創業からこれまで、誠実にありつづけ、徹底してお客様に向き合うことで私たちは成長を続けてきました。より良いプロダクトを作り込みながら、お客様の声に耳を傾け続けた結果、外部資本の調達もなくSaaS事業でPMFも実現させ、PLGと表現される状態に辿り着きました。
プロダクト一辺倒だった私たちが、これまで以上にお客様に価値を提供していくためにもビジネスチームに大きな期待を持って、チームの立ち上げを始めたことは過去のストーリーで触れました。
参考:https://www.wantedly.com/companies/techners/post_articles/498801
今回は、ビジネスチームへの期待を踏まえた上で、1人目のビジネスチームメンバーに向けた、一緒に取り組んでいきたい具体的な課題の共有と、それに取り組むことがなぜ魅力的なのかを書いていきたいと思います。
この記事を今読んでいる、未来の仲間かもしれないあなたへのラブレターです。
私たちが抱えている、現在の具体的な課題について
現在私たちが提供している美容室向けSaaS KaruteKunは、徹底して誠実にお客様に向き合い続けた結果毎月契約件数が増え続けてきました。解約も同様のSaaSに比べて非常に少なく、安定して事業収益の拡大が続いています。
現在はマーケティングやセールス活動を行わずとも、口コミで利用が広がっていき、さらには競合サービスと比較された際にも十分にプロダクトの優位性があるため、自然と流入が広がっていく状態を作れています。
広がった流入に対して十分に手厚くサポートできていないことが、現在私たちが1番に解消したい課題です(嬉しい悲鳴ではありますが...)。現状KaruteKunに興味を持っていただき、アカウント作成まで進めていただくことはできています。しかしながら、その後お客様にサービス理解度を十分に高くしていただきながら、さらには社内のオペレーションを変えきることまでには障害も多く、手厚くサポートすることが必要と感じております。
具体的には取り組みそのものを、以下のような問いかけとして表現できます。
- お客様にニーズを正確に把握したい。お客様はどんなことを実現したいのか?なぜKaruteKunに辿り着いたのか?
- 上記ニーズを叶えるにあたって、KaruteKunが提供できる価値はあるのか?KaruteKunは最適な選択肢として存在しているのか?
- お客様の現在のオペレーションにおける最大の障害となる箇所は何か?どのように理想的な状態に変化していくべきか?どのような順序・粒度で情報提供を実施していくべきか?
- お客様にKaruteKunの提供したい付加価値が実感されているのか?確かに変化を生み出すことはできているのか?
- ハイタッチ/ロータッチ/テックタッチとどのようなサポート方法が、個々の課題に対して最適か?
上記の問いかけはほんの一例に過ぎません。それぞれのお客様に対して、ベストな解決策を提示し続けることを模索していきたいと考えております。当たり前のような問いかけに思えますが、当たり前のことをどこまでも丁寧に磨き続けていきます。
どのように課題に取り組みたいか
上述の課題にはCEOじゃっきーが自身の時間を可能な限り使いながら、現在も解決のため模索し続けております。じゃっきーも一緒に手を動かし、頭を使い、汗をかきながら、解決に取り組んでいきます。
課題解決のためには、徹底して誠実に、そしてお客様目線に立ち、定量/定性両面で評価をしながら、施策を実施していく必要があります。
例えばですが、CEOじゃっきーのこれまでの取り組みは次に挙げられるようなことを大切にしながら施策実施をしてきました。
- オペレーションや経営の実態など、美容室が直面している状況に圧倒的に詳しいこと
- カルテ管理や売上管理、その他の日々のオペレーション
- オーナーと従業員のそれぞれの抱えている課題感
- 美容室経営のPL/BS/CFなど、事業としての理解
- 施策を定量的に評価できるような分析的なアプローチ
- 効果測定は数字を持って判断
