あけましておめでとうございます!
いつもは生活のことについて投稿しているこのnoteですが、せっかく新年なのでタスカジの今後の展開について書いてみようかと(その2)
その1はこちらを御覧ください
家事代行を取り巻くここ数年の変化
私達がタスカジを始めた7年前。家事をアウトソーシングすることは平たく言うと「駄目なこと」でした。
仕事と家事と子育ての両立で生活が立ち行かなくなり辛い状態だったのでやむなくタスカジを利用していたが、それをこっそり周りに隠している人もいました。
当日は家事は家族で完結しなくてはいけないという思いが根強くありました。
いまは価値観の多様化が進み、家事代行を利用することも随分と一般的になってきました。
「逃げ恥」、「私の家政夫ナギサさん」、「家政夫のミタゾノ」、「家政婦のミタ」などのヒットドラマによる効果や、タスカジからたくさん排出した「伝説の家政婦」たちのメディアなどでの活躍で、人々の意識が急速に変化していきました。
実用化が急激に進んでいる、家事分野の家電イノベーション
一方で、家事の自動化・ロボット化も凄まじく発展しました。
代表的なところだと、ルンバを始めとするお掃除ロボット。
お掃除ロボットは15年以上前からあったけど、自動ゴミ収集ステーションを搭載したモデルが出てきています。これによりロボットのメンテナンスが毎日から月1回に劇的に減り、家事プロセスが大きく変わりました。1ヶ月なにもしなくても毎日床がきれいってイノベーションですよね。
こんなふうに家事プロセスが大きく変化するのは、食器自動洗浄機、自動洗濯乾燥機の次に来た大きな機械によるイノベーションと言って過言ではないと思う。
我が家も早速自動ゴミ収集ステーション付きのモデルに買い替えて、毎日私達家族がでかけている間、お掃除ロボット次郎(ニックネーム)が頑張って掃除してくれている、愛すべき我が家のロボットとなっている。
我が家で導入したのはこちら。DEEBOTです。
他にも、各社から自動洗浄機能付きのにユニットバスなるものもあります。なんと毎日バスタブと床を両方とも掃除してくれます。
例えばTOTOだと、水から電気分解で生まれる次亜塩素酸で毎日自動で除菌してくれるのだそう。
リンク先の動画ぜひ見てください。お風呂掃除から開放されるだけでなく、絶対カビ生えなさそう。
※こちらは自身で使用したことはありません。
掃除といえば、なかでも水回りの掃除(お風呂、トイレ、キッチン)が一番時間がかかって大変な領域と言われていますが、今後はこうやって自動化が進んでいくんだなと感じています。
IOTデバイスやスマートスピーカーによるスマートホームの発展
家の中で「目に見える家事」の代表格である「掃除」が現実的に機械化される流れがある中で、実は「目に見えない家事」分野でも自動化・機械化は進んでいます。
自動で照明をオンオフし、音声で冷暖房をコントロールし、玄関の鍵の開けしめを自動化し宅内の在庫を管理して自動発注します。
それが、スマートホームの発展です。「ok google」「アレクサ」「google home」「アマゾンエコー」などで呼ばれるスマートスピーカーなどはテレビに搭載されていたりと、身近になってきていますよね。
スマートホームの範囲は広く、例えば以下のようなものがあります。
ホームゲートウェイ(ハブ)スマートロックセンサー類カメラAIスマートスピーカースマートリモコンスマートライトスマートスイッチスマートカーテンスマートプラグエアコン給湯器インターホン窓シャッターロボット掃除機
wikipediaより引用
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0
我が家でも、スマートロック(セサミ)・センサー類(Netatmo)・AIスマートスピーカー(アマゾンエコー、google home)・スマートリモコン(NatureRemo,SwitchBot)・スマートライト(Ikea home smart)・スマートカーテン(SwitchBot)・スマートプラグ(Meross)・ロボット掃除機(DEEBOT)とたくさんのデバイスを導入し、自動化しています。
