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現役イエール大学、ジョージア工科大学、慶應義塾大学院生の3名に聞く!グローバルベンチャー開発インターン体験記。~自社製プロダクトの開発からリリースまで~
Terra Droneの長期開発インターンシップに参加した3名の現役大学生と大学院生に直撃インタビュー!
【清水悠行さん(しみず・ゆうこう)】
開成高校卒業後、東大→イエール大学2年。コンピューターサイエンス専攻。エンジニアとして、プロスポーツチーム向けの動画解析ソフトの機能実装を経験。その他、ロボティクス ニューイングランド大会進出や英語ディベート世界大会に出場を経験。柳井正財団奨学生。
【小池智己さん(こいけ・ともき)】
宇宙飛行士アームストロングの母校パデュー大学にて、航空宇宙工学部で学資を取得。ジョージア工科大学の修士課程に在学中。大学院では、ドローン捕獲の研究に従事。
【I.Yさん(匿名希望)】
慶應義塾大学大学院で高周波レーダーの応用を研究。日産自動車株式会社の長期インターンの経験あり。これまで機械学習による画像認識アプリやソフトウェアの開発、顔認識による自動追尾システムの開発などに携わってきた。
ーーなぜTerra Droneのインターンに参加しようと思ったのですか?
清水:インターンするなら、私が思う「イケてる分野」で一番の企業が良いと思ったからです。採用の面談で採用担当の方が時間をフレキシブルに調整してくださったり、親身に質問に答えてくださったりしたので、Terra Droneのインターンに参加したいと思いました。
小池:日本のドローン業界を調べたときに最初に出てきたのがTerra Droneでした。これまで私はドローン本体の開発ばかりに目が向いていたのですが、Terra Droneを知ったおかげでドローンの活用法も考えるようになりました。ちょうどその頃は、アメリカのNASAで火星探査機「Pervaverance」の打ち上げが予定されていた時期で、Terra Droneのテラライダーという測量サービスは、火星探査にも有効だと思いました。ドローンを使った測量やその技術面を学びたいと考えたのが、インターン参加の理由です。
I.Y:複数の理由の組み合わせです。ドローンに興味があったことはもちろんですが、Terra Droneがグローバルに展開するベンチャー企業であることが魅力的でした。
ーーインターンの仕事内容を教えてください。
清水:お客さまのドローンの利用データを取得して、データに撮影日時や位置情報を追加、解析するまでのワークフローの整備や、配布可能なソフトの作成などを担当する予定です。ただ私はまだインターンに参加して1週間なので、まずは業務を一通り理解する段階にありますね。
小池:Terra Droneのインターンに参加して5ヵ月になります。デベロッパーチームで、ドローンのコース間の調整を自動化するソフトの開発に主に携わってきました。いままでドローンのコース間調整は、高額なソフトを購入し手作業で長い時間をかけてやっていました。自動化できれば作業効率が上がるだけでなく、コスト面でも大きなメリットがあります。仕事の目的がはっきりしていたので、高いモチベーションを持って取り組めました。
I.Y:Terra Droneのインターンに参加して4ヵ月になります。Terra Lider Cloudという、クラウドサービスの開発に参加させていただいています。このサービスはドローンレーザで取得した3次元点群をCloud上で解析・表示するものです。今後デジタルツインの普及に応じて、ドローンユーザ以外にもどんどん拡大していくと思います。
👇I.Yさんが取り組むCloudでの点群表示UI
ーーリモートでインターンに参加するのは難しくありませんでしたか?
清水:海外にも複数の拠点を持つTerra Droneでは、プロジェクトをリモートで進めることも多いのでその点はあまり心配ないかと思います。実際私も「リモート」と「時差」の2つのハードルがある中で手厚いサポートをしていただいていますし、毎日楽しく過ごせていますよ。
小池:私も清水さんと同じですね。アドバイザーの方や開発チームの皆さんがとても明るくサポートしてくださり、心強かったです。開発コードの主要部はウィーン工科大学のコードを使っていたので、ウィーン工科大学とも連携しました。Terra Droneのデータ・フォーマットや基準に沿った成果物を出すのは大変でしたが、最終的には実際の点群データのコース間調整ができたので嬉しかったです。
👇小池さんによる点群の高精度化
I.Y:私は日本からの参加なので時差はありませんでしたが、しっかりサポートしていただきました。自分が開発や改修した製品が早いと1週間くらいで公開されて、お客さまに使っていただける点は非常にやりがいを感じます。ドローンの実装作業ではありませんが、飛行や測量に必要な情報を整理・体系化する作業や、取り出した記録情報を元に運用する仕組みをチームで考えることも楽しいです。
ーー将来、Terra Droneでのインターン経験をどのように生かしていきたいですか?
清水:私は将来、自分でプロダクトを作れる起業家になりたいと考えています。ベンチャー企業での開発経験を生かしていきたいですね。エンジニアとしてインターンに参加するのはTerra Droneが2社目で、まだまだ開発経験が浅いので、1日も早くプロレベルまで到達したいです。
小池:博士号に進み制御工学といまの研究をさらに深めて、その分野のエキスパートになりたいです。私が研究している航空宇宙工学とTerra Droneのサービスの方向性は違うものの、同じドローンを活用する技術なので、根幹では通じるものがあると思います。別の大学で研究している友人とも、Terra Droneのインターンで学んだ測量の知識があったおかげでいろいろな話ができました。今後はドローン技術発展のために、Terra Droneで培った知識と経験をアカデミアや産業の中で生かしていきたいです。
I.Y:製品をゼロから完成形まで持っていけるようになりたいです。個人では企業と同じレベルでの実装は難しいかもしれませんが、基本的な要素を網羅的に把握できることは必要なことだと考えています。Terra Droneのようなベンチャー企業のインターンに参加するメリットは、裁量権をもって製品開発の上流から下流までの幅広いレイヤーを経験できることです。実際にも、提案した設計が採用され、実装するところも現在担当しています。これは大学や個人での学習では難しい経験ですよね。また、一人でできることには限界があるので、自分がいなくなっても開発できる体制を作ることはかなり大事なことだと思うようになりました。ひとつの製品をアイディア作りから製品化していく経験や、それをチームでできるように仕組み化する経験はどこでも役立つスキルだと思います。
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