- 自身で分析を行うための評価項目の設定と分析実行
- SQLでの分析クエリ作成やデータ収集の構造理解
- 頭だけではなく、泥臭く手を動かし続けること
- 100個施策実施して、2,3個改善に効けば良いとのスタンス
- 誰かに頼むのではなく、自分自身で施策を実施
- 効果的な施策を横展開するための、委譲前提で業務を設計するスキル
- データだけではなく、実際に店舗に足を運んだり、お客様と対話することで得られる足で得られる情報を重用できること
- 改善は永遠に終わらない、思考を止めたらおしまい
- 作っては壊し、作っては壊し、を繰り返し、そして楽しめること
- 素直に良案に飛びつくこと
- 取り憑かれたように考え続けること
他にもあげればキリがないですが、お客様に価値を届け続けるためにも、妥協なく誠実に改善に取り組むためにはこのような姿勢で取り組みを続けていくことで、本当に意味のある課題解決が実現できると考えています。
一緒に取り組むことで得られること
ビジネスチーム立ち上げにあたって、CEOじゃっきーが知人の会社経営者・起業家・メガベンチャー役員・投資家等20人以上に、ビジネスチームについて詳細なインタビューを実施しました。
インタビューを通じて学べたことを以下になります。
- 自身で手を動かしながら、改善を確実に実現させ、さらにはPLに跳ね返せるような人材は非常に稀有であること(本気で探し求めて、3年で1人見つかれば運が良いレベル)
- 1のような人材に到達する第一歩は、役割が細分化されていない状態で、自身が関与ができる機会を手にいれ、自身で改善に没頭し続けること
- 同じ取り組みを誰かと伴走しながら実現し、少しずつ取り扱える領域を広げていくこと
- 成功体験を得ることでしか、拡がりがあるような経験にはならないこと
じゃっきー自身がエンジニアとしてキャリアをスタートさせてきたため、ビジネス領域は門外漢でしたのでインタビューを実施しましたが、正直なところかなりシビアな内容と感じました。
雑にまとめてしまうと、「役割も定義されていないような若いフェーズに飛び込み、誰か一緒に同じような熱量で没頭し続ける人がいて、その環境で成功を体験することでキャリア開発が進む」と書けます。何重にも運の要素が絡み合い、難しすぎます(余談ですが、もし再現性ある形でこれができるならば、投資家になりたいと思いました)。
しかし同時に、私たちが現在直面している状況はまさにこの理想的な環境に近しいと感じています。
- 0→1フェーズを乗り越えてきた現在のKaruteKunチーム
- ビジネスチームは立ち上がったばかり。役割は必要に応じてこれから定義
- CEOじゃっきーが全力で取り組み続けて、伴走しようとしている
- プロダクトのみでも成長を見せている。手付かずの改善できる箇所が無数に存在している
全力で取り組める環境そのものは用意できていると思います。さらに、誠実にお客様に価値を届けたいと考えているプロダクトチームも立ち上がっています。
一緒に泥臭く、手を動かしながら、誠実に価値を届け続けることに取り組み、稀有な成功体験をチーム全体で獲得していきたいと思います。
一緒に未来を作りませんか?
取り組みたい課題は大きく、そして要求している基準は高く、全力で取り組むに値する環境は"最低限"整備されています。
最後にあえて1つだけ記載したいことがあります。僕自身創業からの5年間で、誠実に価値提供に向き合い続け、時に社内外でぶつかり合い、時に苦しい状況に陥りながらも、必死でもがき続けてきた経験は、かけがえのない人間関係や成功体験をもたらしてくれました。決して条件が良いから、"美味しい"環境だからと選んできた道ではありません。しかし、遠回りに見えても泥臭く1つずつ取り組んできたことで、毎日幸せを実感できながら過ごすことができています。
今この文章を読んでくれているあなたとも、同じように必死に価値提供に取り組み、時に苦しみ、時に喜びを分かち合い、そしてかけがえのない時間を一緒に過ごしたいです。未来を作る仲間として、一緒に私たちと汗をかいてみませんか?