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こんにちは、システム部 糟谷です。6月で夏がすでに本気を出してきていますね🔆
今回紹介するのは、2023年の夏に当社に転職してこられ、間もなく1年を迎えるシステム部の吉田和馬さん。「広く浅く経験を積む」というフェーズから、「何か1つを強みにする」という次なるキャリアイメージを達成するべく、転職活動はもちろん入社後も積極的にビジョンを追求する吉田さんのように、エンジニアとしてある程度キャリアを重ねたときにこそ、一歩踏み出す瞬間が誰しもに訪れるのはないでしょうか。
自身の変化を振り返りながら、当時の出会いや考え、そして新たにSES(System Engineering Service)エンジニアを選択された背景にどんな想いがあったのか、お話しいただきました。転職って大変?SESだとやりたい仕事を選べなくなるのでは?そんな不安がある方にぜひ読んでいただきたいメッセージです。
★index★
1:転職活動のイメージが変わった瞬間
2:SESエンジニアとして働く、新しい選択肢との出会い
3:より理想をかなえるチーム・働き方へ
1:転職活動のイメージが変わった瞬間
▼2023年の7月に入社された吉田さん、インタビュー時点でまだ1年も経っておられませんが、すっかり社内に馴染まれました。今日は当社に入社してからのお話はもちろん、エンジニアとして転職してこられた経験についてもうかがいます。
早速ですが、前職はどのようなお仕事をされていましたか。
-前職でも、現在とほぼ同じ受託開発のシステムエンジニアとして働いていました。
社内でチームを作って、お客様から請け負ったシステム開発のプロジェクトを進めるのが主な業務です。詳細な担当としては、新規案件の開発ではなく、既存案件のシステム保守を請け負う中で改修を行っていました。
▼転職を考えられたのには、どのようなきっかけがありましたか。
-転職した友人から話を聞いたのがきっかけです。
それまで前職の会社に対して、退職につながるような不満は特にありませんでした。
あるとしたら、システム保守や改修業務が続く今の業務ではなかなかスキルアップに繋がっていない感覚や、それが給与にも影響しているという停滞感などはぼんやりと感じてはいました。しかし、それらは大きな不満ではなく、転職活動をする大変さと天秤にかけたときに、一歩踏み出す理由には至らなかったんです。そんな折に友人から転職したという話を聞き、転職活動は自分が思っていたより大変ではないということを知りました。そこから、具体的に転職に向けて動き出しました。
▼「転職活動は大変ではない」とは、どういうお話を聞いて感じられたのでしょう。
-当初持っていた転職活動のイメージは、「新卒のときの就職活動」と同じ、負荷の高いものでした。志望する会社を探し、面接のために前もって準備をして、その会社に行って面接をする。そして面接を通過する・しないを判断され、また次へ…という長いプロセスを想像していました。
しかし、友人が活用したエンジニア向け転職サイトのフローは、まずスキルチェックを受けて、その登録情報を見た企業側からスカウトをいただくという形でした。自分で自分に合う企業や募集をくまなく探すのではなく、自分のスキルセットを登録しておけば、企業がそれを見てくれるわけです。自分のスキルをある程度理解してくれている状態から選考が始まります。そういう動き方なら、思っていたよりもずいぶん楽だなと感じました。
▼想像よりも、行動のハードルが低かったということですね。
当社を含め複数の企業からスカウトメールが届いたかと思います。実際に転職活動を始めてみて、選考の進み方などの実状が予想と異なったことはありましたか。
-話を聞いて予想した形と実際の採用選考が違うということは、ありませんでした。
良かった点は、カジュアル面談で企業の説明を受けてから、その後の選考に臨むか検討できるところです。面談の段階では、まだ自分の中でどこが第一志望・第二志望というのを作らずに話すことができるので、毎回安定したモチベーションで企業との接点を持つことができました。
2:SESエンジニアとして働く、新しい選択肢との出会い
▼当社とのご縁も、スカウトメールから始まり、まずはカジュアル面談で少し話を聞いてみようというのがファーストアクションとなるわけですが、最終的に入社につながったのはどのような点だったのでしょうか。
-そうですね、最終的には「勢い」かもしれません(笑)。というのも、最初に希望していた開発業務とは違うところに、面談した方とのお話の中で着地することになったからです。
一番最初のカジュアル面談では、私は自社サービスである「ふるさと納税メディア」の開発を希望していました。ところが選考の際に、システム部のマネージャーから「吉田さんのやりたいことと、『自社サービスの開発』が合っていないような気がする」というお話があったのです。スキルアップを目指すのであれば、より幅広い案件に携わる機会のあるSESの方が良いのではとご提案いただき、その流れでSESエンジニアの選考を受けました。
▼SESという選択肢が転職当初にはなかったのは、業務内容にマイナスのイメージがあったからでしょうか。お客様企業に常駐して業務を行う形態に、人間関係やチームワークの面で難しさがあるのでは、と懸念される声も転職の場面ではうかがうことがあります。
-いえ、私はSESに対して嫌な印象を持っていたわけではありません。自社サービスの開発の方が良いだろうなという漠然とした印象で、自社サービスを持っている会社に絞るつもりで活動をしていました。スカウトを受けている間も、SESの案件は選択肢にはありませんでした。
しかし、カジュアル面談の場でSESで携わる案件のお話を聞いてみて、SESの方が色々な案件を経験できるという点を意識するようになりました。さらなるスキルアップを目指すなら、SESの方が自分が今やりたいこととマッチしているかもしれない、と考え始めたのです。
選考が進み、SESの事業責任者の方とお話もさせていただきました。そのとき、選考段階にもかかわらず、「弊社では、実際にこういう案件がありますよ」と親身に話していただいたことも大きなポイントでした。そういったやりとりを通して、ぐっと引っ張られた印象が強く、「勢い」という表現をさせていただきました。
▼その時点で、他企業の選考も同時に進んでいたのですよね。
-はい。進んでいたり、内定も出ていてお返事を待ってもらったりしている状況でした。
▼そんな中で当社を選んで来てくださったんですね。ありがとうございます!
