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「全ての経験が役に立つ」日本語教師だった私が、アプリ運営の仕事をはじめた話。

Timersには様々なバックグラウンドを持ったメンバーが集まっています。
今回は、日本語教師という専門性の高い職種から、思い切ってキャリアチェンジをしたメンバーをご紹介します

プロフィール
Timers,Inc. ディレクターサポート。
日系アメリカ人の母の影響で大学卒業後、日本語教師へ。
その後外国人英語教師を派遣する会社で教師たちの日本での生活をサポートする業務に携わる。Timersへ入社後はディレクターサポートとして様々なプロジェクトのサポート業務を行う。明るくて元気なTimersのムードメーカー的存在で得意の英語を生かして自主的にEnglish Lunchを開催。最近ハマっていることはパイ作り。年末に作ったアップルパイが大成功だったので、次は何のパイを作ろうか考え中。


意思表示が苦手、百科事典を丸暗記するほど本が好きだった子供時代

-とっても元気で明るくてTimersのムードメーカー的な存在だと思いますが、小さい時はどんな子でしたか?

実は今の感じとは逆で意思表示が苦手な子でした。特に友人に言われたことや自分が嫌だなと思ったことに対してNOといえませんでしたでも今の私があるのは、小6の担任の先生がみんなが積極的に意見を言える環境づくりをしていたおかげです。それから少しずつ意思表示ができるようになってきました。

「なんで?どうして?」が止まらない子でしたが、両親もおざなりにせず、家にある様々な本や百科事典の山のなかから必ず答えを見つけてくれました。そのせいか、本がすごく好きになりました。特に好きだった本が、「21世紀子ども人物館」という人物百科事典で、全部丸暗記するくらい好きでした。小さい時から人に興味があってその人のバックグラウンドや、成し遂げたことを知ることにとてもワクワクしていました。


アメリカ人の母とのコミュニケーションがきっかけで日本語教師を目指す

-日本語教師を目指そうと思ったきっかけはなんですか?

日系アメリカ人で翻訳家である母の影響です。
母がアメリカ人なのに英語じゃなくて日本語に興味を持ったのは、母親とのコミュニケーションがきっかけです。母は英語も日本語も両方話せるのですが、母と日本語でのコミュニケーションで一文字違うだけで相手の受け取り方が違うなと感じることが度々あり、日本語を深く学んでその違いを伝えられるようになりたいと考えました。大学卒業後、日本語教師養成講座を経て台湾で日本語教師としてのキャリアをスタートさせました。



日本語教師をして痛感した、「会社で働く」ことを知らないもどかしさ

-Timersの前の会社へ転職されたきっかけは何でしょう?

台湾での日本語教師を経て東京に戻り、外資系企業を回って1対1で外国人の方に日本語を教えるようになりました。そこで痛感したのが、「会社で働く」ことを知らないことが不利だということです。相手はビジネスマンなので、ビジネスシーンでの日本語の言い回しや気をつけることやマナーを聞かれることがよくあったし、聞かれなくてもそれを踏まえたプラスアルファの授業を展開してあげられないことが、とてももどかしかったんです。
当時は20代前半だったのでまだ許された部分があったのかもしれませんが、この先30代40代になった時のことを考えた時に、実際のビジネスシーンを経験していないのは不利だなと感じました。

そこで29歳の時に思い切って転職をしました。いつか日本語教師に戻った時にきっと次の会社での経験が役に立つと信じて。
当時は語学のスキル以外なかったので、転職活動の時にとても苦労しましたが、海外での日本人教師の経験と英語ができたので語学が活かせるということにポイントを絞り、外国人英語講師の派遣をしている会社に転職しました。そこでは彼らの日本での生活サポートをしていました。自分が海外での生活経験があったのでそれを活かしていました。


とことんこだわれる環境を求めて出会ったTimers

-また大きくキャリアチェンジをしたのはなぜですか?

前職は全国規模の大きめの会社で、そこで日本で生活する英語講師たちの生活サポート業務をひと通りこなせるようになりしばらく経ってから、「果たしてこの先ずっとここにいるのか」という疑問が自分の中に出てきました。
自分に合ったキャリアとはなんなのか、どんな職場で働きたいのか、自分の得意なこととは、などキャリアについて改めて向かい合ったときに、前職でさらに業務を極めていくことではなく転職という選択肢しかありませんでした。

転職活動をもう一度するにあたり、とことん自分と向き合いました。
転職の軸を、とことんこだわれる環境/スピード感/全員の顔と名前がわかるくらいの規模/わからないことを残さない/解決していく姿勢/人にコミットした業務の5つに絞りました。
特に最初の3つを重点的に探していると、「スタートアップ」というキーワードが浮上しました。今までスタートアップとは頭にもなかったのですが、ピンときたので最終的にスタートアップ/人にコミットした業務/とことんこだわれる環境の3つに焦点を当てました。

