※この記事は、2018年に社内ブログで書かれたものをWantedlyに転載したものです。WWDCに興味がある方、WWDC2019に参加する予定の方、ぜひ参考にしてみてください!
こんにちは。トビラシステムズでiOS開発を行っている柘植(つげ)です。
2018.6.4(月) 〜8(金) までAppleの年次カンファレンス、WWDCに参加してきました!
WWDCはWorldwideDeveloperConferenceの名の通り、世界中の開発者が集まるイベントです。
新OSや新製品が発表される場でもあり、大変な盛り上がりを見せます。今年は77カ国約6,000人が参加したのだとか。
今年も昨年に続き、アメリカ、カリフォルニア州サンノゼのコンベンションセンターで開催されました。
参加するには抽選に当選する必要があり、募集より前の指定日以前に開発者登録していることが必要です。
応募時にクレジットカード登録しておいて、当選したら決済されるようです。
昨年初参加だったのですがどうしても行きたくて、会社の申し込みとは別にこっそり個人アカウントでも応募することも考えましたが、参加費がなかないいお値段なので、重複当選が怖くてそれは踏みとどまりました。
結果的には運良く2年連続参加できました。
WWDCにはApple公式のアプリがあり、行われるイベントのスケジュールやお知らせが随時公開されるので参加者はインストール必須です。
Facebookの日本人参加者グループやTwitterなどSNSも参加中の重要な情報源となります。
チェックイン
会場に入るには前もってチェックインが必要です。
WWDC開催中にはもちろんできますが、前日から事前チェックインが可能です。
チェックインするとLEVI’Sのジャケットに、ピンバッジ、入場時に使うICカードがもらえます。
ピンバッジは出身国の国旗のものが含まれるので、つけておくと同じ日本人参加者と繋がりやすくなります。
Keynote
WWDCのメインイベントが、初日の朝に行われるAppleのCEOや幹部・ゲストらによる新しいOSやFramework、新製品のお披露目セッションです。
できるだけ前の方の良い席でみたい、とみんな早くから並ぶのですが、早い人だと前日の21時とかから並んでいたそうです。
今年は残念ながらデバイスの発表はありませんでしたが、いろいろと興味深い発表がたくさんありました。
新しいmacOS “mojave”のダークモードはカッコいいです。
また昨年アピールしていた通りARや機械学習には今年も力をいれているようです。
AR空間の共有は、会場でマルチプレイヤー対応のゲームが体験でき、非常に面白いものでした。参加して勝つとARKitアイコンのピンバッジがもらえました。
Session
Keynoteの他にも開催中は非常に多くのSessionが行われます。
Appleのエンジニアにより、新OSや新Framework、開発におけるベストプラクティスなど多岐にわたる発表があり、大変勉強になります。
公式アプリでストリーミング配信されます。こちらだとリアルタイム翻訳が見られるので、リスニングに自信がない場合はホールで見るよりもおすすめです。(臨場感は無いですが。。)
KeynoteやSessionはあとでWeb視聴も可能です。
Lab
LabではAppleのエンジニアに直接質問ができる場で、私にとってはこれが最も重要なイベントでした。
日頃の開発の中で困っていることを質問できるので、ドキュメントからは読み取れない部分が聞けたりします。人気のあるLabは予約制だったり、かなり並んだりします。
Appleのエンジニアはみんな胸に”Engineer”と書かれたネイビーのTシャツをきていました。
食事
朝、昼の食事とスナック菓子が会場で提供されます。
"odwalla"というジュースは、「WWDCといえばこれ!」という存在らしく、日本人のなかでは「小田原」と呼ばれて親しまれていました。
オレンジ、ミックスジュース、ストロベリー、チョコ味など(スムージーっぽい)があります。
Company Store
会場にはグッズの販売スペースもあります。2日目からオープンします。
WWDC限定のものもあり、人気のものはすぐに売り切れるので、かなり並びますが早めに行ったほうが良いです。私もSessionをアプリで見ながら結局2時間くらい並びました。
Bash
木曜日の夜に行われるライブコンサートです。今年の出演はPanic! At The Discoというバンドでした。
コンベンションセンターすぐ近くの野外広場で行われ、アルコール飲み放題、数種類の軽食が食べ放題です。
アルコールを飲む場合は年齢確認を受けると、このバンドが腕に巻かれます。
guard let beer = mine else { return yours }
コンサートを楽しんだり、参加者との会話で盛り上がったりして楽しく過ごします。
まとめ
2回目の参加で開催場所も同じということもあり、前回より余裕を持って臨めました。
英語は得意ではないので、言語の壁の大きさは感じっぱなしでしたが、
Labでは日本語のできるエンジニアもおり、通訳していただいたりして非常に助かりました。
前回参加した際よりも多くのことを聞くことができました。
来年以降もチャンスがあればぜひ参加したいと思います!