こんにちは。トビラシステムズ株式会社の開発エンジニア、永井雄太です。
トビラシステムズでは今年から新卒採用をスタートしました!そこで今回は、僕の学生時代と就職活動についてインタビューしてもらいました。
僕は2017年の10月に新卒としてトビラシステムズに入社しました。実は、もともとはエンジニア志望でも、ましてやIT業界を目指していたわけでもありませんでした。今エンジニアとしてバリバリ開発に携わっているのが、自分でも不思議なくらいです。僕がどんな経緯でエンジニアになったのかお話したいと思います。
<Index>
建築に没頭した学生時代
インターンを経て気づいた、ものづくりの魅力
建築からITヘ!そこで見つけた名古屋のベンチャー
異世界、IT業界で感じるものづくりの面白さ
向き不向きより、まずはやってみること
建築に没頭した学生時代
建築サークルで活動していた学生時代
Q. 学生時代はどんなことをやっていた?
僕は横浜出身の東京育ちで、大学は東京の工学院大学建築学科に進学しました。建築を学ぼうと思ったのは、昔からずっとものづくりが好きだったから。というのも、父は大手土木系企業に勤務、祖父は土木系企業の社長をしていた影響もあり、僕も小さい頃から現場を見に行ったりしてました。でも父や祖父には「お前は安藤忠雄を見習え!建築はいいぞ!」なんて言われてて。そんなこんなで僕は建築の道に進むことにしたのですが、これが結構楽しかったんです。
気がついたときには、関東では有名な200人規模の建築サークルの副代表になっていました。イベントを企画したり、古民家の改修をしたり、サークルの運営費を賛助してもらうために企業に出向いたり。サークルは大学生活3年半みっちりやって、学校の課題でも学年トップをとるほど。建築がすごく楽しくて、入れ込んでいました。
でも大学三年生のとき、「ものづくりだけで人を幸せにできるのだろうか?」「ものづくりじゃなくても、人を幸せにできるんじゃないか?」と思ってしまったんです。やっぱり就職について思い悩むわけです。
そのとき、「そうだ、僕は東京育ちだから一度地方に出てみたほうがいいのかも」と思いました。地方の学生は「東京に行かなきゃ!」と思うかもしれないのですが、僕の場合はその反対です。知らない地域で、知らない仕事をした方が視野が広がるかなと思って。
休学して、向かったのは岐阜。NPO活動にチャレンジすることにしました。
インターンを経て気づいた、ものづくりの魅力
岐阜でNPO活動をスタート
Q. NPOでは何をやっていた?地方へ飛び出してみてどんな気づきがあった?
岐阜のNPOでは地方創生の活動をしていました。中小企業の活性化や利益アップの方法を考え、地域も元気にしようというプロジェクトでした。僕は中小企業と、企業でインターンしたい学生をつなぐコーディネーターとして働いていました。
NPOでの活動は、「ものづくりではない仕事でも人を幸せにできるだろうか?」という僕の仮説を検証する良い機会でした。たとえば、お金が増えることと幸福度の関係性とか、実際に物をつくる「ものづくりのハード面」だけでなく、人の幸せをつくって寄り添う「ものづくりのソフト面」についても考えられた時期でした。
その後は東京に戻って就活し、建築系のベンチャーに内定。内定先でのインターンでIT×建築領域の新規事業に携わったのですが、これがIT業界を知る初めてのきっかけになりました。
インターンでお客様へのヒアリングをする中で「この機能は変えた方がいいな」と思うことがたびたびありました。でもITに関する知識やスキルがないために自分ではどうにもできなかったり、プログラミングを知らないためにあと一歩踏み込んだ仕事ができない場面があったりして、すごく自分の中でモヤモヤがあったのです。
そこで、とうとう独学でプログラミングを勉強し始めることにしました。
建築からITヘ!そこで見つけた名古屋のベンチャー
Q. プログラミングはどのように勉強していた?
とりあえずJavaから勉強をスタートしました。僕はProgate、ドットインストールなんかを使ってました。「このアプリはどうやってできているんだ?」と調べるうちにどんどんITに興味が湧いて、「これはお金を払って学ぶべきだ!」とオンラインスクールも利用するようになりました。
そんなこんなでプログラミングが楽しくなってきた頃、このまま建築の道か、それともITの道を行くかのせめぎあいを感じました。でも僕は建築で絵を描くのが得意ではなかったし、ロジカルシンキングの方が得意だから、僕のやりたいものづくりはITの世界のがやりやすいのかも、と思って。だから、最終的に選んだのはITの道でした。
Q. トビラシステムズにはどのように出会った?
企業を選んだときの条件は、まずはスーツを着なくてもいいこと。それから、既に大きなものをさらに大きくする仕事ではなく、まだ小さなものを大きくスケールさせる仕事がしたいなと考えていました。
ネットを探していて、見つけたのがトビラシステムズでした。社員50人規模、自社開発サービス、名古屋のITベンチャー。付き合っている彼女が名古屋に住んでいたので、名古屋に移住するのもいい機会かもしれないな、と思いました。気になったので会社に連絡してみると、翌日にはもう社長と面談できるほどの柔軟さ。驚きと同時に「いいな」と思いました。そして現在に至ります。
異世界、IT業界で感じるものづくりの面白さ
現在はAndroidアプリ開発に携わっている
Q. エンジニアとして感じるITの面白さはどんなところ?
たとえばITの魅力は、全てを言語化するのがうまいところ。建築って「この椅子もうちょっといい感じにしてよ」とか「この模型の壁もうちょっと厚い方がいいよね」とか、ものづくりにおいて感覚的な表現が多かったです。でも僕は「いやいや、いい感じってどんな感じ?」とか「厚いって何センチだよ?」と思ってしまうタイプで(笑)
ところがこれがITだと、コードや数字で仕組み化されてすごくはっきりしている。頭の中のイメージを文字や数字で細かく指示しないと正しくコードが動かない。先輩エンジニアのコードを見れば、先輩が頭の中のイメージが読み取れる。ふわっと感覚的な「その人っぽさ」で済まされることがなく、仕組みや正確さが問われる。それが、僕が感じているITにおけるものづくりの面白さです。
向き不向きより、まずはやってみること
Q. さいごに。永井さんのように非エンジニアからエンジニアを目指すために大切なことは何ですか?
エンジニアの仕事に興味がある方は、短期間でもいいのでコードを書いてみることをおすすめします。よく、仕事って向き不向きあるって言いますよね。僕も就活を通して、向き不向きってやっぱあるんだなあと思った人間のひとりです。でも、実際にやってみないと向き不向きなんてわかりません。
エンジニアになりたいと思ったら、一行でも二行でもいいからまずはコード書いてみる!これが、向き不向きがわかる唯一の方法です。会社に入ってから「プログラミング嫌いかも」なんて気づくの、悲しいじゃないですか?
もちろん、就活って時間が限られているし、僕もIT業界に入る2, 3ヶ月前にプログラミングを始めたくらいです。でも、どれだけ自分なりに納得感を持てるかが大事だと思います。その納得感をもつためには、やはり「やってみた」という経験が1日でもあると全然違います。面接や会社のためにやるのではなくて、自分のためにやってみてください。僕にとって、プログラミングを独学していた時期が今の自分にとってすごく大きな糧になっています。
新卒1年目、永井さんのインタビューでした。
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