私は、とにかくこだわらないと気が済まなくて、こだわり始めたらずっと考えたり、アイデアがすごく出てくるので、何か思いついたらそれを行動せずにはいられないタイプなんです。また、既存のプロセスを崩してでも新しいことをやった方がみんなのためになるならそれをするべきだと思うので、それが叶う環境で仕事がしたいと思いました。その中で、ディレクターサポートを募集しているTimersを見つけたのですが、この仕事は私の軸の中の一つ「人にコミットした業務」にぴったりだと思いました。
実はTimersが転職活動のなかで面接一発目。こういう自分を受け入れてもらえる環境じゃないと転職する意味がないと感じたので、面接はとことん質問を重ねました。すべての質問に真摯に答えてもらえたので、ここならと思えました。

-教育関連からキャリアチェンジすることへ不安はありませんでしたか?

ありませんでしたね。それよりもハッキリしてきた「自分の働きたい環境」に近いところで働きたいと言う気持ちの方が勝っていました。新しいことを吸収できるチャンスになるのが楽しみでしかたなかったです。すべてのことは意味があるし、いつか何かにつながる、無駄なことなんてないと思いました。



(転職活動時に自分ととことん向かい合った時のノート)

「いいものを作りたい」というTimersの本質的な姿勢が、この人たちを支えたいという気持ちを突き動かしている。


-Timersに入って学んだことや成長を感じられた点はありますか?

入社して半年ほどですが、「何か問題が起きた時に解決するべき事は何か、それが解決されなければいいものは作れない。ビジネスの考えを抜きに、ただいいものを作りたいと思った時にベストなものはFammしかない」と胸を張って言える本質的な姿勢が、今まで自分が働いてきた環境になかったので、すごく学びになっています。
全く初めての業界に転職してきたという意味では、新しく学んだことやできるようになったことは多いですが、自分が必要だなと思う分とことんこだわって、納得するまで突き詰めるスタンスが良しとされる環境にいれることがとてもありがたいです。

-入社して半年ほど経ちますが、Timersはどんな会社に見えていますか?
客観的には、真摯で熱い、チーム感が強いけど馴れ合わない、頭のいい人たちが集まっていて、もっとこの人から学びたいと思えるスキルを持った人材が揃っている会社です。自分にとっては、私の、「とにかく考える、アイデアが浮かんだらそれに突き進む」という資質を発揮できる場であり、真剣にプロダクトに向かい合っていいものを作ろうと心から思っている、サポートしたい!と思える人たちが集っている場です。その人たちが余計なことを考えなくていいように、自分がサポートします!という風に心から思っています。
女性にとっては、少数派だけどそれを感じることなくのびのび働ける、女性特有の陰険さとかのない気持ちのいい職場だと思います。


「今までの経験をアプリ運営へ」全てが将来役に立つと信じて。臆することなくチャレンジすること。

-これからTimersでやってみたいこと、またはキャリアにおいてチャレンジしたいことは何ですか? 

Timersでは、過去の教師の経験が、メンバーが困っていたり何か問題を抱えている時にどう解決していくべきか、解決するために何が必要かという場面で生かされているので、ディレクターのサポートに限らず、マーケやデザイナーなど別チームのサポートまで広げていけたらと思っています。
単発のサポートはもちろん、自分からもこんなお手伝いができますよと提案していけるようになりたいです。もっと長いキャリアパスで考えると、将来的にはもう一度日本語教師をしたいなと思っています。今までしてきた経験も、これからしていく経験もすべてが繋がると信じて取り組んでいます!




-異業種またはスタートアップへチャレンジしたい人へのアドバイスなどはありますか?

何がどう自分の可能性に繋がっていくかは誰にもわかりません。
だからこそ、大事なことは「業界」や「職種」という先入観を持たずに、どういう人が働いているのかを面接や面談の場できちんと自分の目で確かめること、そして、「自分がやってきたこと✕自分がやってみたいこと✕自分が資質を発揮できること」についてとことん自分と向き合って突き詰めていくことが大事だと思います。
特に30歳手前だったり、少しすぎたぐらいの世代の女性は、自分が本当にできることややりたいことはなにか、仕事以外の生活とのバランスを考えたときにどういう選択をするべきか、っていうことをものすごく考える時期だと思うんです。
だから自分にとって当たり前すぎることや、一般的に考えて「これって普通でしょ?」と思うことでも書き出して、自分がなにを持っているのか、望んでいるのかを再確認していってほしいです。
例えば「本を読むのが好き」とか「怒声が飛び交うオフィスは嫌だ」とか(笑)そんなの仕事とは関係ない、誰でも思うことだと思っても、とにかく書き出してみるといいと思います。
それをやっていく過程でなにとなにに繋がりが見えてくるか、書き始める前はわからない。だから面白いし、発見があるんです!
そうやって自分をしっかり見つめ直した上での異業種やスタートアップの選択なら、臆することなく飛び込んでいいと思います。

-ありがとうございました!


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