朝起きる時間にカーテンが自動で開き、夜になると閉じます。朝になるとリビンクの電気が付き、夜になると少し薄暗いライトになります。寝る前の23時にはロマディフューザーが5分間オンになり、部屋がバラの香りで満たされます。「アレクサ、おやすみ」というと、家中のライトが消えます。クリスマス時期にはツリーのライトも合わせて消灯します。1時間おきに、アレクサがチャイムを鳴らしてくれて、オンライン会議に遅れず参加できます。
スマートホームはまだ一部のアーリーアダプターに利用されているのみ、というフェーズかもしれませんが、今後様々なサービス・プロバイダーによって使いやすいソリューションでパッケージングされてキャズムを超えていきそうです。
例えば東京電力の「離れて暮らす親の見守りに「遠くても安心プラン」」など。
今後のタスカジはイエナカのサポート領域を拡大していく
そんな大きな変化がじわじわとイエナカに迫り、家事のあり方というものも変わってきています。
今までは、どこまでを自分と家族が担当するのか、どこから家族外の人に担当してもらうのか、という切り分けが中心でしたが、さらに、どこを自動化するか、という判断も必要となってきました。
また、自動化しても最終的なチェックやこびりついた汚れなどの例外処理はまだまだ人でが必要な領域が残っていて、誰が担当するのかという、新たな仕事も発生しています。
家事代行サービスはこういう変化に少しづつ対応していかねばなりません。
人手でサポートできるところに加え、人と機械がコミュニケーションして、共同作業を行っていう必要があります。
機械に置き換わった箇所は機械に任せ、代わりに新しい領域である、機械ができないところや機械をマネージメントする仕事を担当していくことになるでしょう。
現在のタスカジは家事代行のマッチングプラットフォームでしたが、このような機械とコミュニケーションが取れるプラットフォームに進化しかねばなりません。
そして、機械とのコミュニケーションのみならず、サービスとの連携も進め、イエナカのお困り事すべてをサポートできるプラットフォームに進化ししていく必要があるのです。
「タスカジ」というイエナカのお困りごとを全部サポートするプラットフォームが提供する価値
このプラットフォームが完成し、様々なデバイスとサービスが相互にコミュニケーションすることができるようになると、どのようなことが可能になるでしょうか。
例1 家事代行サービス ✕ スマートホーム
家事代行サービスを依頼する際に、スマートロックの操作権限をハウスキーパーに一時的に貸し出し、不在でサービスを受けるという連携方法です。こちらはすでに実現している家事代行サービスもあります。
例2 家事代行サービス ✕ EC
家事代行サービスの中でも料理・作り置きを依頼する際は、ハウスキーパーから事前に指定のあった依頼側は食材の準備が必要となります。
食材リストから自動で注文が走りサービス提供日当日に自宅にとどくという連携方法です。こちらもすでに実現している家事代行サービスもあります。
その他、家事代行サービス ✕ 宅配クリーニングや不用品買取サービス、EC✕スマートホーム、スマートホーム✕宅配サービス、など様々な組み合わせが考えられます。
タスカジではイエナカDXの実証実験を東京都とスタートさせています。
これによって、大きな変化を受けるのはどのような人たちでしょうか。
まず、一番大きいのは、お年寄り世帯の介護です。遠隔に住んでいたとしても、子供と親がコミュニケーションをいまよりももっと蜜に取ることが可能になります。介護事業者と被介護者のコミュニケーションも今より促進されるでしょう。
次に、共働きや子育て中で、多忙で、あらゆる方法で生活を充実させる時間を捻出したい世帯です。家庭内のオペレーションのなかで、繰り返し同じことを行うタイプの作業が自動化されていき、できた余裕時間で興味を持つことにより多くの時間をシフトすることができます。
私達は拡張していくプラットフォームで「持続可能な生活」を現実的な形で実現したいと思っています。
世界を変える取り組みに一緒にチャレンジしてくれる仲間を募集しています!
で、です。私達は、いまこの「世界を変える取り組み」にチャレンジしようとしていて、一緒にこのチャレンジをしてくれる仲間を募集しています。この投稿にピンと来た方、wantedlyで連絡ください。
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