1
/
5

プレイヤーの気持ちと責任者の視点で見る、会社と自分自身の「変化」が繋ぐ15年

こんにちは、システム部 糟谷です!

ライフステージの変わり目や自分の成長を考えたとき、自分はどうするべきなのか、どこに立つべきなのかと悩む瞬間は誰しもに訪れます。今回お話をうかがうのは、執行役員の阿部純也さん。新卒でユニメディアに入社し、プレイヤーからマネージャー、そして事業統括を担う執行役員として、15年間会社の変化・成長を見てきた阿部さんにも、そんな瞬間はあったのでしょうか。会社や人生の節目にどのようなマインドで向き合ってこられたのか、そしてひとりひとりの人生をユニメディアという組織がどのように守っているのか。「当社のエンジニアは事業推進のパートナーだ」とおっしゃる阿部さんの想いを紐解きます。
※インタビューは2024年3月に実施しております。


★index★

1. 新卒入社から15年、ユニメディアでの経験を振り返って
2. 事業のパートナーとしてのエンジニア
3. 変化に適応できる会社、そして自分であるために

1. 新卒入社から15年、ユニメディアでの経験を振り返って

▼初めに、阿部さんの入社以降の経歴を教えてください。

振り返れば2007 年の 10 月に内定が決まり、内定者から3名インターンができるということで手を挙げたのが始まりです。2008 年に新卒でユニメディアに入社し、成果報酬型の広告、プロモーション支援を中心に 2 年間経験を積みました。その後、会社自体の組織や事業変革に伴い、入社3 年目となる 2011 年に、メディアソリューション事業の事業責任者としてユニットマネージャーの任に就きました。その後は広告事業を中心に、外部パートナー企業とのアライアンスによる事業拡大を進めておりました。それから、2016 年 10 月に当社執行役員に就任し、現在は6事業に携わっています。

▼3年目という早期に事業部長職に就かれたわけですが、その際の経緯をうかがえますか。

当時の私は経営や事業方針に直接関わる立場ではありませんでしたが、組織体制の変更のタイミングで事業部制から少人数のユニット制に変わり、意思決定などの事業推進のスピードを上げていくことでこれまでよりもフラットな組織にすることを会社全体で目指していました。小さな単位になった分ユニット数も増えましたから、マネジメント経験が浅い私も推薦していただけたのだと思います。

▼それまでの営業力や事業への推進力が評価されたのですね。
その後、現在はどのようなお仕事をされているのでしょうか。

大きく分けると3事業、「プラットフォーム事業」「メディア事業」「広告事業」において、アライアンスの担当領域を広げています。具体的には当社と外部パートナーとのアライアンス、クラウドソーシング、ふるさと納税ポータルサイトの「ふるさとプレミアム」、自社メディア、通信事業者のコンテンツを中心としたマーケティング支援、新規領域の6事業を対象としています。
事業の拡大と共に部下の数も増え、3年目のあの頃からは想像もしていない規模になったと感じています。

▼特に印象深い事業・プロジェクトや、仕事での失敗談はありますか。

今思えば、毎日が失敗の連続でした。
特に難しかったのが、デバイスの変化への対応でした。当社は創業当初から成果報酬型のビジネスを手掛けてきましたが、世間がガラケーからスマートフォンに移行していった際、社内の方針転換があまりうまくいきませんでした。ガラケー時代は、キャリアプラットフォームの枠組みの中で提案を行っていました。
しかし、スマートフォンが普及したことで、コンテンツの多くはアプリ化し、PCサイトをスマートフォンでも閲覧できることもあり、広告提案はガラケーのときよりぐっと自由度が高まりました。まだスマートフォンユーザー数が多くはないタイミングで集客手法を大きく舵を切った事業者さんも多かったと思います。しかし、当社は当時リソースが足りず、他社と差別化できるだけの営業手法を準備できてませんでした。今となれば、海外の先行事例などを踏まえて、もっとできることはあったと思っていますが、時代の変遷の渦中においてはなかなか難しいことでした。

転機になったのは、キャリアプラットフォーム上で取り放題の月額定額制サービスが登場したことです。このタイミングで、これまでの既存の枠組みの中でシェアの奪い合いをするような施策から脱却し、私たち独自の強みを活かした取り組みを模索することができました。
私自身も他社に出向しながら、当社の新たなビジネスモデルを0から創出することに携わりましたので、その大きな変化は印象深く記憶しています。
このあたりから、社会的にはまだ新しいアライアンスの取り組みを様々な分野で推進できるようになりました。今でこそポピュラーになっていますが、13、4 年前は外部パートナーとのアライアンスによって事業やサービスをスケールさせる機会はあまりなかったと思います。

当時既にネット系広告のベンチャー企業は数多くある中、自分たちが大手企業とアライアンスを組めるなんてことは、夢のような展開でした。今は社内で皆が当たり前のようにその規模の話ができています。今に繋がる、その土台を作れたことは良かったですね。
このアライアンスのモデルがあることで、短期的には収益が落ちたとしても、中長期的にはビジネスを継続・成長させることができる、そんな可能性を示唆できたと思います。

