなく、考えや意見が実現されて組織が形つくられていると、よく感じる場面があります。
これからのTOPPANでの働き方、やりたいこと
どんなことでも「自己成長」につながる行動を意識したい
-----坂本さんは、仕事をする上で大事にしている価値観などはありますか?
私は、周囲を見渡しても右に出る者はいないほど通話(電話)しているエンジニアです。チームメンバーはもちろんなのですが、相手はお客さま・営業・協力会社の方々など、チーム外の方とも頻繁にコミュニケーションを取るようにしています。細かいやりとり・質問・依頼をしやすい環境をつくりたいのでこのスタイルを貫いています。私の仕事スタイルの根底は、私と一緒に仕事をした全ての人に「楽しい」と思いながら働いてほしいという想いを大事にしているところから来ています。
-----遠慮してしまったり、言いたいことを言えない雰囲気で仕事をするよりも、フラットに物事を議論できる関係性の方がより洗練されたものを生み出していけますよね、とても素敵な考えだと思います。プロジェクトマネージャーとしての面では、何かご自身の中での展望などありますか?
三つあります。
- PMとしての自分の手法を確立したい
- より大きな案件でのPMにチャレンジ
- PMを目指す人財を育てていきたい
これまでは支援に入ってもらいつつTOPPANの型のようなものを学んできたので、今後はPMとしての自分の手法を確立したいです。そして、大企業だからこそ携われるようなより大きな案件でのPMにチャレンジしたいです。三つ目は、"育成"と言うと少しおこがましいのですが、「しくじり先生」みたいな立ち位置で後輩に自分の背中を見せていけたらと思っています。
-----「しくじり先生」…!よいですね。若手メンバーから「あの先輩が実は昔、こんな修羅場を潜り抜けてきた」みたいな話を聞いてみたいという声ももらっているので、ぜひしくじり勉強会開きましょう(笑)
個人ができる仕事が増えることは、自然と組織のレベルアップになると思っています。特に、PMができると仕事の幅が一気に増します。それによって、組織の厚みも、パワーも増すと思うんですよね。そんな組織への貢献を、仕事をしていく中でかなえていきたいです。
-----最後に、転職を振り返ってみて当時の自分に声をかけるとしたらどのようなことを伝えたいですか?
SEとしてのステップアップを目指しているなら、TOPPANはとてもマッチしてると思う。そして、未熟な自分をサポートしてくれる風土もある。自分を試したいと思っているならTOPPANは最適な舞台だからつかめチャンス!
新卒は、よく言えば大事に守られ、悪く言えば上に従う傾向があると思います。しかし、転職すると新しい環境で身一つで戦うことになり、即戦力としてカウントされます。それが自分のステップアップにもなり、エンジニアの転職という選択はそれ自体が新たな挑戦だと思います。
もし、自分のキャリアを考えているエンジニアの方がいるのだとしたら、TOPPANに限らず新しい舞台に飛び込んでみるのは、とても素敵な第一歩だと思います。