当初「想定外」であったSES案件での開発業務を経験して、SESの印象はどう変わりましたか。
-お客様企業には、個人で行く場合と複数名で行く場合があります。個人で行く場合、最初は自分ひとりであることの不安が大きかったです。しかし、実際にやってみると、これまでの仕事とそこまで変わらないということがわかりました。仕事をする中でわからないことがあれば、自社での開発と同じように教えてもらえる環境です。まだ私は現場経験はそこまで多くありませんが、自社のチームで開発するプロセスとイメージは変わらないように感じています。人間関係の部分をハードルに感じる方もおられるかもしれませんが、どちらもやった自分としては、自社での受託開発と変わりませんね。
▼自社サービスの開発とSESの両方を経験された吉田さんから見て、双方どのような違いがあると考えますか。
-個人的には、どちらが良い悪いという優劣はなかったと振り返ります。ただ、世間的にはどうでしょうね。先ほどの話のように、SESに抵抗を感じる方もおられるのかもしれません。
どちらも一長一短、メリット・デメリットがあるなと思います。だからこそ、どちらか1つの選択肢しかないよりは、両方の道がある方が会社にとっても良いでしょうし、エンジニアにとってもありがたいのかな、と思います。当社は自社サービスの開発とSES、どちらのキャリアも選択肢にありますし、SESとして働いても自分の志向や希望に合わせて案件を選択することができますよね。
3:より理想をかなえるチーム・働き方へ
▼そうですね。実際に、入社後最初に担当されたチームからプロジェクトの変更があったかと思います。どのような経緯で担当プロジェクトの変更をされたのでしょうか。
-経験できる業務の方針と自分の希望にややズレを感じ、相談して変更することになりました。
最初はわからないことが多かったので、上長には日ごろから業務状況などの相談をしていました。初めてのことも多く、どういう状況になったら自分の希望を伝えるべきなのかがわからなかったので、今自分が感じていることがプロジェクトを変える理由として大きいのか小さいのか、他の人の視点から見てどうなのかということをたびたび相談していました。
結果として、当初目指していたところから業務が少しズレてきていましたので、タイミングを見て異動となりました。
前職では広く浅く色々なことをやってきたので、次は自分が得意な分野を1つ作りたいという想いがありました。入社後にアサインされた案件は、自分がこれまで触れたことのない技術を見れ、大規模な案件なので幅広い経験ができるという期待がありましたし、実際そうでした。しかし、思い描いていた「得意分野を作る」という部分に関しては満たされていないので、その部分にズレを感じたまま続けていってしまうと、仕事が楽しくなくなってしまうなと感じて早期に相談をしました。
▼チームが変わって良かったことは、業務内容以外にもありますか。
-今のチームはメンバー4人と規模が小さくなったことで、安心感が増しました。何かあったときはまずチーム内で解決に向けて第1ステップが踏み出せますので、安心感とやりやすさがあります。
以前のチームは15人ほどの体制で、人の入れ替わりもあったため、プロジェクトを進める上でコミュニケーションが十分には取りづらく感じていました。今はチーム内に経験やスキルがある方がいます。気軽に相談できる方の存在は大きいですね。
▼少人数ならではのコミュニケーションの仕方がありますよね。ご自身の希望や適性とうまくフィットする転換となったようで何よりです。
そういった変遷を経て、今後、挑戦したいことや目指していることを教えてください。
-まだ模索中ではありますが、フロンドエンドで使える言語をもう1つマスターすることを考えています。ロジカルに考える時間が楽しかったので、最初はバックエンドの方もいいかなと決め切れなかったのですが、最近になって自分にはフロントエンドのほうが向いているなと思うようになりました。まずは新しい挑戦をして、それが「1つの得意分野」になればいいなと思います。
▼今後の挑戦、そしてこれまでのキャリアアップについて、詳しくお話しくださりありがとうございます。
-自分自身、動いてみて初めてわかったことも多いので、今回の話が就職・転職を考える方にとって選択肢が増えるきっかけになれば嬉しいです!
自分で自信をもって得意だといえることを仕事にするのは、時間がかかったりしますよね。
当社であれば柔軟に業務の調整も可能なので、意外と早く見つかるかもしれません。
まずは何を強みにしたらいいんだろう。
これから先、求められることってどんなことなんだろう。
そんなふわっとしたところからカジュアル面談でお話してみませんか?
お話することで、将来の姿の輪郭がはっきりするかもしれません。ぜひ、エントリーください。