2. 事業のパートナーとしてのエンジニア

▼幅広い領域をマネジメントする事業サイドから見て、自社サービスを支えるエンジニアとはどのような存在でしょうか。

私自身、各領域で開発部門の方々と関わる機会は非常に多いです。しかし、「エンジニア」=「ただものづくりをする人」としては見ておらず、ひとりひとりをプロフェッショナルな事業推進パートナーとして捉えています。共に事業目標を共有し、一緒に仕事をしております。

▼事業を推進する上で、どのようなエンジニアがいてくれたら心強いでしょうか。

質問から外れてしまうのですが、そもそも自分が相手に対して「こういう人でいてくれ」とリクエストするような立場だという認識をあまりしていません。新卒で入社して、自分が誰よりも新人であるという立場からスタートしていますから、その感覚が今でも変わっていないのだと思います。
執行役員としてもちろん組織については考えますが、個人から個人に向けての教育や指導なんていうのは、どうにも大げさで、自分にはおこがましいように感じてしまうんです。
とはいえ、実際に当社エンジニアのみなさんの顔を浮かべていったときに、ここが頼もしいと感じている部分はお伝えできます。それは、事業理解が深く、同じベクトルを向きながらも、技術的な観点で最適解を出してくれるところです。これは非常にありがたいです。
今後、当社で新たな事業展開をする際、事業サイドからは出てこない解決方法が彼らエンジニアサイドから出てくることで、きっと課題解決の幅が広がるだろうという心強い期待を感じています。

3. 変化に適応できる会社、そして自分であるために

▼ここからは働き方についてお尋ねします。現在38歳で子育ても経験しておられる阿部さんですが、20~30代の時期は、仕事の幅を広げる目的や、結婚や子育てのために転職を考える方も決して少なくないと思います。新卒入社からこれまでユニメディアで働き続けてきた阿部さん自身も、どこかのタイミングで「転職」について考えることはあったのでしょうか。

本気で転職について考える機会はありませんでした。常に「今を何とかしなきゃいけない」という気持ちのほうが強かったです。こうして当社で働き続けているのは、社長の人柄と「情報流通にイノベーションを起こしたい」という高い志に感銘を受けたからだと思っています。

入社以降、会社が危機的状況になったときもありましたが、それを理由に離れるという考えもありませんでした。その当時は具体的に状況を把握する立場でこそありませんでしたが、話を伝え聞いたときに思ったのは「これは何とかしないと」でした。そこに他のキャリアの選択肢は出てきませんでした。結果、社長の人柄ですね(笑)。

▼これから子育てやプライベートなど生活の変化に直面する世代の個人の成長と会社の成長の両面を考えたとき、どのようなフォローができると良いと考えておられますか。

個人や社会の変化に順応した働き方ができるようにしたいです。
当社はすでにフレックスタイムの利用も推進されており、休暇も取りやすい環境だと思います。また、コロナ禍以前のリモートワークが主流ではなかったときに、2人目の子供が生まれるにあたって会社に相談したところ、世間に先駆けて在宅勤務も可能になりました。
制度ありきというよりも、自分を含めて「その人が何を大事にするか」が重要だと思っています。ワークライフバランスを大事にしたい方も、仕事に力を入れて自分のキャリアを積み重ねていきたい方もどちらもいらっしゃるでしょう。優先すべきことがそれぞれ違うだけで、どちらも仕事をおざなりにしようとは思っていないし、プライベートを後回しにしようとも思ってないはずです。私もその気持ちはわかるので、事業の重要度や優先度を見ながら、うまくバランスをとっていきたいと思っています。

変化する環境の中でどのように自分が適応していくか、という考え方が必要なのかなと思います。そしてその個々の努力や試行錯誤に対して、組織としても応えていける柔軟性を常に模索していきたいです。

▼代表の末田さんが2024年の年頭の挨拶で話された「変化なくして成長なし、変化なくして進歩なし」に通じますね。

そうですね。変化に対して順応し、自分が追いついていくことが、継続の秘訣なのだと思います。
何かを続けていくことは、一般的に「忍耐」や「我慢強さ」だと捉えられがちですが、私は「変化し続けられるかどうか」が鍵だと思っています。そういう風に考えてくれる方と一緒に仕事ができると嬉しいです。

阿部さんに今回のインタビューをお願いした時に「自分では人選ミスなのでは?」と控えめな一言からインタビューが始まったのですが、入社からこれまでのお話は、納得感のあるものが多かったです。諸事情ありすべてを記事化できないのが残念です!
そんな阿部さんと「今を何とかしなきゃいけない」と一緒に頑張ってくれるエンジニア大募集中です!
御興味のある方は、ぜひカジュアル面談でお話しましょう!

このストーリーが気になったら、遊びに来てみませんか?
裁量広く、やりがいある!お客様と二人三脚できるWeb開発エンジニア募集!
株式会社ユニメディア(テックコネクト)では一緒に働く仲間を募集しています

同じタグの記事

今週のランキング

糟谷 智子さんにいいねを伝えよう
糟谷 智子さんや会社があなたに興味を持つかも